元勤務先社長から500万円恐喝未遂 容疑の男逮捕=奈良
2014.12.31 大阪朝刊
元勤務先の会社社長から500万円を脅し取ろうとしたとして、高田署などは29日、大阪市西成区の無職K容疑者(53)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。K容疑者は容疑を認めているという。
発表では、K容疑者は26日、東京都新宿区の郵便局から、大和高田市内にあるプラスチック製造会社の男性社長(44)宛てに「新宿の喫茶店まで500万円を持って来い。持って来なければ会社に火をつける」などと書いた封書を郵送し金を脅し取ろうとした疑い。
封書の差出人に本名が書かれていたことからK容疑者の犯行がわかった。K容疑者は約20年前に同社で働いていたことがあるといい、「人生を棒に振ることになった仕返しをしようと思った」などと供述しているという。
事件事故ファイル2014 (下) 死亡事故 遺族の悲しみは癒えず
2014.12.31 朝刊
【愛知県】師走の夕刻、安城市内の信号機のない市道交差点。この場所で半年前に死亡事故が起きたことが忘れられてしまったのか、無灯火の車が勢いよく通り過ぎていく。横断歩道が近くにあることを示す「◇(ダイヤモンドマーク)」の標示が路面に塗装されているが、減速して通過する車はほとんどない。
この交差点で亡くなったのは、七十八歳の男性だった。六月二十五日午後五時半すぎ、コンビニの前にある横断歩道を渡ろうとして右側から来た軽自動車にはねられた。
男性は「散歩に行く」と言って自宅を出た。交差点まで約一キロの道中は水田が広がり、見晴らしもいい。男性はあぜ道を歩いたのだろうか。そう考えながら実際に現場まで歩いてみると、交通量が多い交差点が男性の散歩コースにとっての「難所」に思えてきた。
今月、男性の自宅を訪ねた。呼び鈴を鳴らすと女性が窓から顔を出した。事故で夫を奪われた妻の世話をするヘルパーだった。「亡くなったおじいさんのことで話を伺いたい」と伝えると、ヘルパーは首を横に振った。事故から半年がすぎても、妻はまだ話をできる状況ではない。
名古屋市北区の交差点では一月上旬、七十九歳の男性が亡くなった。やはり横断歩道を渡ろうとして、軽自動車にはねられた。近くの菓子店主は事故のことを覚えていた。「この交差点は横断者がいても車が止まらない。本当に危ないよ」。安城市の現場と同じように「◇」の標示があっても、どの車もスピードを緩めない。
男性の自宅は現場のすぐ近くだった。訪ねた記者に遺族が向けたのは「何も話すことはない。事故を減らすための取材をするのなら、はねた車の人間のところに行って話を聞くべきだ」とのひと言だった。
十二年連続の全国ワーストが確実になった愛知の年間交通事故死者数。今年は今月二十五日現在で四万五千二百六十六件(暫定値)の人身事故が発生し、二百人が亡くなった。死者数そのものは十年前と比べて半減し、今年は前年の二百十九人を下回る見込みだが、県警や行政の啓発活動とは裏腹にワースト脱却への道のりは遠い。
死亡事故の中でも特に目立つのは、高齢者と歩行者が犠牲になるケースだ。死者の年齢別では六十五歳以上が六割近くを占め、形態別では歩行中にはねられる事故が四割を超えた。いずれの割合も過去十年で最も高く、自動車同士の衝突事故が減少する一方で、交通弱者が事故に巻き込まれる傾向が強まった。
県警は今年、交差点などでの対人事故を減らすため、車が横断歩道を渡る人を優先しないで通行する「横断歩行者妨害違反」の取り締まりを強化した。検挙数は二十五日現在の暫定値で、前年同期比約八千四百件増の一万三千九百五十五件に達している。
死亡事故を伝える新聞記事は大半が小さな扱い。その中の幾つかの現場を訪ねて感じたのは、現場が日常を取り戻している一方で、残された家族の時間は止まったままだということだ。全国ワーストが続いた二〇一四年は大みそかの今日で暮れるが、新しい年に悲しみを繰り返さないためには、ハンドルを握る全員が「人に優しく」の原点に立ち返るしかない。(細井卓也)
【9月】
3日 東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で石炭塔が爆発し、15人負傷。県警が業務上過失傷害容疑で捜査。同製鉄所では1~7月にかけて計4回、黒煙が大量に発生するトラブルも
【10月】
14日 東海北陸厚生局麻薬取締部が危険ドラッグを製造したとして、薬事法違反容疑で石川県七尾市の男ら2人を逮捕。製造容疑での逮捕は全国初
31日 名古屋市中区のキャバクラ店で客の男性に飲食代355万円を支払うよう脅し、暴行したとして元店長の男(28)ら3人を恐喝未遂と傷害容疑で逮捕
同月末ごろ 今年の県内のニセ電話詐欺被害が過去最悪だった2004年の年間21億1090万円を突破
【11月】
11日 JR東海に「線路内に人がいる」などとうその電話をかけ、列車運行を妨げたとして業務妨害容疑で清須市の無職の男(29)を逮捕。その後、線路に自転車を放置した電汽車往来危険などの疑いで再逮捕
22日 名古屋市の河村たかし市長が保存を訴えていた同市中村区の料理店「鳥久」の旧店舗が全焼。県警が失火と不審火の両面で捜査
【12月】
7日 女子高生による接客を売り物にした名古屋市の「JK(女子高生の意味)ビジネス」店で働いていた高校2年の女子生徒2人を「不健全就労」で県警が初めて補導
19日 名古屋・守山署が事件捜査で集めた証拠品を検察庁に送致せず、捨てるなどしていたとして証拠隠滅の疑いで、同署刑事課の男性警部補(53)を書類送検
22日 名古屋市中村区の民家で、この家に住む男性(52)が胸を刺されて死んでいるのを知人男性が発見。県警が殺人事件として捜査(年齢などは当時)
恐喝の疑いで大学生逮捕
2014.12.30 朝刊
【福井県】福井署は28日、恐喝の疑いで福井市の男子大学生(19)を再逮捕=別の恐喝容疑で逮捕=し、同市学園3、大学生I容疑者(21)を逮捕した。
逮捕容疑では、10月26日午前1時ごろ、同市光陽2のコンビニ駐車場で、たまたま会った知人男性(19)に言い掛かりをつけ、ATMで金を下ろさせて、3万9000円を脅し取ったとされる。
署によると「脅しても金を取ってもいない」と容疑を否認している。
事件事故ファイル2014 (上) 急増ニセ電話詐欺 リスク冒さず楽に稼ぐ
2014.12.29 朝刊 1
【愛知県】事件は世相を映す。ハーブと称した「危険ドラッグ」が社会問題化し、親心に付け込む「ニセ電話詐欺」の被害額は過去最高に達している。子どもと女性を狙う犯罪は後を絶たず、交通事故は高齢者が被害に遭うケースが目立つ。間もなく暮れていく2014年。現場を見た記者たちが取材ノートをあらためて開き、今年の事件・事故を振り返る。
「お金は持ってきましたか」
サッカーのワールドカップ(W杯)がブラジルで熱を帯びていた七月初旬。名古屋市名東区の地下鉄駅に呼び出された七十代の女性に、男(46)が近づき、声を掛けた。息子の「代理人」を名乗るこの男に女性が封筒を見せた瞬間、私服の警察官が男を取り囲んだ。
男はニセ電話詐欺の被害金を回収する「受け子」だった。女性は「息子」と名乗る別の男から「会社で得意先とトラブルになった。代理人を行かせるから百五十万円を渡してほしい」との電話を受け、慌てて銀行の窓口で金を下ろした。子どもを心配する親心に付け込む卑劣な犯行だが、高額の引き出しを不審に思った行員が女性に経緯を尋ねて「詐欺だ」と見破った。
銀行からの通報で駆けつけた県警の捜査員は、女性に「だまされたふりをして犯人をおびき出してほしい」と求めた。張り込みに気付かずに現金を受け取ろうとした「受け子」の男は、詐欺未遂容疑で逮捕。暴力団の組長と判明したが、息子を装って女性に電話をかけた別の男などについては「よく知らない」と繰り返したという。
六百六十九件、三十四億一千三百万円。県内で今年発生したニセ電話詐欺の件数と被害総額だ(十二月二十六日正午現在)。昨年同期に比べて二百七十八件、十五億四千七百万円も増加し、過去最悪だった二〇〇四年の年間被害額二十一億一千百万円を大きく上回っている。
全国の被害額は五百億円に迫り、やはり過去最悪を記録した。銀行の窓口や現金自動預払機(ATM)から振り込ませる手口が横行していたが、指定した場所に被害者を呼び出して直接受け取る手口が急増。だまし取った金が暴力団に流れている可能性も指摘されている。
被害が拡大する一方で、捜査には難しさがつきまとう。県警による今年十一月末までの詐欺犯の検挙数は六十件、計五十三人で、昨年と同水準。うち約三十人は名東区の女性と同じように「だまされたふり作戦」で逮捕したが、大半が見張り役を含む末端のメンバーで、グループの全容解明には至っていない。
詐欺グループは電話をかける「かけ子」や金を取りに行く「受け子」のほか、架空名義の携帯電話や高齢者宅の名簿を提供する「道具屋」など複数の組織が裏で手を組んでいる。県警幹部は「顔が見える受け子の検挙は進んでいるが、分業体制ともいえる組織の複雑さが上層部への捜査のハードルを上げている」と打ち明ける。
防犯カメラの設置などで強盗や恐喝などの手荒な犯行が全国的に減る一方、犯罪者たちは電話のやりとりで多額の現金をだまし取れる詐欺に目を付けた。県警幹部はニセ電話詐欺が急増した背景を「犯人側は危険を冒して金を奪うリスクより、捕まる危険性が比較的低く、楽に金もうけできる詐欺の方が割に合うと考えているのではないか」と推測する。
ただ、組織的な犯行だけでなく「最近は素人による模倣犯も増えている」。親元を離れて暮らしている人たちに「不審な電話がかかってきても取り合わないよう、両親にあらかじめお願いしておいてほしい」と呼び掛けている。(鈴木龍司)
【1月】
14日 インターネットバンキングの不正送金事件で、求人メールで「運び屋」を募り、違法収益を海外に送金する「マネーミュール」と呼ばれるマネーロンダリング(資金洗浄)の新手口でフィリピン人の男(32)を逮捕。摘発は全国初
23日 稲沢市のゴンドラ式立体駐車場で、軽乗用車を出庫しようとした女性(84)が突然上昇したゴンドラから転落し、死亡
24日 神奈川県逗子市で2012年、女性(33)が元交際相手の男(40)に刺殺されたストーカー事件で、同市役所から不正に女性の個人情報を聞き出し、男に伝えたとして偽計業務妨害の疑いで東京都の探偵の男(60)を逮捕。愛知県警による不正な個人情報ビジネスの捜査で浮上
同日 春日井市のアパートに住民の男が猟銃を持って立てこもる。県警は14時間後に男の身柄を確保し、銃刀法違反の疑いで逮捕
【2月】
12日 小型船の名義を偽って漁船登録したとして有印私文書偽造・同行使などの疑いで、県漁協連合会会長だった男(69)と指定暴力団Y組系組長の男(50)らを逮捕。いずれも処分保留で釈放
17日 豊橋市のトラック運転手の男(34)が生後7カ月の三女を暴行し死亡させたとして逮捕、起訴された事件で、男が次女(1)も暴行して死なせたとして傷害致死容疑で再逮捕
23日 名古屋駅前の笹島交差点の歩道に乗用車が突っ込み、13人がけが。運転していた男(30)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕。「人をはね、殺すつもりだった」と供述
25日 元交際相手の裸の写真などをインターネットのサイトに無断で投稿する「リベンジポルノ」と呼ばれる手法で名古屋市の女性の名誉を傷つけたとして、埼玉県の無職の男(46)を逮捕
【3月】
3日 外国人の在留資格を証明する「在留カード」を自宅で偽造、密売したとして、入管難民法違反の疑いで名古屋市千種区の中国人の男(35)を逮捕。国内の偽造拠点の摘発は全国初
5日 豊田市の山林に小型飛行機が墜落。機長の男性(76)ら2人が死亡
18日 豊川市の民家が5日に全焼し、焼け跡から首を切られた住民男性(61)の遺体が見つかった事件で、男性の妻を殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で元部下の男(42)を逮捕。後に、男性を殺害して現金などを奪った強盗殺人容疑で再逮捕(年齢などは当時)
追跡=浜松・少年ら集団暴走事件-暴力団が多額金銭要求 工面で別の犯罪の恐れ
2014.12.28 朝刊
浜松市内でオートバイを連ね暴走したとして、二つの暴走族グループのメンバーら計24人が道交法違反の疑いで浜松中央署などに逮捕、書類送検された事件。両グループは暴走行為をするため地元の暴力団組員に多額の金銭を支払っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。多い時は十数人で月70万円ほど要求されたといい、同署幹部は「暴走族が金を工面するため、窃盗や恐喝、強盗など別の犯罪に手を染める可能性もある」と警戒を強めている。
捜査関係者によると、暴走族は「美走愛(びそう)」と「乱華鬼(みかづき)」の2グループで、ともに毎月組員に金を納めていた。約70万円要求された美走愛は当初、1人当たり月5千円程度だったのが徐々につり上がっていった。
グループには中高生も多く、用意できない時はリーダーに「やくざを連れてくる」などと脅されていたらしい。メンバーの多くは取り調べに「たくさん要求されて嫌だった」と話したという。
暴走族に加わらず、あるいは入っても暴力団に金を納めず暴走行為をすると、組員から暴行などの嫌がらせを受けるという。暴力団の多い浜松市内は特にこの傾向が強く、近年は暴走族の規模が縮小する中、資金源を確保しようと組員の締め付けも強まっているとみられる。
捜査関係者は「暴力団に金が流れるだけでなく、少年たちが暴力団の世界に取り込まれる危険もある」と警鐘を鳴らしている。
恐喝未遂で起訴=埼玉
2014.12.27 東京朝刊
さいたま地検は26日、東京都東村山市久米川町、輸入雑貨販売業T容疑者(69)を恐喝未遂罪でさいたま地裁に起訴した。
起訴状などによると、T容疑者は10月17日と11月5日の2回、スーパーマーケット「ヤオコー」の川越市の本社に「これは脅迫状です」「6000万円を出してくれるよう要求します」「要求を受けないときは客の家を爆破する」などと書かれた脅迫状を東村山市内のポストなどから郵送し、現金を脅し取ろうとしたとされる。
都内の「暴力団勢力図」変化 後絶たぬ犯罪、警戒緩めぬ警視庁
2014.12.25 東京朝刊
今年は特定危険指定暴力団K会の東京進出が表面化するなど、都内の「暴力団勢力図」にも変化がみられた1年だった。暴力団対策法の改正や暴力団排除条例によって活動の幅が狭められている暴力団だが、組関係者らによる犯罪は後を絶たず、警視庁では摘発と警戒の手を緩めず取り締まりに当たっている。
◇
◆K会
北九州市に本部を置くK会が関東に進出し、都内にも事務所を構えている事実が今年、表面化した。K会は台東区と千葉県松戸市に事務所を置き、構成員と周辺者が関東に50~60人いるとみられている。
警察当局と激しく対立するK会は、暴力団排除に取り組む一般市民に対しても拳銃を発砲したり、手榴(しゅりゅう)弾を投げ付けるなど、凶悪性が高いことから、全国で唯一、特定危険指定暴力団に指定されている。
警視庁は10月27日、労働者派遣業者が違法に得た利益の一部を受け取っていたとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)容疑で、K会系組員(36)を逮捕。同月30日には、実態把握と取り締まり強化のため「K会対策室」を設置している。
◆K会
錦糸町にあるキャバクラの店長(29)らからカネを脅し取ろうとしたとして、警視庁は同月下旬、恐喝未遂容疑で、指定暴力団山口組K会系組員(34)=名古屋市昭和区=ら男3人を逮捕している。
錦糸町と歌舞伎町、渋谷、池袋、上野、六本木の6地区では、警視庁が街頭防犯カメラシステムを運用し、犯罪抑止に特に力を入れている。警視庁は、Y組の有力傘下組織であるK会が、みかじめ料を取るため錦糸町の繁華街に進出を図っているとみている。
名古屋を拠点とするK会は、現在のY組のトップとナンバー2を“輩出”。平成22年には当時の安藤隆春警察庁長官が「K会の弱体化なくしてY組の弱体化はなく、Y組の弱体化なくして暴力団の弱体化はない」などと発言した組織であり、警視庁関係者は「都内の繁華街でのK会の動きは、常に注視している」と話している。
◆S会
全国の暴力団のうちで、Y組に次ぐ人員を抱え、港区赤坂に本部を置く指定暴力団S会の会長が4月、交代した。警察関係者は「使用者責任と関係があるのでは」と推測する。
暴力団トップの使用者責任とは、トップが関与していなくても、組員の行為による損害の賠償責任をトップが負うというもの。民法の「使用者は、被用者が事業の執行について第三者に加えた損害の賠償責任を負う」との規定に基づいている。20年施行の改正暴対法で、抗争の巻き添えだけでなく、組員が暴力団の威力を悪用した資金獲得活動で他人の生命や財産を侵害した場合も、トップの賠償責任追及がしやすくなった。
24年には、建設会社との間で仕事上のトラブルを抱えた男性から仲裁交渉を委託された弁護士が、S会系の組長に交渉を妨害されたとして、当時のS会会長を相手取り1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こし、会長側が300万円を支払うことで和解が成立している。
会長の代理人は当時、「使用者責任を問う近年の流れもあり、円満に解決するため和解した」と説明しており、警察関係者は「前会長が使用者責任を忌避していたことも、会長交代と何らかの関係があるのではないか」と推察している。
◇
【用語解説】暴力団対策法
平成4年に施行され、指定暴力団の指定が可能となった。24年には5回目の改正が行われ、指定暴力団を「特定危険指定暴力団」と「特定抗争指定暴力団」に、新たに指定できるようになった。指定暴力団は現在、全国に21団体ある。
十分な証拠なく不起訴 風俗業者恐喝未遂 広島地検
2014.12.25 朝刊 不起訴・釈放など
十分な証拠なく不起訴
指定暴力団KのM組とA組が共謀し、派遣型性風俗営業のデリバリーヘルス業者からあいさつ料を脅し取ったとされる事件で、広島地検は24日までに、組織犯罪処罰法違反(組織的恐喝未遂)容疑で逮捕、送検された広島市安佐南区の風俗業男性(34)=処分保留で釈放=を不起訴処分とした。「共犯と認定して起訴するに足る十分な証拠が得られなかった」としている。男性は、A組の3人と共謀し昨年3月、西区でデリヘル業者の送迎車のフロントガラスを損壊し、あいさつ料を脅し取ろうとするなどしたとして、6月に逮捕された。
手口巧妙に、被害拡大 「ライン」悪用した事件も サイバー犯罪 【2014回顧取材メモから】(1)
2014.12.22 千葉日報
今年もインターネット関連の事件が相次いだ。手口は巧妙化が目立ち被害も拡大。今月4日、千葉県警本部で行われた県内金融機関との協定締結式で、県警幹部は力説した。「今や国民の8割がインターネットを利用している。安全で安心できるサイバー空間の確立は喫緊の課題だ」
□ ■
今年はネットバンキングの不正送金被害が全国で増加。県警サイバー犯罪対策課によると、県内でも昨年6月ごろから被害が増え始め、今年は11月末現在ですでに過去最悪の118件、約1億3200万円の不正送金が確認された。金融機関を装った偽のポップアップ画面を表示して合言葉を盗んだり、自動的に送金するウイルスに顧客のパソコンを感染させるなど手口が高度化、巧妙化している。
県警は他県警と合同で、不正送金に関連して組織犯罪処罰法違反などの容疑で計51人を摘発。判明した送金先は中国が多く、容疑者も大半が中国人だった。
県警は引き続き捜査の強化を図る一方、ユーザーに対して被害に遭わないように事前登録先以外の口座への送金制限などの“自衛策”を要望。全国的に地方の金融機関に被害が拡大していることを受け、県内に本店を置く12金融機関と共同対処協定を締結して、捜査への協力体制を確立するとともに、被害防止に役立つ情報の共有を進めることとした。
■ □
スマートフォン所有者の多くが利用している無料通信アプリ「LINE(ライン)」。その人気アプリを悪用した事件が4月に発覚した。県警は、スマホの電話帳情報を盗み取るウイルスをラインで送り、男性から現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで男2人を逮捕した。
男らのグループは出会い系サイトで女性を装って男性と知り合うと、ラインを通じて、スマホに登録した電話帳情報を抜き取るウイルスを送信。さらに、テレビ電話で見せ合うことを持ちかけてわいせつな動画を入手した後、「スマホの電話帳情報を抜き取った。買い取らないと動画をばらまく」などと脅し現金を振り込ませたとされる。
こうした手口は「セクストーション(性的脅迫)」と呼ばれ、海外でも被害が出ている。県警は男らのグループの拠点が中国にあることを突き止めており、グループの壊滅へ警察庁を通じて同国に捜査協力を依頼している。
県警は、人気歌手の違法複製DVDやアイドルの偽サインがネット競売で販売されていた事件なども相次ぎ摘発。サイバー空間が多くの犯罪に悪用されていることから、解析に必要な機材の整備を進めるほか、民間企業に特別捜査官を派遣して最新知識を習得するなど捜査力の向上を急いでいる。
◇ ◇
2014年もあとわずか。巧妙化するサイバー犯罪、重大な事故につながる危険ドラッグ、一向に減らない振り込め詐欺など、今年県内を、そして紙面を、にぎわせたニュースを記者の取材メモから振り返る。
恐喝容疑で男2人逮捕=佐賀
2014.12.19 西部朝刊
佐賀署は18日、佐賀市大財3、無職S容疑者(27)と同市兵庫北6、自営業H容疑者(29)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。発表によると、2人は共謀して、11月11日、飲食店を無断退職した女性(10歳代後半)の交際相手の男性(20歳代)を「金だせんなら女に風俗で働いてもらうしかない」などと脅し、現金100万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。
【インサイド】グリコ脅迫犯 怪人28号追いつめた、150人の大捜査網
2014.12.19 大阪夕刊
「あれから30年。そろそろお金も尽きてきた」。大胆不敵にも「怪人28号」を名乗り、製菓会社「江崎グリコ」(大阪市)に脅迫文を送りつけて商品に毒物を混入させると示し、現金を脅し取ろうとした男が恐喝未遂容疑で逮捕された。男は、かつて社会を震撼(しんかん)させた「グリコ・森永事件」の犯人であるかのような態度もちらつかせた。大阪府警と警視庁は150人の大捜査網を敷き、現金受け渡し場所で身柄を確保した。「模倣犯」の素性とは…。
◆観光客の正体は
犯人が指定してきた周波数に無線機を合わせる。イヤホンから聞こえる会話に耳を澄まし、眼前の不審な男の口の動きを注視する。
「同じだ」-。
11月30日午後。東京ディズニーランドの最寄り駅、千葉県浦安市の舞浜駅周辺は家族連れやカップルらでにぎわっていた。だが、このうち約70~80人は警視庁と大阪府警の捜査員が“化けて”いたものだった。
犯人が指定した現金の受け渡し時間は11月30日午後5時、場所は東京ディズニーランドの入場ゲート。無線で連絡を取り合うことを要求しており、具体的な周波数も提示していた。
現金を持参する江崎グリコ関係者は大阪府警の捜査員。ディズニーランドと舞浜駅を結ぶ約500メートルの区間には、雑踏に紛れて府警と警視庁の捜査員らが配置された。やがて、捜査員は不審な動きをしている人物を発見する。黒いコートを着てバッグを持った男が、無線機に向かって何かを話していたのだ。
捜査員は職務質問をし、任意同行を求めた。
◆「あれから30年」
《平成26年10月下旬から、江崎グリコ社長宛てに脅迫文を郵送し、現金の交付を要求。応じなければ商品に毒物を混入する旨の気勢を示し、現金を脅し取ろうとしたが、同社が警察に届け出たため目的を遂げなかった》
男の逮捕容疑だ。
脅迫文は6通。都内の6カ所から出され、差出人は「かい人21面相」ならぬ「怪人28号」。1通目は10月29日に投函(とうかん)されていた。
《あれから30年。そろそろお金も尽きてきた。毒入り危険と騒がれたくなければ、またお願いするよ》
ほかの脅迫文は、次のような内容だったという。
(2通目)《要求に応じるか?》
(3通目)《現金3千万円を要求する。無線でやり取りをしたい。周波数を指定する》
(4通目)《11月23日午後5時、JR東京駅丸の内南口改札だ》
(5通目)《不穏な動きを察知した。だから次は5千万円だ》
(6通目)《11月30日午後5時、東京ディズニーランドの入場ゲート。後は無線の指示に従え。周波数は前回と同じだ》
江崎グリコは10月31日、大阪府警に相談し、脅迫文を届けた。捜査幹部は「素早く警察を頼ってくれたことが、後の解決につながった」と語る。
◆黙秘すぐに撤回
昭和59年3月、江崎グリコの江崎勝久社長宅に犯人が押し入り、社長を誘拐したことに端を発する「グリコ・森永事件」。今回の脅迫犯が「あれから30年」と言及したのは、社長誘拐事件のことだろう。
男は逮捕当初は黙秘したが、すぐに撤回。氏名や住所などを明らかにした。
東京都小平市上水本町、無職、K容疑者(52)。「金がほしかった。1人でやった」と語り、グリコを狙った理由は「食品会社は(毒物に対する)反応がいいと思った」。
かつて都内の映像制作会社の代表を務めていた。会社のホームページによると平成6年7月設立。映画を中心とした映像作品の制作にかかわり、脅迫文の「怪人28号」の着想となったのだろうか、21年には人気漫画をモチーフにした舞台「鉄人28号」を制作したとしている。
だが近年は順調ではなかったようで、無職になり、借金もあったという。なぜいったん黙秘したのか。久保容疑者はこう話した。
「家族のことが気になり言えませんでした」
恐喝未遂の疑い 事務所責任者に対し=静岡
2014.12.17 東京朝刊
衆院選の候補者が設置した選挙事務所の責任者から「口止め料」を脅し取ろうとしたとして、静岡中央署は16日、静岡市駿河区青木、無職M容疑者(54)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
発表によると、M容疑者は公示後の今月上旬、小選挙区の候補者の選挙事務所に「公職選挙法に抵触する行為がある」との内容を記載した文書を郵便やファクスなどで計3回送りつけたうえで、口止め料を持ってくるようにと事務所責任者の男性に伝え、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対して「間違いありません」と、容疑を認めているという。
M容疑者は候補者とも他陣営とも無関係で、責任者の男性との面識もないという。
警視庁、準暴力団の取り締まり強化も… ドラゴンとの攻防続く
2014.12.17 東京朝刊
■「暴排のグレーゾーン」重要課題に
六本木のクラブで一昨年、男性客が襲撃されて死亡した事件を契機に警察の集中取り締まりの対象となった「準暴力団」。六本木の事件を主導した暴走族「関東連合」OBグループや、暴走族「怒羅権(ドラゴン)」のOBらで構成されるチャイニーズドラゴンに代表される準暴力団に、都内の2グループが新たに認定されるなど、今年は警視庁の取り締まりの強化が進んだ年だった。だが、特にチャイニーズドラゴンによる犯罪は一向に後を絶たず、警視庁は摘発を一層強化していく方針という。
◆新たに2グループ
警視庁は3月、「集団で常習的に暴力的不法行為に関与している」として、八王子周辺で活動していた暴走族「打越スペクター」OBと、大田区を拠点としていた暴走族「大田連合」OBの2グループを新たに準暴力団に認定している。
警察庁は、暴力団のような明確な組織性はないものの、メンバーが集団で常習的に暴力的な不法行為をしているグループ、と準暴力団を定義。警視庁では、東京を中心に活動する関東連合OBグループとチャイニーズドラゴンの2つを、それまで準暴力団とみなしていた。警視庁関係者は「中でもチャイニーズドラゴンは、いくら摘発しても反社会性が衰えない点で悪質だ」と指摘する。
チャイニーズドラゴンの基となった怒羅権は、中国残留孤児の2、3世を中心に構成されていたことから、チャイニーズドラゴンには中国籍のメンバーが多いのが特徴で、呼称の由来ともなっている。
◆粗暴犯と知能犯
エビ養殖名目の巨額詐欺事件で平成20年に摘発された投資会社「ワールドオーシャンファーム」の被害者に、被害回復を持ちかけて現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁は4月、詐欺未遂容疑で、無職の男(21)=渋谷区=ら11人を逮捕。この大半がチャイニーズドラゴンの関係者だった。港区や豊島区のアジトからは、約7千人分の詐欺被害者らの名簿も発見されたという。
7月には中国籍のチャイニーズドラゴン関係者の男(54)=板橋区=が、池袋の喫茶店で妻を拳銃で射殺し、殺人未遂容疑(起訴は殺人罪)で逮捕された。架空のアダルトサイトで年齢確認などの項目を4回クリックさせて入会金を請求する「4クリック詐欺」と呼ばれる手口で、約2千人から計約1億8千万円を詐取したチャイニーズドラゴン関係者の男(22)=新宿区=も9月、詐欺容疑で逮捕されている。
警視庁関係者は「粗暴犯のイメージがある準暴力団は、振り込め詐欺を中心に知能犯にも手を染めている。カネのにおいに敏感な犯罪者集団だ」と語る。
◆みかじめ料要求
11月には、みかじめ料名目で江東区門前仲町の飲食店経営の女性から現金70万円を脅し取ったとして、警視庁が恐喝の疑いで、中国籍の男(44)=江戸川区=ら4人を逮捕。この男は、複数のグループに分かれているチャイニーズドラゴンのリーダーの一人で、怒羅権の初代総長だった。
また、3月30日未明に台東区の路上で、クラブ経営者の女性とホステスを取り囲み「あいさつ料を払っていない」と因縁を付けた上で「店を潰すぞ」などと脅迫したとして、暴力行為法違反の疑いで、チャイニーズドラゴンの関係者3人が11月に逮捕されている。
警視庁関係者は「暴力団排除条例などの効果で、みかじめ料を取る暴力団が減る中で、今時、みかじめ料を脅し取るような準暴力団というグレーゾーンの取り締まりは、今後の重要課題だ」と話している。
準暴力団 港区六本木のクラブ「フラワー」で平成24年9月2日、暴走族「関東連合」OBらのグループが金属バットなどで武装し、飲食店経営の男性客(31)を襲撃して死亡させた事件を契機に、警察庁は25年3月、それまで「半グレ」などと呼ばれていた不良グループを「暴力団に準じる集団」とみなして準暴力団と命名した。警視庁では組織犯罪対策特別捜査隊が主に捜査を担当するが、チャイニーズドラゴンは中国籍のメンバーが多いことなどから、外国人犯罪を担当する組織犯罪対策2課が主に捜査している。
Y組ナンバー2を府中刑務所へ移送
2014.12.17 東京朝刊
実刑判決が確定し、大阪拘置所に収監された指定暴力団Y組のナンバー2で、K総裁のT受刑者(67)が、府中刑務所(東京)に移送されたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。T受刑者は配下の組員らと共謀し、建設工事の受注などに関するあいさつ料名目で、建設業の男性から4000万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われ、昨年3月、京都地裁で懲役6年の判決を受けた。今年5月に最高裁への上告を取り下げて判決が確定。6月24日に大阪高検へ出頭し、大阪拘置所に収監されていた。
元サッカー選手 恐喝で有罪判決 地裁=滋賀
2014.12.11 大阪朝刊
知人男性にけがを負わせて現金を脅し取ったとして、傷害と恐喝の罪に問われた草津市木川町、建設作業員I被告(32)、恐喝罪に問われた野洲市冨波乙、元プロサッカー選手H被告(26)と草津市東草津、土木作業員S被告(23)に対し、地裁(小野裕信裁判官)は10日、I被告に懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役3年)、H、S両被告に懲役2年、執行猶予3年(求刑・同2年)の判決を言い渡した。
判決によると、I被告は8月8日午前1時頃、守山市の駐車場で男性(26)に殴る蹴るの暴行を加えて顔の骨を折るなどの重傷を負わせ、直後に3人で男性を脅し、現金30万円を奪った。
電話に出た小4に「母さんの下着取りに行く」 恐喝の疑いで無職58歳逮捕 /北海道
2014.12.08 北海道朝刊
電話で小学生を脅し、その母親の下着を奪ったとして、伊達署は7日、伊達市西浜町、無職M容疑者(58)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
同署によると、M容疑者は9月1日午後2時45分ごろ、伊達市内の運送業の40代男性宅に電話し、一人で家にいた小学4年生の次男(10)に「母さんの下着があるところは分かるか。取りに行くから家の前で立っていろ」などと指示して住所を聞き出し、約30分後に次男から女性用下着5枚ほどを脅し取った疑いがある。
M容疑者は「下着が欲しくて伊達市内の電話番号にランダムにかけた。たまたま子どもが電話に出たのでやれると思った」と供述しているという。
知人女性を監禁 現金奪った疑い*札幌で男逮捕
2014.12.05 北海道新聞夕刊全道
札幌中央署は5日、逮捕監禁と強盗の疑いで、住所不定、無職S容疑者(30)=恐喝未遂容疑で逮捕済み=を再逮捕した。
逮捕容疑は10月23日夜~24日朝、当時住んでいた札幌市中央区のマンションで、同市内の20代女性に包丁を突き付け、両手足をネクタイやガムテープで縛り、約12時間にわたり監禁した上、現金約3千円とキャッシュカードなどを奪った疑い。「遊興費で金を使い果たしてしまい、金がなかった」と供述している。
同署によると、S容疑者は女性が勤める飲食店の客で、マンションに「遊びに来て」などと女性を呼び出したという。同容疑者は奪ったキャッシュカードで現金約6万円を引き出したといい、同署は窃盗容疑でも調べる。
恐喝と強姦容疑で逮捕=熊本
2014.12.03 西部朝刊
熊本北署は2日、住所不定、無職O容疑者(25)を恐喝と強姦(ごうかん)の疑いで逮捕した。発表では、4月20日午後6時頃、少女(当時16歳)に「借金の保証人になっている」と言って数千円を脅し取り、乱暴した疑い。「覚えていない」と容疑を否認しているという。
元交際相手恐喝の疑い 成田山僧侶を逮捕 成田署
2014.12.02 千葉日報
成田署は1日、恐喝の疑いで成田山新勝寺僧侶で富里市日吉台4、I容疑者(29)を逮捕した。
逮捕容疑は11月29日午前3時半ごろ、成田市に住む元交際相手のアルバイト女性(26)に「メールの返信が遅い」などと因縁をつけ同市内のコンビニ駐車場に呼び出し自分の車に乗せ、車内で日本刀のような刃物を示し「これからヤクザの事務所に連れて行く。金をよこせ」と脅し、現金千円とキャッシュカードを奪った疑い。
同日夕方、女性が千葉県警本部に相談して発覚した。I容疑者は「脅してない。金とカードは借りただけ」などと容疑を否認している。
グリコに脅迫文「毒混ぜる」 怪人28号名乗り現金要求 恐喝未遂容疑で男逮捕
2014.12.01 大阪朝刊
製菓会社「江崎グリコ」(大阪市西淀川区)社長宛てに現金を要求し、応じなければ商品の菓子に毒物を混入するという内容の脅迫文を送りつけたとして、大阪府警と警視庁は30日、恐喝未遂容疑で40代くらいの男を逮捕した。男は黙秘しており、住所や氏名は不詳。毒物の混入は確認されていない。
同日午後5時ごろ、現金受け渡し場所の千葉県の東京ディズニーランド付近に現れ、警戒中の捜査員が身柄を確保。警視庁神田署に任意同行した。一連の「グリコ・森永事件」とは年齢などの点から関連は薄いとみている。
逮捕容疑は今年10月29日~11月25日ごろ、江崎勝久社長(73)宛ての6通の脅迫文を郵送し、現金を脅し取ろうとしたとしている。
府警によると、1通目の脅迫文は10月29日に東京都内で投函(とうかん)され、「あれから30年。そろそろお金も尽きてきた。毒入り危険と騒がれたくなければまたお願いするよ」と書かれ、「怪人28号」を名乗っていた。3通目で「現金3千万円を要求する」と金額を提示。4通目では、受け渡し場所としてJR東京駅丸の内南口の改札を指定し「11月23日午後5時に受け取る」としていたが、不審な人物は確認されなかった。
その後、5通目で「不穏な動きを察知した」と要求額を5千万円に増額。6通目で「11月30日午後5時、東京ディズニーランドの入場ゲート。無線の指示に従え」などと指示した。
府警と警視庁の合同捜査本部は約150人態勢で警戒。同日午後5時ごろ、JR舞浜駅付近で不審な男を見つけ、身柄を確保した。6通の脅迫文は全てパソコンで作成したとみられ、都内から郵送されていた。
江崎グリコは「事件の発生以来、警察当局に全面的に協力し、解決に取り組んできた。容疑者が逮捕されたと聞いて、ほっとしている」とコメントした。
◇
【用語解説】グリコ・森永事件
昭和59年3月の江崎グリコ社長誘拐事件に端を発する一連の食品企業恐喝事件。「かい人21面相」を名乗る犯人グループは、青酸化合物を混入した製品を店頭にばらまくとして、企業に現金などを要求。報道機関には警察を揶揄(やゆ)する挑戦状を送りつけ、「劇場型犯罪」という言葉を生んだ。犯人グループは60年8月に突然、終結宣言。平成12年2月に28件すべての事件で時効が成立、警察庁指定事件で初めて未解決となった。
示談金をだまし取った疑い
2014.11.23 朝刊
【愛知県】中署は詐欺と恐喝の疑いで、熱田区六番2、無職E(47)、同居のアルバイトM(39)、知人で富山市下赤江町、無職S(42)の3容疑者を逮捕したと21日発表した。
逮捕容疑では、3人は共謀し、M容疑者が中区の歩道で、北区の専門学校生の男性(20)の自転車と接触した交通事故を口実に、6月20日、港区の駐車場で「やくざの知り合いもいる」などと男性を脅迫。同容疑者がけがをしていないのに示談金を要求し、男性の母親(43)=三重県松阪市=から、2回に分けて計13万円をだまし取ったとされる。
署によると、E、M容疑者は容疑を否認。S容疑者は認めている。
強姦被害装い示談金を脅し取ろうとした疑い 新宿署が2容疑者逮捕 /東京都
2014.11.18 東京地方版/東京
新宿署は、練馬区早宮2丁目、会社役員O(66)と横浜市神奈川区西寺尾1丁目、同S(31)の両容疑者を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。いずれも「金を要求したつもりはない」と容疑を否認しているという。
署によると、2人は9月10日ごろ、都内の男性会社役員(48)に電話し、S容疑者が乗用車内でこの男性に強姦(ごうかん)されかけたとする虚偽の話を持ち出して「和解したほうがよろしいんじゃないですか」と、示談金を脅し取ろうとした疑いがある。男性とS容疑者は事件の数カ月前に知り合ったという。
恐喝未遂容疑 モデルら逮捕 「レイプ疑惑」ネット記事送り=東京
2014.11.18 東京朝刊
「レイプ疑惑」などと書かれたインターネットサイトの記事を送りつけ、示談金名目で現金を脅し取ろうとしたとして、新宿署は17日、モデルでファンド運営会社社長のS(31)(横浜市神奈川区西寺尾)、金融会社社長O(66)(練馬区早宮)の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。
同署幹部によると、2人は今年9月10日頃、首都圏で焼き肉店などを経営する都内の男性(48)に電話し、「(S容疑者が)車の中で強姦(ごうかん)されかけた件ですよ。和解したほうがよろしいんじゃないですか」と言いがかりをつけた上、男性による「レイプ疑惑」を報じた情報サイトの記事をファクスで送りつけ、示談金として現金を脅し取ろうとした疑い。
男性は会社経営者らが集まるクルージングパーティーでS容疑者と知り合い、車に同乗したことがあったという。調べに対し、2人は「金は要求していない」と容疑を否認している。
詐欺の指示役、懲役4年判決 未遂と恐喝、秋田の男 /秋田県
2014.11.13 東京地方版/秋田
埼玉県で5月にあった特殊詐欺未遂事件をめぐり、知人男性を恐喝したうえで「受け子」役に仕立て、現金の受け取りを指示したとして、詐欺未遂と恐喝の罪に問われた秋田市土崎港東2丁目の無職I被告(23)に対し、秋田地裁は12日、懲役4年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。
福士利博裁判官は「常習的犯行の一環。極めて悪質な恐喝を手段として、被害者に現金の受け取り役となることを承諾させた。釈放された受け取り役に口止めするなど狡猾(こうかつ)で、反省の態度も甚だ不十分だ」と指摘した。
判決によると、I被告は5月、暴力団組員の男と共謀し、秋田市の知人男性(当時22)の顔を数回殴るなどした後、「処刑船がある。体を挟まれてつぶされる。キャンセル料で500万円が必要だ」などと言って、現金100万円を脅し取った。さらに数日後、ほかのメンバーと共謀し、埼玉県深谷市の男性(当時74)に息子を装って「俺だけど。会社の900万円の小切手が入ったかばんを盗まれた」などと電話をかけ、「受け子」役に仕立てた知人男性に指示して現金300万円をだまし取ろうとした。
550万円恐喝容疑などで5人逮捕
2014.11.05 朝刊
【愛知県】愛知署などの合同捜査班は4日、恐喝の疑いで、豊明市沓掛町、会社役員K容疑者(43)ら5人を逮捕したと発表した。
他に逮捕されたのは、K容疑者の妻で飲食店経営のK(53)、豊明市阿野町の会社員T(24)、岡崎市仁木町の同M(49)、同市上里の自営業T(49)の4容疑者。
逮捕容疑では、5人は8月23日から29日にかけ、T容疑者の店の客だった東郷町の男性(31)が、T容疑者の妻と交際していると言い掛かりを付け、慰謝料名目などで2度に分けて計550万円を脅し取ったとされる。
署によると、当真、Tの両容疑者は容疑を一部認め、他の3容疑者は否認している。
恐喝未遂の疑いで3人逮捕
2014.11.01 朝刊
【岐阜県】恵那署は31日、恐喝未遂の疑いで、愛知県春日井市坂下町、会社員K(25)と恵那市中野方町、アルバイト店員Y(24)、同市の会社員少年(19)の3容疑者を逮捕したと発表した。
逮捕容疑は、10月19日午後7時ごろ、恵那市大井町のコンビニ駐車場で、市内の会社員男性(21)に「無断で仕事を辞めて俺の顔に泥を塗ってくれた」と言い掛かりを付け、130万円を支払う内容の誓約書を書かせて、金を脅し取ろうとしたとされる。
署によると3人は知人で、男性は以前、少年と同じ会社に勤めていた。K容疑者と少年は容疑を認め、Y容疑者は否認している。
恐喝容疑で女を逮捕=福岡
2014.10.29 西部朝刊
筑紫野署は28日、福岡市南区三宅1、建築作業員S容疑者(33)を恐喝容疑で逮捕した。発表では7月上旬、出会い系サイトで知り合った女性に「侮辱した慰謝料を支払って」「約束を破ったら追い込むからな」などとメールを送信し、複数回にわたって計86万5000円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。
「家族みな殺す」 恐喝容疑でホスト再逮捕
2014.10.29 東京朝刊
警視庁は28日、恐喝の疑いで、住居不定のホスト、H被告(25)=別の女性への傷害罪などで起訴=を再逮捕した。
逮捕容疑は、新宿区内の20代の女性方で、女性に物を投げつけ「家族をみな殺す」などと脅し、8月20日、慰謝料名目の示談書などへの署名を強要して計326万円を支払う約束をさせたとしている。
H容疑者は、別の20代の交際相手の女性を7月に暴行し、重傷を負わせたなどとして、9月に逮捕、起訴されていた。
H容疑者は歌舞伎町のホストクラブに「夜空太陽」の源氏名で勤務。女性らの浮気を疑うなどして暴言や暴行を繰り返したため女性らが警視庁に相談し、一連の事件が発覚した。
「出会い系」悪用 恐喝と監禁疑い 広島西署が6人逮捕
2014.10.25 朝刊
「出会い系」悪用 恐喝と監禁疑い
広島西署 6人逮捕
出会い系サイトで知り合った男性から金を脅し取ったとして広島西署は24日までに、いずれも住所不定、無職のN(28)とM(37)、妻で無職増M(59)、江津市松川町長良、無職T(25)、同所、同Y(23)の5容疑者と、広島市佐伯区の高校1年少女(17)を恐喝と監禁の疑いで逮捕した。
広島西署の調べでは、6人は共謀して9月9日午後10時半ごろ、広島市南区の路上で会社員男性(28)から6千円と自動車(50万円相当)を、翌10日未明に西区の男性の自宅でキャッシュカード1枚をそれぞれ脅し取り、約7時間にわたり監禁。同午後1時ごろ、西区の消費者金融2社で借りさせるなどした計112万円を脅し取った疑い。
同署によると、少女を除く5人は以前、仕事の関係で顔見知りだった。Y容疑者が出会い系サイトで知り合った男性を呼び出し、6人で囲んで「女を傷つけた」などと脅した。少女は容疑の一部を否認し、他の5人は認めているという。
現金を脅し取った疑い
2014.10.11 朝刊
【三重県】伊勢署は10日、恐喝の疑いで、伊勢市大湊町、無職I容疑者(56)を逮捕した。逮捕容疑によると、9月24日午後7時20分ごろ、同市大湊町の月決め駐車場内で、明和町の男性会社員(30)から6万円を脅し取ったとされる。
署によると、I容疑者は男性が勤務する市内の自動車販売店で商談中に暴力団との関与を確認されたことに腹を立て、自宅近くまで車で送り届けた男性に「さっきのは何だ」と言いがかりを付けて金を要求した。男性が上司に相談して伊勢署に届け出た。I容疑者は容疑を認めている。
恐喝事案、画像流出 少年犯罪引き金にも 子どもネット利用調査 県教委「親子で利用ルールを」
2014.10.10 朝刊
「脅された」「着替えを撮影され流された」―。スマートフォンなどでインターネットを利用する県内の子どもたちが、トラブルに遭遇している。県教委の調査に対し、被害に遭ったとの回答は2割程度だったが、保護者らからは「もっと多いはず。潜在化しているのでは」と不安の声も上がる。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の無料通信アプリLINE(ライン)など、複雑・多様化が進むネット界。県教委は「親子で利用のルールをきちんと決めるなど、保護者が積極的に関わってほしい」と訴える。
危険なサイト
今月、万引で県内の少年と女子中学生が逮捕され、中学生は県警の調べに「男に言われて盗んだ」と話した。2人が出会ったのは今春。きっかけはスマホのアプリだった。夏休みから2人は頻繁に会うようになり、休み明け以降は学校をさぼりがちに。万引を始めたのもこの頃とみられる。
出会い系サイトが主流だった児童買春や児童ポルノなどの性犯罪事件は、様変わりしている。県警少年課によると、昨年の被害児童は22人で、過去5年間で最多。しかし、出会い系を介したものはゼロで、全てSNSやゲームサイトなどの「交流サイト」だった。
何気ないやりとりをするうちに会うようになり、被害に遭うケースが多いという。同課は「保護者が危険性を認識し、フィルタリングの設定など、利用を制限してほしい」とする。
便利さの陰で
複数の友人と同時に連絡が取れるLINEは、若者を中心に人気のアプリ。今回の調査でも、高校生の96・2%が利用していると回答したが、県教委義務教育課は「閉鎖的な『コミュニティー』では問題も発生しやすい」と危惧する。
部活動での着替えを撮影して流されたり、「金を持ってこい」とLINE仲間に脅されたりする事案が発生。集合時間を一人だけ知らされないなど、「LINE外し」と呼ばれる嫌がらせの報告もあった。
高松市の女性(39)は、娘が小学4年生になった今年から、学習に役立てばと子ども向け検索サイトが活用できるよう携帯の制限を一部解除した。「使える範囲をもっと広げたいが、トラブルの可能性を考えると」と悩んでいる。
情報の識別を
県内の公立小中高校では原則、校内でのスマホなどの利用を禁止し、親子でのルールづくりを呼び掛けている。県高校長協会生徒指導委員長の鶴岡英作香川中央高校長は「学校は生徒がスマホをどう使っているかまで把握できない。管理は保護者にお願いするしかない」と協力を求める。
情報リテラシー(識別・判断能力)などが専門の黒田勉香川大教育学部准教授は「ネットに絶対的な匿名性はなく、書き込みや画像が流出する可能性を理解していないことがトラブルの原因。学校現場でもっと情報リテラシー教育に取り組むべきだ」と訴える。
その上で、「ネット上のいじめや嫌がらせは、基本的に実生活の人間関係の延長上にある。教師や保護者が普段から子どもの生活に積極的に関心を寄せていれば、無用なトラブルも回避できる」としている。
元交際相手への恐喝未遂容疑で逮捕=宮崎
2014.10.09 西部朝刊
小林署は8日、大分市毛井、配送業Y容疑者(43)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。発表では9月下旬、元交際相手の小林市の会社員女性(26)に復縁を拒否されたことに腹をたて、スマートフォン向け無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じ「50万円用意しろ」などとメッセージを23回送信して脅迫、金を要求した疑い。女性が9月末に同署に相談していた。容疑を認めているという。
妻盗撮させた男性不起訴
2014.09.20 朝刊
大阪地検は十九日、ミニスカートの妻をおとりにして、盗撮をした男性から現金を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで逮捕された大阪府茨木市のS会社員(31)と妻でパートのH従業員(21)をいずれも不起訴にした。
地検は理由を明らかにしていない。
恐喝未遂の男女逮捕
2014.09.18 朝刊
【愛知県】豊橋、蒲郡両署は17日、恐喝未遂の疑いで、豊橋市三ノ輪町の土木作業員、I(23)と豊橋市中原町の無職S(34)の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑では、2人は8月10日午後10時45分ごろ、豊橋市中原町の路上に止めた車内で、豊橋市の男性(25)を「俺はヤクザ関係者だ。利子を付けて100万円、今日中に返せ」などと脅して念書を書かせ、現金を脅し取ろうとしたとされる。
署によると、I容疑者は容疑を認め、S容疑者は「脅す目的ではなく、お金の問題を円満に解決するためだった」と一部否認している。
男性が警察に届け出て被害はなかった。I容疑者の交際している女性が、被害者の男性に12万円貸したままになっていることを知り、男性を呼び出したという。
元交際相手を恐喝した疑い=熊本
2014.09.17 西部朝刊
熊本東署は16日、熊本市東区新外3、無職T容疑者(40)を恐喝の疑いで逮捕した。発表では、2010年2月26日午後10時15分頃、交際していた女性(当時37歳)に対し、他人を装って「周りに死人が出る。300万円用意しろ」などとメールを送った上で、自宅アパートで300万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。
暴力団かたった恐喝未遂容疑で逮捕 豊田署 /愛知県
2014.09.12 名古屋地方版/愛知
豊田署は11日、豊田市水源町2丁目、無職Y容疑者(79)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。「金を脅し取ろうとしたことはない」などと容疑を一部否認しているという。
署によると、Y容疑者は7月31日午前11時ごろ、豊田市役所内の会議室で、同市の造園会社役員男性(56)に「俺は元Y組だ。結論的には金だ」などと話し、金を脅し取ろうとした疑いがある。
Y容疑者は前日、自宅近くで同社の10代のアルバイト女性の体を触るなどのトラブルを起こし、話し合いのため市役所を訪れていたという。署は県迷惑防止条例違反(痴漢)容疑でも調べる方針。
妻にミニスカ姿、盗撮相手を恐喝 大阪、容疑の夫婦ら3人逮捕 【大阪】=続報注意
2014.09.11 大阪朝刊
ミニスカート姿の妻を盗撮した相手から現金を脅し取ったとして、大阪府警は10日、大阪府茨木市太田2丁目の会社員、S容疑者(31)と妻のH容疑者(21)らを恐喝容疑などで逮捕したと発表した。
曽根崎署によると、夫婦は7月6日、大阪・梅田の家電量販店で、H容疑者のスカート内を盗撮した男性会社員(29)に「警察か示談か、どっちや」と迫り、大阪府迷惑防止条例違反(盗撮)罪の罰金上限額として50万円を要求。1万円を脅し取り、49万円を脅し取ろうとした疑いがある。同行した知人の男(30)も逮捕した。
府警によると、S容疑者は「昨年9月ごろから20回くらいやった。盗撮した人は警察に被害届を出さないと思った」と供述。客を装ったH容疑者がわざと前かがみになり、盗撮を誘っていたという。1年ほど前にH容疑者が盗撮されたことから思いついたと説明しているという。
今回は会社員が被害届を出したことから発覚した。盗撮行為については相手から仕向けられたとして罪には当たらないと判断した。
<続報注意>
大阪地検は2014年9月19日、会社員・Sさんと妻のHさんらを不起訴処分とした。
ミニスカ妻、前かがみ わざと盗撮させ、示談金脅し取る
2014.09.11 大阪朝刊
■大阪容疑で3人逮捕「被害に遭い思いついた」
妻にミニスカートで歩かせ、男性にわざと盗撮させて示談金名目で現金を脅し取ったとして、大阪府警曽根崎署は10日、恐喝容疑などで大阪府茨木市太田、会社員、S容疑者(31)と妻のパート従業員、H容疑者(21)ら3人を逮捕したと発表した。S容疑者は「1年ほど前に妻が盗撮被害に遭って思いついた。これまで20回くらいやった。簡単に金が手に入り癖になった」と供述しているという。
逮捕容疑は7月6日、大阪市北区の家電量販店でH容疑者のスカート内を携帯電話で盗撮した男性会社員(29)を、見張っていたS容疑者が店外に連れ出し、頭突きをして示談金50万円を要求。1万円を脅し取ったとしている。
同署によると、H容疑者は当時、ミニ丈のワンピースに白のハイヒール姿。店内で前かがみになる姿勢を繰り返した。
男性は「横を向くときれいな足があって、思わず盗撮の衝動に駆られた」と話しているという。男性が同署に相談したことから発覚した。
H容疑者は盗撮されることを想定しており、同署は男性の行為が「人を著しく羞恥させる」という府迷惑防止条例上の盗撮にはあたらないとみている。
9万6000円脅し取った疑い
2014.09.02 朝刊
【愛知県】碧南署は1日、恐喝と窃盗の疑いで、高浜市田戸町2、土木作業員O容疑者(20)を逮捕した。
逮捕容疑では7月上旬、高浜市内の知人男性(23)方を訪ね、「殴られたいのか」と男性名義のキャッシュカードを脅し取り、同月10日未明と8月11日朝、それぞれ高浜市内と豊田市内のコンビニの現金自動預払機(ATM)で計9万6000円を引き出したとされる。
碧南署によると、O容疑者は「金は取ったが、脅してはいない」と恐喝の容疑を否認している。
元同僚から金を脅し取った疑い
2014.08.31 朝刊
【愛知県】蟹江署は29日、恐喝の疑いで福島県二本松市金色久保、アルバイトS容疑者(27)を逮捕した。
逮捕容疑は2月24日ごろ、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で、蟹江町内の元同僚男性(33)に「暴力団の知人が五体満足では帰さんと言っている」と伝え、名古屋市内の駐車場で30万円を脅し取ったとされる。署によると「生活費として借りただけ」と容疑を否認している。
15万円脅し取った疑い
2014.08.30 朝刊
【愛知県】碧南署などは恐喝の疑いで、いずれも高浜市在住で、ペルー国籍の建築作業員の少年(16)と、無職少年(18)を、29日逮捕したと発表した。
逮捕容疑では、5月23日深夜、共謀して高浜市内のドラッグストア駐車場で、16歳少年の後輩にあたる同市の男子中学生(15)に「金を出さんと殴る」と脅し、15万円を奪ったとされる。署によると、いずれも容疑を認めている。男子中学生が大金を持っているのを16歳少年が知り、18歳少年に連絡。18歳少年が「取れ」と指示したという。
元交際女性脅迫でバス運転手を処分 都交通局
2014.08.26 朝刊
【東京都】都交通局は二十五日、脅迫罪で有罪判決が確定した都営バス運転手のK主事(49)を懲戒免職にしたと発表した。処分は二十二日付。同局によると、この職員はかつて交際していた女性を脅したとして、六月五日に恐喝未遂容疑で逮捕された後、脅迫罪で起訴されていた。
SOS・なくせストーカー:逗子事件受けスタート、警察―保護観察所連携 再犯防止53件 法務省「一層密に」
2014.08.14 東京朝刊
<Stamp Out Stalker>
2012年の神奈川・逗子ストーカー殺人事件を受け、昨年4月に始まった警察と保護観察所の連携が機能した事例が、今年3月までの1年間で53件に上ったことが分かった。両者の連携の実態が明らかになるのは初めて。警察から保護観察所への通報がきっかけで保護観察対象者の執行猶予が取り消されたケースもあり、法務省の担当者は「対象者が問題行動をエスカレートさせて再犯に及ぶことのないよう、連携を一層密にしていきたい」と話す。
逗子事件を巡っては、加害者の男は事件の約1年2カ月前、被害女性に対する脅迫罪で保護観察付きの執行猶予判決を受けた。その際、違反すると執行猶予が取り消されることがある「特別順守事項」として、「一切接触しない」と定められていたのに、女性に大量のメールを送りつけていた。
警察は女性からこの事実を聞いたが保護観察所は把握していなかったため、取り消しは検討されず、事件を防げなかった。そのため警察庁と法務省は昨年4月以降、警察か保護観察所のいずれかが、保護観察付きの執行猶予判決を受けた人が再び迷惑行為などを始めたことを知った場合、もう一方に通報してそれぞれが適切な対処法を講じることにした。
同省保護局によると、連携した53件のうち警察から保護観察所への通報は43件で、保護観察所から警察への通報は10件。通報された対象者が有罪判決を受けた罪名は、ストーカー規制法違反15件▽DV(ドメスティックバイオレンス)防止法違反7件のほか、「つきまとい行為」が関連している他の罪名(傷害、住居侵入、恐喝など)15件▽その他が16件だった。
実際の対処例としては、11年に西日本で元妻に対するストーカー規制法違反で保護観察付きの執行猶予判決を受けた50代の男が13年に元妻の自宅マンション通路に侵入し、腕をつかむ事案が発生。地元警察が保護観察所に連絡して男は傷害容疑などで逮捕され、執行猶予が取り消されたケースがあった。また、対象者がメールで再び被害者との接触を図ったため、警察からの通報を受けた保護観察所が本人に厳重注意するなどして問題行動が収まった事例もあった。
同省保護局の稲葉保・処遇企画官は「警察からの通報を受けた場合も、保護観察所が問題行動の兆候をつかんだ場合も、被害者の保護や再犯防止を図れるよう努力したい」と話している。
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■ことば
◇保護観察
刑務所の仮釈放者や少年院の仮退院者、保護観察付きの執行猶予判決確定者、非行少年が、法務省の地方機関である保護観察所の指導監督の下、社会生活を送りながら改善更生を図る制度。更生保護法に基づき、保護観察官や保護司が定期的に面接し、生活や行動を把握して必要な指導をする。対象者は保護観察所に住居地を届け出る義務がある。届け出や順守事項に違反すれば、執行猶予が取り消される場合がある。
LINE使い恐喝した疑い 広島東署逮捕
2014.08.12 朝刊
広島東署逮捕
広島東署は11日、広島市東区の中学2年男子(14)を恐喝の疑いで逮捕した。広島東署の調べでは、2日午前9時15分ごろ、同じ中学の3年男子生徒(14)に無料通信アプリLINE(ライン)で「はようこい、20000ね」とのメッセージを送って脅し、同40分ごろに自宅で2万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。
同署によると、7月末から「命おまえのもらう」「顔面ぶっとんでいいん?」などとLINEに書き込んでいたという。中3男子の自宅にあった現金が減っているのに母親が気付き警察に届け出た。
恐喝未遂容疑27歳を逮捕=茨城
2014.08.06 東京朝刊
無差別殺人事件を起こすことをほのめかし、親類から現金を脅し取ろうとしたとして、那珂署と県警捜査1課は5日、住居不定、無職A容疑者(27)を恐喝未遂容疑で逮捕した。
発表によると、A容疑者は、那珂市に住む親類の女性(49)の自宅門扉の上に「俺の口座に金を振り込め。そうしないと誰でもいいから人を殺す。今後の人生をまともに生きていけない。そうすれば刑務所に行ける」などと書かれたノートを置き、現金を脅し取ろうとした疑い。調べに対し容疑を認め、「金がなかった」と供述しているという。
女性が2日午前7時頃、ノートを発見し、3日に那珂署に届け出た。県警は証拠品の分析や関係者の聴取などからA容疑者の犯行と断定。県内の現金自動預け払い機(ATM)で口座を確認するA容疑者の姿が防犯カメラに映っていたことなどから、捜索していたところ、5日午後6時頃、ひたちなか市内の個室ビデオ店で発見したという。
中3 470万円引き出す 祖父母口座 恐喝 別の数人も
2014.08.05 朝刊
愛知県高浜市の中学三年の男子生徒(15)から多額の現金を脅し取ったとして少年三人が逮捕された事件で、被害者の男子生徒は碧南署などの調べに、同市内などの十~二十代の数人から同様に恐喝され現金を支払ったと話していることが分かった。男子生徒は祖父母の預金口座から確認されただけで四百七十万円を引き出しており、署は被害総額は少なくとも約二百万円に上るとみている。
逮捕されたのは、同県碧南市のアルバイト少年(18)、高浜市の作業員(16)とアルバイト少年(16)。三人は遊び仲間で、うち一人は男子生徒が通う中学校を卒業し、顔見知りだった。
逮捕容疑は、男子生徒に「ぼこぼこにされたいか」などと現金を要求し、昨年十一月、高浜市内で二回にわたり、十五万五千円を脅し取ったとされる。「遊ぶ金が欲しかった。パチンコなどに使った」などと容疑を認めている。
署によると、被害額のうち一万五千円は男子生徒の所持金、十四万円は複数の知人からの借金だった。恐喝はその後も続き、男子生徒は同居の祖父母らが暗証番号の控えとともに保管していたキャッシュカードを使って現金を無断で引き出していた。
署は今年六月、祖母のキャッシュカードで高浜市内で四十万円を引き出したとして男子生徒を窃盗の疑いで逮捕。調べで、少年らに恐喝されていた疑いがあることが分かった。
600万円恐喝未遂、容疑の社員逮捕 ダイナマイト?使う /宮崎県
2014.08.03 西部地方版/宮崎
県警捜査1課と日向署は1日、勤め先の会社から600万円を脅し取ろうとしたとして日向市財光寺、採石会社員K容疑者(51)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。容疑を一部認めているという。
発表によると、K容疑者は7月31日午前4時半ごろ、会社の出入り口に「ダイナマイト6本を預かっている。600万円を宮崎市内に持ってくること」などと書いた文書と、ダイナマイトのようなもの1本が入った袋を置き、現金を脅し取ろうとした疑いがある。K容疑者は1日朝、日向署に出頭した。ダイナマイトは今後鑑定するが、本物の可能性があるという。
知人を脅し、暴行した疑いで逮捕 山口署 /山口県
2014.07.30 西部地方版/山口
(山口署発表) 29日、下関市前勝谷町の土建業N(29)、同市熊野西町の会社員K(29)、防府市植松の会社員Y(28)の3容疑者を恐喝未遂と傷害の疑いで逮捕。先月15日、山口市内などで知人男性に対し「お前を埋めるぞ」などと言って金銭を要求、殴る蹴るなどの暴行を加え、全治10日ほどのけがを負わせた疑い。
17歳少女264万円恐喝
2014.07.24 日刊スポーツ
埼玉県警東松山署は22日、恐喝の疑いで入間郡の職業不詳の少女(17)を逮捕した。逮捕容疑は、県内の無職女性(44)から現金計約264万円を脅し取った疑い。東松山署によると、少女は昨年5月~今年2月、中学時代の友人の母親に「お前の娘がうそのメールを送ったことで、やくざに金を要求されている。金を払ってほしい」などと脅し、計13回にわたって現金を脅し取った。少女は調べに対し、「やくざという言葉で脅して現金を取った」などと供述しているという。
【潜む悪意 サイバー攻防の最前線】(中)インフラ 高まる脅威
2014.07.20 大阪朝刊
世界の各都市で水道プラントの制御システムがサイバー攻撃を受け、水の供給がストップ、同時多発的に都市が大混乱に陥る-。小説のような話だが、陸、海、空、宇宙と並び「第5の戦場」とも呼ばれるサイバー空間では実際にありうるシナリオだ。
その現実性を見せつけた出来事がある。情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)が昨年、前例のない実験を行った。8カ国12都市で模擬水道プラントを作り、仮想の制御システムをインターネットに接続、サイバー空間にさらしてみたのだ。
実験はもちろん非公表。にもかかわらず、間もなく何者かが模擬制御システムを見つけ出し、サイバー攻撃を仕掛けてきた。実験は4カ月間続けたが、74回の攻撃のうち10回で制御システムへの侵入を許し、ロシア、中国、日本、アイルランドの4カ国にあるプラントで、システムが敵の管理下に置かれ、給水機能を失ったところもあった。発信元を調べると、ロシアや中国から自国を攻撃するケースが多くを占めた。
過去、特定の国や企業が狙われた大規模なサイバー攻撃が起こるたび、政府や軍レベルの関与が取り沙汰されてきた。中でも中国は機密情報を盗み出すため、サイバー攻撃を繰り返しているといわれ、中国人民解放軍のサイバー攻撃部隊「61398部隊」の将校5人が今年5月、米司法当局に起訴されている。
今回の実験で攻撃者の正体は不明だが、高度な能力を備えた組織をうかがわせた。トレンド社広報担当の高橋昌也(31)は「攻撃者には重要インフラは魅力的な攻撃目標だ」と指摘、金銭目的からテロまで広範な可能性を示唆する。
「制御システムを“人質”に取れば、恐喝の材料になるし、敵国やライバル企業への妨害にも使える」
◇
実験の背景には重要プラントに対する脅威が急速に高まっている現状がある。きっかけは2010年、イランで起きた事件だった。
同国の核開発施設でプラントを制御するコンピューターが「スタックスネット」というウイルスに感染、制御システムのプログラムを書き換え、ウラン濃縮に欠かせない遠心分離器を停止に至らしめたのだ。
イランの核開発を大きく遅らせたとされるこの事件。サイバー攻撃でプラントに致命的なダメージを与えた初のケースとされ、米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者は独誌のインタビューに米国やイスラエルの関与を明言している。
◇
市民生活をマヒさせかねないインフラへの攻撃。それを実現可能にしたのは、皮肉にもコンピューター技術の進歩だった。
重要インフラでコンピューター制御が普及したのは1970年代。当時、基本ソフト(OS)は企業ごとに独自のものが使われたが、その後コストを抑えるためウィンドウズなどのOSが一般化。近年は効率化をさらに進めるため複数のプラントの制御システムをネットに接続、一括管理する方法が潮流となった。
しかし-。独立行政法人「情報処理推進機構」(東京)の担当者は「汎用(はんよう)性が高いOSだと、セキュリティーの欠陥情報が得やすくなる」と指摘。ネット接続の拡大は「インフラ全体の安定運用には有効だが、世界中どこからでも攻撃できる環境を提供することにもなった」という。
関係省庁が参画し、日本のセキュリティー対策の方向性を決める「情報セキュリティ政策会議」。今月10日の会議では民間の重要インフラ事業者へのサイバー攻撃は前年度から2倍近く増え133件に上ったと報告された。もはやインフラ攻撃は海外や実験での出来事ではない。
インフラ事業者などでつくる技術研究組合「制御システムセキュリティセンター」理事長、新誠一の言葉には、サイバー攻撃と対峙(たいじ)する覚悟がにじみ出る。
「インフラに携わる政府機関やあらゆる民間企業は標的になりうるが、完璧な対策、根本的な解決はありえない。防御する側が対策を講じれば、攻撃者はそれを乗り越えようとするからだ。私たちは終わりのない戦いの中にある」(敬称略)
<ニュースダイジェスト>【恐喝の疑いで逮捕】
2014.07.20 朝刊
【恐喝の疑いで逮捕】▼19日、県央部の無職少年(16)。18日午後7時20分ごろ、五城目町の路上で、自転車で通り掛かった男子中学生を呼び止め、財布を取り上げて現金1万円を脅し取った疑い。(五城目署)
みかじめ料恐喝で懲役3年6月を求刑=中部
2014.07.19 中部朝刊
飲食店経営者からみかじめ料を脅し取ったとして、恐喝罪に問われたY組K会直系組長の無職M被告(59)(名古屋市中村区)の公判が18日、名古屋地裁で開かれた。検察側は論告で「暴力団を誇示した極めて悪質な犯行」として、懲役3年6月を求刑。弁護側は「言葉による脅しも、みかじめ料の要求もない」と無罪を主張した。次回に弁護側が補充の立証をして結審する見通し。
「証拠が不十分」 男性を不起訴に 鈴鹿の恐喝事件
2014.07.10 朝刊
【三重県】津地検は九日、おいから七千万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕、送検されていた四日市市川原町の無職男性(66)を嫌疑不十分で不起訴とした。「犯罪を認定すべき証拠が不十分」と説明している。
電気工事会社の社長を務めるおいからの告訴を受け、鈴鹿署が六月に逮捕した。男性は「金は受け取ったが脅していない」と容疑を否認していた。
おいが七千万円の返還を求めた民事訴訟では、津地裁は十二年七月、恐喝行為を認定して男性に全額の支払いを命じる判決を出し、確定している。おいの代理人弁護士は取材に「地検の決定は裁判所の認定事実に反しており到底承服できない。検察審査会への審査申し立てを検討したい」と話した。
自営業者を脅した疑い
2014.07.09 朝刊
【岐阜県】岐阜羽島署などは8日、恐喝の疑いで、岐阜市長森本町1、Y組系暴力団組長T(65)と、羽島市上中町、同組員のK(50)の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、1月下旬、羽島市内の喫茶店で同市の自営業男性(68)に対し、暴力団の威力を背景に「(金が)今月入っとらんやないか。いつまでに払うんや」などと脅し、2月と3月にそれぞれ5万円ずつ振り込ませたとされる。
署によると、2人とも容疑を否認している。男性と両容疑者には金の貸し借りがあったとみられる。
恐喝などの疑い=茨城
2014.06.25 東京朝刊
水戸署は24日、水戸市、建築作業員少年(17)と同市、私立高校3年の男子生徒(17)を恐喝や暴力行為等処罰法違反などの疑いで逮捕した。
発表によると、2人は昨年9月22日午後10時25分頃、同市千波町の駐車場で、無職少年(17)に「9万円を払うか、ここに埋められるかどっちだ」などと脅して殴る蹴るの暴行を加え、同23日午前4時半頃、別の駐車場で、当時県立高校2年だった無職少年(17)の首を絞め、2000円を脅し取った疑い。
逮捕された2人のうち、男子生徒は容疑を認めているが、建設作業員少年は「金を脅し取ってはいない」と容疑を一部否認している。
中1の母を恐喝 容疑の女再逮捕 身代金目的誘拐事件=阪神
2014.06.19 大阪朝刊
尼崎市で5月、中学1年の女子生徒(12)が身代金目的で誘拐された事件で、尼崎南署は18日、身代金目的拐取容疑で逮捕した同市の無職女(45)が女子中学生の母親から100万円を脅し取っていたとして、恐喝容疑で再逮捕した。女は容疑を否認しているという。
発表によると、女は3月18日午後1時頃、女子生徒が娘のぬいぐるみにいたずらしたことに腹を立て、生徒の母親(44)を自宅に呼び出して「知り合いにやくざがいる」などと言い、100万円を脅し取った疑い。
母親はこれ以外に、6回にわたって女から約200万円を脅し取られたと訴えており、同署は余罪を追及する。
30万円脅し取った疑い
2014.06.19 朝刊
【岐阜県】高山署は18日、恐喝の疑いで高山市花里町、美容院経営A容疑者(39)を逮捕した。逮捕容疑では高山市の自動車販売業の男性(32)に対し、営業を妨害すると脅し、3月6日ごろに30万円を銀行口座に振り込ませたとされる。
高山署によると、A容疑者は2年ほど前、男性に自分の車を380万円で売ることになったが破談。別の業者に350万円で売った後、30万円を男性に要求したという。A容疑者は「金は受け取ったが脅していない」と否認している。
恐喝事件で共犯 容疑の被告逮捕=大阪・続報注意
2014.06.17 大阪朝刊
寝屋川署が4月、20歳代女性を誤認逮捕した恐喝事件で、同署は16日、今月5日に逮捕した女の共犯として住居不定、無職Y被告(41)(起訴)を恐喝容疑などで逮捕した。「一緒にいたが、関わっていない」と容疑を否認しているという。
同署によると、Y被告は大阪市港区、飲食店アルバイトN容疑者(29)と共謀。1月24日、大阪市内のゲームセンターで知り合った20歳代の男性に言いがかりをつけ、携帯電話2台とタブレット端末1台を契約させて脅し取るなどした疑い。携帯電話などはその後、同市内のリサイクル店で転売されていた。
Y被告は今年2月、同市内の飲食店の更衣室に侵入し、現金などを盗んだとして窃盗容疑などで逮捕、起訴されていた。
[続報]
2014年6月27日付大阪朝刊27面
=無職男性を不起訴に 恐喝誤認逮捕事件=大阪
誤認逮捕の恐喝事件 新たに1人を逮捕 恐喝と強要容疑
2014.06.17 大阪朝刊
スマートフォンなどを脅し取ったとする恐喝事件で女性が誤認逮捕された事件で、寝屋川署は16日、恐喝と強要容疑で、新たに住所不定、無職、Y被告(41)=別の建造物侵入と窃盗罪で起訴済み=を逮捕した。
逮捕容疑は、知人のN容疑者(29)=恐喝、強要容疑で逮捕=と共謀し、今年1月24日、大阪市内のゲームセンターにいた20代男性に因縁を付け、携帯電話店でスマホ2台とタブレット端末1台を契約させ、脅し取ったなどとしている。
同署によると、N容疑者が男性に因縁を付ける際「怖いお兄ちゃんを呼ぶ」などと言い、Y容疑者を呼び出したとされる。Y容疑者は合流したことは認めているが、「(恐喝には)関わっていない」と容疑を否認しているという。
事件では、被害男性の母親がN容疑者に電話をした際、無関係の女性をかたったため、同署は4月、この女性を恐喝容疑で逮捕。しかし、無関係であることが分かり、逮捕から約6時間後に釈放した。
110万円脅し取る 容疑で5人逮捕=石川・続報注意
2014.06.15 東京朝刊
金沢東署と県警組織犯罪対策課は14日、野々市市稲荷、人材派遣業M容疑者(37)ら5人を恐喝の疑いで逮捕したと発表した。他に逮捕されたのは、金沢市米泉町、建設作業員S(44)、同市近岡町、型枠大工Y二(30)、同市出雲町、自動車販売業A(38)、白山市相木町、会社員K(36)の4容疑者。
発表によると、5人は4月30日と5月1日、A容疑者の会社事務所で、いずれも金沢市で20歳代のアルバイトと会社員の男性に「自動車売買で損害を受けた」などと言いがかりをつけ、「おまえの身柄を売るぞ」と、2人から現金計110万円を脅し取った疑い。5人は容疑を否認している。
[続報]
2014年7月3日付東京朝刊29面
=恐喝罪で2人起訴=石川
「出会い系」強盗 新たに3人逮捕 恐喝容疑
2014.06.13 朝刊
【愛知県】出会い系アプリを悪用し、少年らが強盗を繰り返していたとされる事件で、名古屋・緑署などは、恐喝の疑いで、西尾市米津町宮浦、会社員K(21)、本籍知立市、無職M(20)の両容疑者と岡崎市の少女(16)を新たに逮捕し、ともに二十歳の無職の男二人=犯行時は未成年、強盗致傷罪などで起訴=を再逮捕した。十二日に発表した。
容疑は、五人は共謀し、昨年十一月二十九日午後八時三十五分から九時半ごろの間、おとり役の少女がアプリで誘い出した大府市の男性会社員(29)を車に乗せて半田市のホテルから工場の駐車場へ移動。三万三千円を脅し取り、さらにコンビニの現金自動預払機(ATM)で引き出させた四十万円や、キャッシュカードを奪ったとされる。緑署によると、五人とも容疑を認めている。
県警は、男らが同様の手口で行った強盗致傷事件など計六件を立件し、捜査を終結した。
自宅改装費122万円 知人脅し払わせる 高知署 容疑の男逮捕
2014.06.12 朝刊
知人を脅して自宅の改装費を支払わせたとして、高知署は11日、恐喝容疑で高知市、無職、A容疑者(40)=器物損壊と恐喝罪で起訴済み=を逮捕した。「脅すつもりはなかった」と否認しているという。
逮捕容疑は、2013年1~8月、同容疑者宅の改装工事3回分の代金計約122万円を、同市内の知人男性(40)から「請求書を回すからちゃんと払わんと許さんぞ」などと言って脅し取った疑い。
同署によると、同容疑者は4月、この男性の車を傷つけたとして共謀した知人2人と共に逮捕された。5月にも、この男性から現金を脅し取ったとして再逮捕されていた。
同容疑者と被害男性は10年ごろに仕事を通じて知り合い、昨年ごろから同容疑者が男性に対して暴力を振るったり、脅したりするようになったという。
交際女性脅した疑い=熊本
2014.05.28 西部朝刊
熊本東署は27日、益城町辻の城、無職E容疑者(25)を恐喝の疑いで逮捕した。発表では、昨年10月14日午前7時半頃、熊本市東区の駐車場で、交際していた飲食店経営の女性(40)に対し、女性が公開されると困る写真を見せながら、「印刷すればまだあるぞ」などと言って、約3万5000円を脅し取った疑い。
知人女性に恐喝未遂の疑い、男逮捕 上越署 /新潟県
2014.05.25 東京地方版/新潟
上越署は24日、東京都八王子市子安町の自称会社員、K容疑者(34)を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。「金を借りようとしただけで脅してはいない」と容疑を否認しているという。
署によると、K容疑者は5月11日から19日にかけて、上越市内に住む20代の知人女性に数回にわたり「俺を敵に回さない方がいい」などと記したメールに女性の裸体の画像を添付して送りつけて脅迫し、現金250万円を脅し取ろうとした疑い。2人は4年ほど前にオンラインゲームを通じて知り合ったという。
200万円恐喝容疑、派遣社員を逮捕 岡崎 【名古屋】
2014.05.20 名古屋朝刊
知人から現金200万円を脅し取ったとして、愛知県警は19日、同県岡崎市中村町、派遣社員T容疑者(23)を恐喝容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
岡崎署によると、T容疑者は今年2月17日夜、市内の男性会社員(23)を自宅アパートに呼び出し、「俺の良くないうわさをしただろう。知り合いのやくざが怒っている」などと脅し、200万円を払わせた疑いがある。その後も6回にわたって計約800万円を脅し取っていたといい、同署が調べている。
女性スタッフを恐喝した疑いで逮捕 戸畑署 /福岡県
2014.05.19 西部地方版/福岡
(戸畑署発表) 18日、北九州市小倉南区富士見2丁目、派遣型風俗店経営K容疑者(40)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕。17日午後10時15分ごろ、小倉北区馬借1丁目の事務所で、スタッフの女性(24)が勝手に店をやめたとして「罰金を払わなければ親にばらす」などと脅し、100万円を支払う念書を書かせた疑い。「反省を促すため(念書を)書かせたが、本気で金を受け取るつもりはなかった」と否認しているという。
カメラで少女監視…JKリフレ、児童福祉法違反容疑で初の摘発
2014.05.14 サンスポ
女子高生らが個室で客にマッサージをする「JK(女子高生)リフレ」と呼ばれる店で、18歳未満の少女をカメラなどで監視下において働かせたとして大阪府警少年課は13日、児童福祉法違反(有害支配)の疑いで、経営者のM容疑者(48)ら3人を12日に逮捕したと発表した。これまでJKリフレ店の摘発は労働基準法違反容疑が適用されていた。より罰則が重い児童福祉法違反容疑での摘発は全国で初めてという。
M容疑者らの逮捕容疑は2013年12月~14年3月、大阪市淀川区の「萌(も)えエステ メイドの手」で、ミニスカートを着用させ、個室で下着姿の男性客にマッサージをさせるなどの目的で、当時高校2年の女子生徒(17)を支配下に置いた疑い。
少年課によると、同店は受付のすぐ脇が少女らの待機室になっており、遠隔操作できる監視カメラを設置。少女らには勝手な外出を禁止していた。また、壁には「ペナルティー」と書かれた紙がはられており、「罰金」として、無断欠勤で平日3000円、休日5000円、遅刻や早退は30分ごとに500円を徴収。一方、少女の報酬は時給800円と指名料2000円の50%(1000円)だったという。
同店の料金は、客があおむけになっての上半身と足のマッサージが60分6600円など。わいせつ行為は禁止だが、少女の1人は事情聴取に「客に下半身を触られ、店に助けを求めたら『我慢しろ』といわれた」と話しているという。
「客は紙パンツ1枚で寝転び、少女は透け透けの衣装を着させられていた。わいせつ行為をしようとする客がいてもおかしくはないし、店も『とにかく指名を取れ』と少女らにハッパをかけていたようだ」と捜査幹部は説明した。
同店が入っているビルの上階には撮影スタジオも設置。別料金で、客に少女らのコスプレ姿も撮影させていた。12日の家宅捜索で、府警少年課はセーラー服など100点以上を押収した。
JKリフレは、少女らを有害な業務に就かせたとする労働基準法違反容疑での摘発が続いていた。府警は今回、同店が女子高生らを有害な仕事をさせるために支配下においていたと判断。同容疑より罰則の重い児童福祉法を全国で初めて適用した。
M容疑者は「カメラは監視ではなく、売上金の着服を防ぐため」と容疑を否認。ほかに逮捕された従業員のY容疑者(45)、店長のO容疑者(23)は容疑を認めているという。
■労働基準法と児童福祉法
労働基準法では危険有害業務の就業制限についての規定があり、第62条2項で「満18歳未満の者を、福祉に有害な場所における業務に就かせてはならない」などとしている。罰則は、6月以下の懲役または30万円以下の罰金。一方、児童福祉法では第34条1項9号で、「児童の心身に有害な影響を与える行為をさせる目的をもつて、これを自己の支配下に置く行為」を禁止している。罰則は3年以下の懲役または100万円以下の罰金またはその両方、と重くなる。
■「JK」にまつわる事件簿
★全国初の摘発(2013年1月) 個室で男性客に添い寝などをさせたとして、警視庁が労働基準法違反の疑いで東京・秋葉原のJKリフレ17店を家宅捜索し、働いていた少女115人を保護。後に店長や経営者ら4人を逮捕
★恐喝(13年10月) JKお散歩を利用した男性(49)から30万円を脅し取ったとして警視庁は恐喝の疑いで経営者の男(25)と少女(17)を逮捕。「少女の手を触った」などと因縁をつけたという
★下着購入(13年10月) JKお散歩で働く女子高生から下着を買うなどしたとして、警視庁は都青少年健全育成条例違反の疑いで会社員の男(30)を逮捕。一緒に散歩した女子高生の下着を1万8000円で買い、自分の下半身を触らせたという
★プロレス(14年4月) 女子高生に体が密着するプロレス技をかけるサービスをさせたとして、神奈川県警は労働基準法違反(危険有害業務の就業制限)の疑いでJKリフレ経営の男(36)を逮捕。1番人気は「首4の字固め」だった
ウナギ取引巡り、恐喝未遂の疑い 宇和島署が2人逮捕 /愛媛県
2014.05.13 大阪地方版/愛媛
国産ウナギの取引をめぐって現金を脅し取ろうとしたとして宇和島署は12日、宇和島市川内、指定暴力団Y組系組幹部のM容疑者(50)ら2人を恐喝未遂の疑いで逮捕し、発表した。2人は「脅してはいない」と否認しているという。
ほかに逮捕されたのは松山市祇園町、無職N容疑者(49)。署によると、2人は2月26、27の両日、稚魚の取引を仲介している宇和島市の住宅建設業の男性(57)に購入を持ちかけたうえで、「稚魚のサンプルを1キロ50万円でそろえ、あとで100キロを用意しろ。出来なかったら違約金300万円を取る」と脅した疑いが持たれている。100キロなら5千万円相当になり、男性は2人が購入資金を用意できないとみて届け出た。署は、2人が無理な契約を示して違約金名目で金を脅し取ろうとしたとみて調べている。
秋葉原で現金恐喝容疑の3人を逮捕
2014.05.13 東京朝刊
秋葉原で通行人から現金を脅し取ったとして、警視庁少年事件課は、恐喝容疑で、さいたま市大宮区三橋、アルバイト、T容疑者(20)ら3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認め、「けんかが弱い金持ちが多いと思い、秋葉原を狙った」と供述している。
逮捕容疑は昨年12月31日午後6時ごろ、千代田区外神田の路上で、横浜市の男性会社員(28)に因縁をつけ、腹や顔を殴る蹴るなどした上、運転免許証を撮影して「警察に言ったら家に乗り込むからな」と脅迫し、現金25万円を脅し取ったとしている。
男性会社員は「周りに人はいたが、誰も助けてくれず、通報もしてくれなかった」と話しているという。
恐喝未遂容疑で緊急逮捕=富山
2014.05.12 東京朝刊
富山中央署は11日、富山市婦中町下轡田、自称会社員N容疑者(38)を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕したと発表した。逮捕は10日。発表によると、N容疑者は9日、2年ほど前まで交際していた富山市の会社員女性(30)の実家の郵便受けに、「慰謝料をお願いします。連絡がない場合、親に話をしに行く」などと書いた手紙を入れ、現金を要求した疑い。容疑を認めているという。
情報抜き取りアプリ 男を恐喝などで起訴=千葉
2014.05.10 東京朝刊
スマートフォンの情報がウイルス(不正アプリ)で抜き取られ、その情報をもとに現金が脅し取られた事件で、千葉地検松戸支部は9日、恐喝などの容疑で逮捕された自営業S容疑者(43)について、不正指令電磁的記録供用罪と恐喝罪で千葉地裁松戸支部に起訴した。恐喝容疑で逮捕された会社役員K被告(45)(有印私文書偽造・同行使罪などで起訴)については、処分保留とした。
910万円恐喝容疑で逮捕=宮崎
2014.05.09 西部朝刊
県警は8日、都城市花繰町、会社役員I容疑者(67)を恐喝容疑で逮捕した。発表によると、I容疑者は2007年7月下旬から同10月下旬までの間、自宅敷地内の事務所で、同市の知人男性に、貸した金の利息を口実に「自宅や事務所に行って騒動するぞ」などと言って計約910万円を脅し取った疑い。「金は受け取ったが、脅していない」と否認しているという。
監禁女性から500万円恐喝容疑、男を再逮捕
2014.05.06 大阪朝刊
自宅に監禁した知人女性(63)から現金500万円を脅し取ったとして、兵庫県警兵庫署は5日、恐喝容疑で、神戸市中央区北本町通の無職、M容疑者(80)を再逮捕した。「500万円という大金は見たことない」と容疑を否認しているという。逮捕容疑は、3月31日に自宅で「殺すぞ。500万円出せ」などと女性を脅して誓約書を書かせたうえ、4月7日、奈良県内の金融機関の窓口で、女性の口座から現金500万円を引き出させ、自らの口座に入金させたとしている。M容疑者は4月14日、この女性を2カ月間自宅に監禁したとして、監禁容疑で逮捕されていた。
アプリで情報盗み恐喝*千葉県警*容疑の札幌の男ら逮捕
2014.04.19 北海道新聞朝刊全道
千葉県警は18日、不正アプリでスマートフォンから個人情報を抜き取り、現金を脅し取ったとして恐喝の疑いで、福岡県太宰府市青山1、自営業S容疑者(43)と札幌市中央区南3西1、会社役員K容疑者(45)を再逮捕した。
逮捕容疑は昨年12月、大阪府の男性(29)に無料通信アプリLINE(ライン)を通じて、スマホの個人情報を抜き取る不正アプリを送付。電話帳データを抜き取った後、女性を装ってわいせつな行為を見せ合うことを持ち掛け、動画を送信させて「知人にばらまかれたくなければ金を払え」と脅し、20万円を振り込ませた疑い。
県警によると、S容疑者は「中国で仲間とやった」と容疑を認め、K容疑者は否認している。2人は出会い系サイトで知り合った男性数十人から、少なくとも500万円を脅し取ったとみられる。
県警は、中国人中心の犯行グループが関与した可能性があるとみて調べている。
県警は今年3月、別の恐喝事件でS容疑者を逮捕。K容疑者は詐欺未遂などの疑いで、警視庁に逮捕されていた。
友人から30万円脅し取った疑い 山陽小野田署、逮捕 /山口県
2014.04.16 西部地方版/山口
(山陽小野田署発表) 15日、宇部市東須恵の無職S容疑者(20)を恐喝の疑いで逮捕。昨年11月6日、友人男性(20)を自宅に呼び出して包丁で脅し、同市内のコンビニエンスストアの駐車場で現金30万円を脅し取った疑い。S容疑者は「借りただけ」と話している。
恐喝容疑18歳逮捕*別の事件の呼び水か
2014.04.15 北海道新聞朝刊全道
【千歳】千歳市内で3月、コンビニエンスストアの強盗未遂容疑で逮捕された無職少年(18)が、約半月前に同じ高校の同級生から恐喝され、金に困った末に強盗しようと思い立ったと供述していることが、千歳署への取材で分かった。同署は14日、恐喝の疑いで、この元同級生の無職少年(18)を逮捕した。
恐喝の逮捕容疑は2月28日午後1時25分ごろ、同じ高校に通っていた無職少年がメールを返信しなかったことに因縁をつけ、同市北光の公衆トイレ内で現金5千円を脅し取って顔面を殴るなどしたほか、同日午後4時ごろ、恵庭市のJR恵み野駅で、さらに現金3万5千円を脅し取った疑い。
被害者の少年は3月17日に千歳市内のコンビニで男性店員に包丁をみせて「金を出せ」と脅し、強盗未遂容疑で逮捕された。同署によると、少年は逮捕後、「金が欲しかった」と供述しており、恐喝事件との関連を調べている。
暴力団トラブル、不当要求 集中相談窓口を設置 北九州など県内4か所=北九州
2014.04.13 西部朝刊
暴力団とのトラブルや不当要求に関する集中相談窓口が12日、県内4か所に設置され、弁護士や県警捜査員が相談に応じた。
集中相談は、県暴力追放運動推進センターなどが主催し、年2回(4、11月)、窓口を設置している。北九州、福岡、飯塚、久留米の4か所で計13件の相談が寄せられ、うち北九州市役所に設けられた窓口には6件の相談があり、弁護士らが解決のための方策について助言した。
暴力団に関する相談については、同市安全・安心相談センターが市役所内に常設窓口を設置。昨年度は約200件の相談が寄せられたという。
恐喝や強要を受けた被害者が報復を恐れて警察に届け出なかった結果、要求がエスカレートするケースも多く、同センターの担当者は「傷口を広げる前に、法的な解決を図ることが大切。少しでも不安を抱えている人は相談してほしい」と話している。
恐喝未遂容疑で逮捕=愛知
2014.04.06 中部朝刊
千種署は5日、名古屋市昭和区元宮町、風俗店店長N容疑者(27)を恐喝未遂容疑で逮捕した。
発表によると、N容疑者は3月29日午前3時半頃、体験入店していた春日井市のアルバイト女性(19)が接客中に客から1万円を盗んだと因縁をつけ、「店の決まりで500万円の罰金だぞ」などといい、まず100万円の借用書を書かせ、脅し取ろうとした疑い。女性は怖くなり、同署に届け出て発覚した。N容疑者は「借用書は書かせたが、脅していない」と否認しているという。
詐欺撲滅へ特殊捜査室=埼玉
2014.04.02 東京朝刊
多発する振り込め詐欺に対応するため、県警は1日、特殊詐欺捜査室を捜査2課内に設置した。検挙と対策の両方を担っていた振り込め詐欺(恐喝)総合対策本部に代わり、41人態勢で詐欺グループの摘発や解体を目指す。
最近は振り込め詐欺だけではなく、ギャンブル必勝法を提供することを持ちかけて金をだまし取る事件も増加している。同室は、被疑者の供述や被害相談などから手口の傾向を分析するほか、アジトなどの情報を収集し犯行グループの撲滅につなげる。県警の各部や各署と連携してだまされたふりをして検挙することも進める。
同日の発足式では、杵淵智行本部長が「背後組織を見据えた捜査を行い、犯行グループの実態解明と徹底した検挙を推進していただきたい」と訓示。坂本雅彦室長は「関係各部門の緊密な連携を通じ能力を最大限発揮する」と決意表明した。
偽装結婚口実に恐喝の疑い
2014.03.28 朝刊
【滋賀県】草津署などは27日、恐喝の疑いで、甲賀市水口町山の自営業、I容疑者(40)を逮捕した。
逮捕容疑では、昨年6月27日ごろ、甲賀市内の男性(32)=電磁的公正証書原本不実記録・供用の罪で起訴=に、偽装結婚の口止め料として「人生終わりにしたる。300万今すぐ現金で渡せ」などと言い、3回にわたり計300万円を脅し取ったとされる。容疑を認めている。
署によると、I容疑者はこの男性とインドネシア人女性(33)の偽装結婚で、共謀して虚偽の婚姻届を甲賀市役所に提出したとして起訴されている。
個人情報:廃棄PCに500人の情報 800万円で買い取りを オークション落札者要求--鹿児島・日置市
2014.03.19 西部朝刊
鹿児島県日置市職員労働組合(太田昭一郎委員長、約370人)の組合員ら約500人の住所や給与明細、口座番号などの個人情報が外部に流出したことが分かった。個人情報が入っていたとみられるパソコンがインターネットオークションで売却され、購入した男性が買い取りを求めてきたため発覚した。買い取り価格は総額約800万円。労組は県警日置署に相談すると共に、パソコンを処分した業者への損害賠償請求も検討している。
2012年7月、労組がパソコンを新機種に更新した際、納入業者に古いパソコン2台の廃棄を依頼。うち1台には、05年以降の組合員や元組合員、退職者の氏名、住所、電話番号、口座番号などが書かれた一覧表や、労組事務所職員の給与明細などの個人情報が入ったままだった。
その後、13年11月中旬になって、男性1人が事務所を訪れ、「オークションでパソコンを買ったらデータが入っていた。データ1件1万円でどうか」と太田委員長に買い取りを要請。労組側の計算では、約500人分のデータは総額約800万円になる。その後も男性から10回程度、電話で買い取り打診があったが、労組は購入を拒否。12月になると、組合員や市議に対し、流出データや労組の不手際を指摘する手紙計約50通が届いたという。
労組に対しパソコン納入業者は「古いパソコンは責任を持って処分する」との口約束を交わしていたが、具体的な処分方法までは決めていなかった。業者側はインターネットオークションでパソコンを売却したことは認めたが、「パソコン内蔵のハードディスクは外して出品した」と主張しているという。
個人情報の取り扱いに詳しい武藤糾明弁護士(福岡県弁護士会)は「パソコンや携帯電話を転売する際はデータを完全に消去するか、業者ときちんと契約を交わす必要がある。一方、非常に高額で情報を買い取るよう要求することは恐喝未遂罪に当たる恐れがある」と話している。
労組の井上建三書記長は「処分を依頼する際に不備があった。今後は業者とデータ消去に関する契約を結ぶなど、適切な対応を取る」と話している。
少年ら5人再逮捕 出会い系アプリ利用強盗致傷容疑
2014.03.06 朝刊
【愛知県】出会い系アプリを利用した少年らが金を脅し取っていたとされる事件で、名古屋・緑署などは五日、強盗致傷の疑いで、みよし市や安城市などに住む二十~十六歳の男女五人を再逮捕した。五人のうち、無職の男(20)=恐喝と窃盗罪で起訴=と無職少年(19)は四回目、他の三人は三回目の逮捕。
容疑では、五人は共謀し、昨年十二月十四日未明、おとり役の少女が名古屋市熱田区内に誘い出した同市守山区の男性会社員(29)を、他の四人が取り囲んで同市昭和区の駐車場へ車で移動。脅迫して近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で現金を引き出させるなどして三十八万円を奪い、顔を殴ってあごの骨を折る三カ月のけがを負わせたとされる。
緑署によると、五人とも「宿泊代や食事代が欲しかった」と容疑を認め、さらに数件の犯行に及んだと供述しているという。
2150万円恐喝容疑=新潟
2014.02.25 東京朝刊
接触事故を偽装して多額の現金を脅し取ったとして、新潟西署は24日、千葉県の男ら4人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。
逮捕されたのは、千葉県松戸市新松戸、歯科技工士S(24)、福島県鏡石町本町、歯科技工士W(24)、新潟市西区寺地、アルバイトY(24)の3被告=いずれも恐喝罪で起訴=と、さいたま市緑区、当時19歳の会社員の男(23)。
発表によると、S被告らは2010年3~5月、当時10歳代の男性との間で故意に2度の接触事故を起こし、暴力団員であるかのようにほのめかして脅し、数回にわたって計2150万円を脅し取った疑い。容疑を認めているという。
<NEWSファイル>200万円脅し取った疑いで男逮捕
2014.02.11 北海道新聞朝刊全道
【名寄】名寄署は10日、恐喝の疑いで、旭川市永山8の1、無職Y容疑者(38)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年10月21日、名寄市の30代男性と交際相手の女性とのトラブルの仲介に入り、慰謝料を名目に士別市内で男性から現金200万円を脅し取った疑い。
同署によると、Y容疑者と被害者の男性は顔見知りだったという。
恐喝罪元警部に2年6カ月求刑 地検「悪質で卑劣」 /福井県
2014.02.06 大阪地方版/福井
建設会社役員から現金100万円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われている元県警警部のA被告(51)=懲戒免職=の論告求刑公判が5日、福井地裁(鵜飼祐充裁判長)であった。検察側は「警察官としての立場を最大限に利用した悪質で卑劣な犯行」として、懲役2年6カ月を求刑した。判決は今月26日。
論告で検察側は「警察官であった被告の存在なくしては不可能な犯罪」と指摘し、「警察全体に対する社会の信頼を大きく損なわせた」と述べた。弁護側は「反省し、再犯の恐れもない」などとして執行猶予付き判決を求めた。被告人質問で、A被告は「被害者や県民のみなさん、県警の信頼を失墜させたことをおわびしたい」と話した。
起訴状では、A被告は不動産会社長のI被告(52)=有罪判決=と共謀、昨年6月上旬、男性に虚偽の説明をして現金を脅し取ったとされる。
3容疑者、因縁つけ131万円恐喝疑い=静岡
2014.01.26 東京朝刊
沼津署は25日、沼津市双葉町、無職A(22)、住所不定、無職U(22)の両被告(恐喝罪で起訴)を恐喝の疑いで再逮捕するとともに、東京都練馬区、無職O容疑者(21)を同容疑で逮捕した。
発表によると、3人は共謀して、県東部の会社員男性(24)に対し、女性関係について因縁をつけ、2012年12月下旬から昨年6月下旬頃にかけて複数回にわたり「金を払わないと殺す」などと言って、計131万円を脅し取った疑い。調べに対し、A、U両被告は「金を脅し取ったことは間違いない」と供述しているが、O容疑者は容疑を否認しているという。
A、U被告はそれぞれ別の恐喝容疑で逮捕、起訴されている。
「つつもたせ」で現金奪った疑い、少年少女5人逮捕 県警 /愛知県
2014.01.24 名古屋地方版/愛知
「つつもたせ」の手口で誘い出した男性から現金を奪うなどしたとして、県警は16~19歳の少年少女5人を強盗致傷と窃盗の疑いで逮捕し、23日に発表した。食事代や遊ぶ金欲しさだったと、いずれも容疑を認めているという。
発表によると、5人は昨年12月7日午前4時35分ごろ、名古屋市緑区のホテル駐車場などで、出会い系サイトで女性になりすまして呼び出した岡崎市の男性会社員(22)に殴る蹴るの暴行を加え、約4万円などが入った財布を奪ったほか、男性のキャッシュカードで計31万円を現金自動出入機(ATM)で引き出した疑いがある。男性は全身打撲で約3週間のけが。
5人のうちの2人は、昨年11月4日に西尾市で起きた「つつもたせ」による恐喝事件に関与したとして逮捕された。県警は余罪が数件あるとみて調べる。
300万円を脅し取ろうとした疑い
2014.01.23 朝刊
【三重県】いなべ署は22日、恐喝未遂の疑いで四日市市大井手2、指定暴力団Y組系組幹部K容疑者(40)を逮捕した。
逮捕容疑では5日午後、いなべ市内の男性会社員(31)に電話をかけ、男性がかつて起こしたトラブルの示談金名目で300万円を脅し取ろうとしたとされる。
署によると、容疑の一部を否認している。
130万円恐喝容疑 女子高生を逮捕=青森
2014.01.17 東京朝刊
八戸署は16日、八戸市、女子高校生(18)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。
発表によると、女子高校生は昨年9月12日から11月21日の間、自宅や県南地方の知人の女子高校生(16)の自宅前の路上などで数回にわたり、この女子高校生から現金計約130万円を脅し取った疑い。
交通トラブルで暴行・恐喝の疑い
2014.01.08 朝刊
【滋賀県】彦根署は7日、暴行と恐喝の疑いで、彦根市後三条町、無職N(21)、同市西今町、無職N(21)両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑では、昨年11月2日深夜~3日未明、彦根市内のアルバイト男性(25)を田んぼに落とし、顔を殴るなどし3万9000円を奪い、さらに近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で下ろさせた12万1000円を奪ったとされる。N容疑者は「1人でやった」、N容疑者は「間違いない」と認めている。
署によると、市内の交差点で信号待ち中に軽乗用車をバックさせ、後続車のアルバイト男性にクラクションを鳴らされたことに腹を立てたらしい。