報道された脅迫事件 2022年

ゼネコン恐喝未遂で有罪 /大阪府
2022.12.29 大阪地方版/大阪 
 中堅ゼネコンの銭高組からの依頼で暴力団対応をしてきたことに乗じ、8千万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂罪に問われた下請け会社役員2人に対し、大阪地裁は28日、懲役2年6カ月執行猶予4年(求刑懲役2年6カ月)を言い渡した。西川篤志裁判官は「請求の根拠は明確でなく、犯行態様も許容できない」と述べた。

 被告は、いずれも豊中市の建設会社役員のa被告(71)と息子のa介被告(36)。判決によると、同社は銭高組からの依頼で、暴力団からの要求を受けて金銭を支払うなどの対応をしてきた。2人はこれに乗じて昨年9~10月、銭高組常務らに8千万円を支払わなければ、こうした対応を公表すると脅迫した。弁護側は請求には根拠があるなどと主張したが、退けられた。銭高組は取材に「個別案件についてはお答えできない」としている。

朝日新聞社

世界一のアボカド産地・メキシコ 麻薬組織が暗躍 生産者の拉致・恐喝横行
2022.12.29 大阪朝刊 
 世界一のアボカド生産量を誇るメキシコ。米国ではスポーツ界最大の祭典、プロフットボールのスーパーボウル観戦に欠かせない食べ物として定着し、日本でも健康に良い食材として人気を集め、市場拡大が続く。一方、麻薬組織が暗躍する産地周辺では生産者を狙った拉致や恐喝が横行。命を守るため故郷を離れる農家もおり、活況の裏で暗い影が忍び寄る。

 黒みがかった葉っぱが幹全体を覆うように豊かに茂り、辺りの風景を濃緑色に彩る。有数の産地として知られるメキシコ中西部ミチョアカン州のウルアパン近郊に広大なアボカド畑が広がる。

 「十数年前には10トン前後だった収穫量が今は120トンにまで増えた。生産は大きく伸び、収入ももたらしてくれる」。農家のナルシソ・ペニャさん(37)は、穏やかな笑顔を見せた。

 国連食糧農業機関(FAO)によると、メキシコのアボカド生産量は世界の3割を占める約239万トン(2020年)。20年前の約90万トンから2・6倍に増加し、ここ10年ほどは年平均約8%の成長が続く。日本の輸入量は、横浜税関によると1988年に3370トンだったが、2020年は約24倍の7万9560トンに。輸入先の86・1%をメキシコが占める。

 そのメキシコは、麻薬の一大消費地である米国と生産地の中南米を結ぶ中継地として知られ、麻薬組織が暗躍。ミチョアカン州にも強い影響力がおよび、市場拡大の恩恵を受ける農家が標的にされる事件が起きている。

 「21年1月に兄が連れ去られた。要求に応じて多額の金銭を支払ったが、兄は戻ってこなかった」。農家のアグスティン・ペニャさん(51)は肩を落とした。21年、家族や親族と同州を逃れ難民として米国に渡った。麻薬組織はアグスティンさんにも接触してきており、次に狙われるのは自分と分かっていたためだ。

 ウルアパンで約20年前からアボカド生産を始め、年々事業を広げてきた。「親族は皆よく働き、誰かとトラブルを抱えることもなかった」。出荷を手がける会社も経営していたが、危険が差し迫り、全てを置いて逃げざるを得なかったという。

 「要求を断れば殺される。麻薬組織は強大だ」。アグスティンさんは、好況に沸くアボカド農家を狙い、同様の事件が多発していると証言する。22年2月には同州で輸出検査を担う米担当官が脅迫を受け、米国が輸入の一時全面停止に踏み切る事態も表面化した。

 故郷に戻ってアボカド生産を再開したいと願うが、現状では不可能だとアグスティンさん。「何よりも大切なのは家族や自分の命だ。政府が手を打たなければ状況は何も変わらない」と悲痛な思いを訴えた。(ウルアパン 共同)

産経新聞社

ガーシー氏、聴取応じる意向 警視庁、脅迫疑いなどで要請
2022.12.28 大阪朝刊 
 NHK党の立花孝志党首は27日、記者会見し、海外に滞在している同党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員(51)が来年1月召集の通常国会に合わせて帰国し、警視庁の任意の事情聴取要請に応じる意向だと明らかにした。

 ガーシー氏は7月の参院選比例代表で初当選。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイなどに滞在し、一度も国会に登院していない。立花氏によると、ガーシー氏はかねて通常国会には出席する考えを示しており、27日にLINE(ライン)でやりとりしたところ、警視庁の聴取を受けるとの返答があったという。

 立花氏は「本人は、来年1月か2月には戻りたいという意思は持っている」と説明する一方、「彼の生命・身体(の安全)を保証できないので、私は戻ってきてほしくない」と述べた。

 ガーシー氏は「芸能界の裏側」を暴露するとしてユーチューブに動画を投稿。交流があった複数の著名人が脅迫や名誉毀損(きそん)の疑いでガーシー氏を告訴していた。捜査関係者によると、警視庁は今月24日に弁護士を通じて聴取を要請した。

産経新聞社

同僚脅した疑い、神戸市職員逮捕 「殺すぞ」本人は否認 /兵庫県
2022.12.16 大阪地方版/兵庫 
 同僚を「殺すぞ」と脅したとして、須磨署は15日、神戸市職員のa容疑者(47)=神戸市灘区灘南通3丁目=を脅迫容疑で逮捕し、発表した。「殺すぞって言っていません」と容疑を否認しているという。

 署によると、a容疑者は14日午前8時20分ごろ、神戸市長田区のJR新長田駅の構内で、同僚の40代女性に対し、後ろから「殺すぞ」と複数回声をかけて脅した疑いがある。

 神戸市によると、2人は須磨区役所北須磨支所に勤務している同僚で、これまでトラブルは把握していないという。

朝日新聞社

田中聖容疑者を恐喝容疑で逮捕 元KAT―TUN=続報注意
2022.11.30 東京夕刊 
 知人女性から現金1万円を脅し取ったとして、京都府警は29日、アイドルグループ「KAT―TUN(カトゥーン)」の元メンバー、田中聖(こうき)容疑者(37)=千葉県柏市大井、覚醒剤取締法違反の罪で公判中=を、恐喝の疑いで逮捕し、発表した。「今は何も言えません。弁護士と相談してから考えます」と話しているという。

 伏見署によると、田中容疑者は昨年6月6日から同14日の間、京都市伏見区の知人女性(36)に、LINEで「どこまで舐(な)めてんだお前コラくそが」などと数十回メッセージを送って脅迫し、同21日に現金1万円を送金させて脅し取った疑いがある。女性の紹介で出演したライブの出演料が未払いだと因縁をつけていたという。

 <続報注意>

 京都地検は2022年12月26日、田中聖容疑者を恐喝の疑いについては不起訴処分とした。

朝日新聞社

女性を脅した疑い、自衛官を逮捕 /鹿児島県
2022.11.19 西部地方版/鹿児島 
 (霧島署発表) 陸上自衛隊国分駐屯地の自衛官、岩松大和容疑者(22)を17日、脅迫の疑いで逮捕。容疑を認めているという。10月9日午後5時ごろ、県内の知人女性の携帯電話にSNSを通じて女性を脅迫する文言などを送信した疑いがある。

朝日新聞社

「うずしお先生」懲役10年判決 出会い系で性的暴行
2022.11.18 大阪朝刊 
 マッチングアプリで「うずしお先生」と名乗り、知り合った女性3人に性的暴行などをしたとして、強制性交などの罪に問われたa被告(49)に対する判決公判が大阪地裁で開かれ、中川綾子裁判長は懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。16日付。

 判決によると、松本被告は令和元年9月~2年8月、当時19~24歳の女性3人に対し、性的暴行やわいせつな行為などをした。事前に裸の動画を送らせるなどした上で、「ネットに名前もなにもかもさらされたら困らない?」といったメッセージを送り、犯行に及んでいた。

 弁護側は「女性との同意があった」と無罪を主張したが、中川裁判長は、メッセージの内容などから有罪と認定。「動画の拡散を恐れた被害者が意に反することを著しく困難にする卑劣な脅迫をした」と述べた。

産経新聞社

手配中の容疑者が出頭 /神奈川県
2022.11.03 東京地方版/神奈川 
 相模原市南区の閉館したホテルに指名手配中とみられる男が逃げ込み、逃走した事件で、県警は2日、住居不定、無職a容疑者(44)を監禁容疑で逮捕し、発表した。同日午前、「逃げるのに疲れた」と県警本部に出頭したという。

 逮捕容疑は7月23日、暴力団関係者の男と共謀し、男性2人を脅迫し、車のトランクに監禁したというもの。容疑を否認しているという。

 暴力団対策課によると、10月20日昼、捜査員2人が同区のコインパーキングで張り込み中、同容疑者に似た男を見つけ近づこうとしたところ、約100メートル離れたホテルの中に逃走。捜索したが見つからなかった。同課は建造物侵入容疑でも調べる。

朝日新聞社

取り調べで暴言、巡査部長を戒告 県警 /和歌山県
2022.10.29 大阪地方版/和歌山 
 県警は28日、男性巡査部長(39)が2020年に40代男性を取り調べた際に暴言を浴びせた問題で、警察の信用を失墜させる行為だとして巡査部長を戒告の懲戒処分にし、発表した。処分は28日付。

 県警監察課によると、巡査部長は和歌山北署に所属していた当時、暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕された男性=同罪で有罪判決=の取り調べ中、「どつき殺すぞ」などと暴言を吐いた。

 男性は、精神的苦痛を受けたとして昨年6月、慰謝料176万円を求めて和歌山地裁に提訴し、今月に県が慰謝料30万円を支払うことで和解が成立。また、男性は昨年8月、和歌山地検に特別公務員暴行陵虐容疑で告訴。和歌山区検は今年3月、脅迫罪で和歌山簡裁に略式起訴し、巡査部長は罰金20万円を納付していた。

朝日新聞社

新宿のバーで暴れる 容疑で組幹部ら逮捕
2022.10.20 東京朝刊 
 新宿区のゲイバーで店を壊したり、店長を脅迫したりしたなどとして、警視庁新宿署は暴力行為処罰法違反の疑いで、指定暴力団住吉会幸平一家系組幹部、a容疑者(44)ら男計9人を逮捕した。調べに対し黙秘している。

 捜査関係者によると、a容疑者は暴走族「関東連合」(解散)の元幹部で「a」の名前でアダルトビデオ監督としても活動していた。

 逮捕容疑は1月2日午前2~4時ごろ、新宿区新宿2のゲイバーで、男性店長の接客態度に腹を立てたa容疑者が「ここのケツ持ちを呼べ。誰が一番偉いか教えてやる」などと店長を脅迫し、配下の組員を呼んで取り囲んで謝罪を強要。その後も2回来店し、店のドア(約42万円相当)や酒瓶(約6万円相当)を壊したほか、店長に土下座を強要するなどしたとしている。

産経新聞社

「山上容疑者殺しに行く」電話 拘置所業務妨害疑いで男逮捕
2022.10.08 東京朝刊 
 安倍元首相銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者が勾留中の大阪拘置所(大阪市都島区)に「山上を殺しに行く」と電話をかけたとして、大阪府警が威力業務妨害の疑いで、石川県野々市市野代、無職、a容疑者(39)を逮捕していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕は9月30日。

 捜査関係者によると、逮捕容疑は9月18日、大阪拘置所に「山上を殺しに行きます。安倍さんを殺した山上は殺さないといけない」などと電話をかけ、拘置所の業務を妨害したとしている。

 電話は石川県内から発信され、通話履歴などからa容疑者の関与が浮上したという。

 a容疑者は警視庁麻布署に「ゲリラが中国大使館とロシア大使館を発砲する」などと電話をしたとして業務妨害容疑で5月に同署が逮捕。

 9月22日には知人男性への脅迫容疑で愛知県警が逮捕していた。

産経新聞社

安倍晋三元首相国葬 脅迫メールで中止要求 北海道
2022.09.28 大阪朝刊 
 安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)を中止しなければ学校を攻撃し、子供を誘拐するなどと脅迫するメールが北海道旭川市に送られていたことが27日、同市への取材で分かった。

 市によると、メールは9月1日、ホームページの問い合わせフォームを通じて匿名で1通届いた。中止しなければ27日午後に学校や市役所、鉄道を攻撃するなどと書かれていた。

 札幌市によると、同市にも1日、中止を求める脅迫メールが届いた。

産経新聞社

ネット中傷、長期化させない 発信者特定急ぐ、来月新制度
2022.09.23 東京朝刊 
 インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷被害が後を絶たない。根拠のない虚偽の情報が拡散され、長期にわたって被害に苦しむ人もいる。政府は対抗策として関連法を改正。来月1日から、発信者をより早く特定することができる新制度がスタートする。

 ■失うものすらなくなった 元アイドル、根拠ないうわさで苦しみ 誹謗3年以上、活動にも影響

 「死ね」「殺してやる」「生きている価値がない」

 2019年春。新潟を拠点とするアイドルグループ「NGT48」の中心メンバーとして活躍していた荻野由佳さん(23)のSNSに、こんなメッセージが連日のように届いた。「スルーしておけば穏やかに終わると思っていた」。そんな淡い期待は打ち砕かれ、3年以上たった今も誹謗中傷にさらされている。

 荻野さんはアイドルになる夢をかなえ、17、18年には2年連続でNHK紅白歌合戦や日本レコード大賞といった大舞台を踏んだ。

 暗い影が差したのは、18年12月。同じグループのメンバーの自宅にファンの男らが押しかけ、暴行容疑で逮捕される事件が起きた。事件が明るみに出た翌月、荻野さんと男らに私的な交流があったのではないかといううわさがネット上に広がった。「夜中に何げなくスマホを見たら『荻野が黒幕』と、えげつないほど書き込まれていた」

 うわさのもとの一つとされたのは、事件前にSNSに投稿していた写真だ。NGT48のメンバーと写った写真だったが、「事件に関与したメンバー」と根拠のない情報が広がった。虚偽の情報をもとに、ネット上で誹謗中傷が広がっていった。

 SNSには攻撃的なメッセージが連日届いた。次第にエスカレートし、新潟市内の報道機関や行政機関に「荻野由佳を殺す殺す殺す」などと書かれたファクスが送られた。新潟県警が脅迫事件として捜査し、容疑者が逮捕された。

 さらに衝撃だったのは、その後だった。ファクスの文字について、ネット上に「字が似ている」「(荻野さんの)自作自演だ」とする書き込みがあった。それは3年以上たった今でも、書き込まれる。

 芸能生活にも大きな影響を与えた。自身を起用したテレビ局や企業に対して「なぜ起用するのか」と多数のクレームが入るようになった。テレビ番組への出演は激減。「もう人生、終わった」。そう思い詰め、食事がのどを通らない時期もあった。

 21年11月、6年半在籍したNGT48を卒業。ソロでのタレント活動に専念したが、仕事には恵まれなかった。今年5月で大手芸能プロダクションとの契約も終わり、フリーになった。「失うものすらなくなった」

 10月から加害者の特定がより早くできるようになることについて、荻野さんは「法的に反撃しやすくなる。うそでも事実であるかのように広がってしまうネット空間の現状が、少しでも変わって欲しい」と願う。

    ◇

 ネット上での誹謗中傷被害をめぐっては、総務省の違法・有害情報相談センターに2021年度、6329件の相談があった。10年前の約4倍だ。ただ、総務省の担当者は「被害の一部にすぎない」と話す。

 特に著名人を標的とした中傷は深刻だ。芸能活動にまつわる法的問題に詳しい河西邦剛弁護士は「ネガティブな情報は、臆測とうわさが加わり、ネット上で雪だるま式に膨れ上がるのが特徴だ」と指摘する。

 20年にはフジテレビの番組に出演したプロレスラーの木村花さん(当時22)が、ネット上の匿名の中傷に悩み命を絶った。

 こうした状況を受け、侮辱罪の法定刑が今年7月、「拘留(30日未満)か科料(1万円未満)」から「1年以下の懲役・禁錮か30万円以下の罰金、または拘留か科料」に引き上げられた。

 また来月1日には「プロバイダー責任制限法」の改正法が施行され、加害者を特定する手続きが簡略化される。1年ほどかかっていた開示までの期間が数週間から半年程度に短縮される見込みだ。損害賠償請求へのハードルが下がる。

 被害を受けた場合、どう対応すればいいのか。

 ネット上の誹謗中傷対策に詳しい岡崎女子大学の花田経子講師(情報セキュリティー)は「早い段階で加害者に対するアクションが重要になる」と指摘する。

 起点となる投稿を放置すると、デマ情報がネット上に残り続け、まったく知らない人がそれを検索してうのみにするため、何度も同じような中傷を受け続けることになり、長期化するという。

 一般の人など、法的措置をすぐに取ることが難しい場合については、ネット企業が運営するセーファーインターネット協会の「誹謗中傷ホットライン」などを利用してほしいとする。

 ■ネット上の誹謗中傷被害と法改正などの動き

 <2009年> お笑い芸人スマイリーキクチさんのブログに、殺人事件に関与したかのような事実無根の書き込みをしたとして容疑者6人が書類送検される

 <19年> 山梨県のキャンプ場で行方不明になった女児の母親を中傷したり、脅迫したりする行為がネットで相次ぐ

 <20年5月> SNSで誹謗中傷を受けていたプロレスラー木村花さんが死去

 <8月> 総務省がネット上の誹謗中傷対策に関する緊急提言をまとめる

 <22年3月> 東京・池袋で19年に起きた車の暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さんがSNSで中傷被害

 <7月> 侮辱罪を厳罰化

 <10月1日> プロバイダー責任制限法の改正法施行

朝日新聞社

別の中学生を監禁容疑 障害者施設代表を再逮捕 福岡県警 【西部】
2022.09.09 西部朝刊 
 中学生が拘束され、障害者施設などに監禁された事件で、福岡県警は8日、福岡県久留米市の障害者施設代表で、運営するNPO法人「さるく」(福岡市)理事長のa容疑者(57)=福岡市早良区西新5丁目=を、別の中学生に対する逮捕監禁の疑いで再逮捕し、発表した。容疑をおおむね認めているという。

 捜査1課によると、a容疑者は2017年10月6~8日、同県大野城市の中学1年生で13歳だった男子生徒宅で、「お前、動くな」「今から連れていく」などと脅迫。生徒の手足を結束バンドで縛り、両目に粘着テープを貼りつけ、a容疑者の自宅などに連行し、監禁した疑いがある。

 小学生のときから学校で起こしていた問題行動に母親が悩み、療育に関するセミナーに参加。a容疑者を紹介するリーフレットを目にし、連絡をとったのがきっかけだったという。a容疑者は障害者の問題行動を改善するとうたい、各地で在宅支援をしていた。

 生徒は小学4年からa容疑者の訪問セラピーを受けていた。中学1年で約63万円の3日間の合宿に参加した際、今回の被害に遭ったとされる。その後、生徒が問題行動を起こした場合、自宅から閉め出すよう指示するa容疑者に父親が不信感を抱き、セラピーの利用をやめたという。

 a容疑者は、別の中学生を久留米市の障害者施設などに監禁したとして、逮捕監禁罪で起訴されている。県警は同様の被害が約10件あるとみている。

朝日新聞社

刃物で女性脅し強盗・性的暴行疑い、男を逮捕 /大阪府
2022.09.03 大阪地方版/大阪 
 路上で女性を脅して性的暴行を加えたとして、府警は2日、大阪市城東区関目5丁目、無職a容疑者(28)を強盗強制性交等とわいせつ略取の疑いで逮捕し、発表した。「刃物を突きつけたが、強盗と性的暴行はしていない」と容疑を一部否認している。

 捜査1課によると、a容疑者は8月上旬の深夜、府内の歩道を歩いていた40代の女性に後ろから抱きつき、「声を出したら殺すぞ」と言い、背中に刃物を突きつけて脅迫。駐車場に連れ込んでかばんを奪った上、性的暴行を加えてけがを負わせた疑いがある。

朝日新聞社

女性に性的暴行、海曹を懲戒免職 舞鶴の海自隊員 /京都府
2022.09.02 大阪地方版/京都 
 海上自衛隊舞鶴地方総監部(舞鶴市)は1日、舞鶴弾薬整備補給所所属のa3等海曹(36)が同日付で懲戒免職になった、と発表した。海曹は2月25日に大阪市内で未成年の女性を脅迫して性的暴行を加え、大阪府警曽根崎署に強制性交等容疑で緊急逮捕されていた。

朝日新聞社

高市氏事務所に脅迫文
2022.08.20 東京朝刊 
 高市早苗経済安全保障担当相の事務所に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係性を批判し「首を洗って待ってろ」と脅迫する文書が届いていたことが19日、事務所への取材で分かった。事務所の担当者は「対応は検討中」としている。警視庁も把握しており警戒している。事務所によると、文書は18日、東京都千代田区の衆院第1議員会館の事務所に郵送された。北海道から送られたとみられる。高市氏は10日の記者会見で、約20年前に旧統一教会と関係が深いとされる月刊誌で他の政治家と対談したと明らかにしていた。

施設代表ら起訴、中学生監禁の罪 福岡地検 【西部】
2022.08.11 西部朝刊 
 中学生を拘束し暴行したとして、福岡地検は10日、福岡県久留米市の障害者施設代表a(57)=福岡市早良区=と、同県志免町立小学校教諭のs(37)=同県篠栗町=の両容疑者を逮捕監禁罪で起訴し、発表した。認否を明らかにしていないが、関係者によると「保護者や子どものためにやったが、子どもの人権を無視していた」と反省しているという。

 起訴状などによると、2人は昨年10月9日、長崎県の中学生の男子生徒(当時14)宅で、生徒の手足を結束バンドなどで拘束し、頭に袋をかぶせて拳や銅管で殴り、山道に連れて行くと、「手と足縛って転がして埋めるぞ」と脅迫し、施設で監禁したとされる。

 a容疑者は「『困った行動』すべてを改善する」などとうたい、障害のある子どもへの対処法を教えるセミナーを各地で開催していた。

朝日新聞社

安倍氏銃撃 山上容疑者、3年前にツイッター凍結 教団幹部の殺害示唆
2022.08.02 東京朝刊 
 安倍晋三元首相(67)が演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)=鑑定留置中=が、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の幹部殺害を示唆する内容をツイッターに投稿し、3年前にアカウントを凍結されていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。銃撃事件の直前まで使用していたアカウントとは別のものという。

 a容疑者は令和元年10月から「silent hill 333」というアカウント名でツイッターに投稿。ツイッター社は、事件後の7月19日にこのアカウントを凍結している。

 ツイッター社によると、3年前に凍結したのは、このアカウントと同一人物が開設したとみられる別のアカウント。特定の標的に対し殺害や脅迫の意思を示すことなどを禁じる同社の利用ルールに違反していた。

産経新聞社

「金と命もらう」ハンマーで殴る 容疑で茨城の男ら逮捕
2022.06.28 東京朝刊 
 中野区の住宅で住民の男性をハンマーのようなもので殴るなどして金銭を要求したとして、警視庁暴力団対策課などは強盗殺人未遂の疑いで、いずれも職業不詳のa容疑者(35)=茨城県筑西市、a容疑者(41)=同土浦市=を逮捕した。2人は「殺すつもりはなかった」などと容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は5月12日午前9時45分ごろ、中野区内の住宅を工事業者を装い訪れ、住民の30代会社員男性をハンマーのようなもので殴ったり、両足を粘着テープで縛ったりして、「金と命をもらうぞ」などと脅迫して金銭を要求。男性に全治約2週間のけがを負わせたなどとしている。男性は2人について「知らない人」と話したという。

 暴力団対策課によると、騒ぎを聞きつけた近隣住民が110番通報。野方署員が駆け付け、両容疑者は男性宅の雨どいなどをつたって逃走した。a容疑者は車で、a容疑者は西武新宿線沼袋駅まで向かい、タクシーで逃走したとみられる。防犯カメラの解析などで2人を特定した。暴力団対策課などは動機の解明を進めている。

産経新聞社

【多面鏡 事件・司法から今を読む】強制性交罪の見直し
2022.06.27 大阪朝刊 

 ■難しい着地点 曖昧さの排除を

 日本の文学で、男女の情交が最も上質に描かれた作品は何だろう。学生の頃、乱読の果てにたどり着いたのが、三島由紀夫の最後の長編小説『豊饒(ほうじょう)の海』第1巻、『春の雪』だった。

 侯爵家の嫡子、松枝清顕(きよあき)と伯爵家の令嬢、綾倉聡子は幼なじみ。やがて聡子は皇族の婚約者となったが、2人は禁断の愛に踏み込んでしまう。

 《…膝(ひざ)を進めて聡子の肩へ手をかけた。その肩は頑(かたく)なに拒んだ。この拒絶の手ごたえを、彼はどんなに愛したろう。大がかりな、式典風な、われわれの住んでいる世界と大きさを等しくするようなその壮大な拒絶。このやさしい肉慾(にくよく)に満ちた肩にのしかかる、勅許(ちょっきょ)の重みをかけて抗(はむか)ってくる拒絶。これこそ彼の手に熱を与え、彼の心を焼き滅ぼすあらたかな拒絶だった》

 その後も繊細かつ官能的な描写が続くのだが、そう遠くない将来、作中から推察されるような流れが「同意なき性交」とみなされ、犯罪になるかもしれない事態に陥っている。

 法務大臣の諮問機関である法制審議会は現在、刑法の性犯罪規定をめぐって幅広く見直しを検討している。

 とりわけ注目されるのが、強制性交罪の成立に必要な「暴行・脅迫」要件などを緩和すべきかどうかの議論だ。同意のない性交を全て処罰する「不同意性交罪」の創設を求める声が上がる一方、要件緩和によって処罰範囲が不明瞭になることを危惧する指摘もあり、難題となっている。

 性犯罪をめぐっては、平成29年施行の改正刑法で厳罰化が図られた。強姦(ごうかん)罪を強制性交罪に変更して法定刑を引き上げたほか、起訴に被害者の告訴を必要とする「親告罪」規定を削除。従来は被害者が女性に限られていたが、改正法では被害者に男性を含め、性交類似行為も対象とした。

 また、親などの「監護(かんご)者」が立場を利用して18歳未満の者に性的な行為をすれば、暴行や脅迫がなくても罰することができる「監護者わいせつ罪」と「監護者性交罪」も新設された。

 性犯罪に関する刑法の大幅改正は約110年ぶりだったが、わずかな期間で再検討を余儀なくされたのは、性被害をめぐる裁判で無罪判決が相次いだことが背景にある。

 例えば父親が19歳だった実の娘に性的暴行をしたとして、準強制性交罪に問われた事件の裁判。1審の名古屋地裁岡崎支部は娘の同意はなかったと認定する一方、「(抵抗するのが著しく難しい)抗拒不能の状態だったとは認められない」として無罪を言い渡した。その後、名古屋高裁は1審判決を破棄して懲役10年の逆転有罪とし、最高裁が上告を退けて確定した。

 強制性交罪が成立する要件は「暴行または脅迫を用いて」、準強制性交罪は「心神喪失もしくは抗拒不能に乗じ」などと規定されている。こうしたハードルのせいで、被害者側に不利な判決が出たり、そもそも被害と認められなかったりするケースがあるのではないか-。世論は「フラワーデモ」のような形で喚起され、さらなる法改正の機運が醸成されたわけだ。

 一部の改正派が理想とするのは、法制審でも紹介されたスウェーデンの法律だ。簡潔に記せば、明確な同意がない性行為をすべて違法とするもの。自発的参加を示す「YES」が合法の絶対条件であり、それ以外は「NO」になる。性の自己決定権を具現化した先進的ルールといえる。

 ただ、スウェーデンは日本と比べて治安が悪い上、歴史も文化も価値観も異なる。国柄を無視した安直な“模倣”は社会に大混乱をもたらすだけであり、それこそ同意できない。さすがに法制審でも「参考例」の扱いのようだが、今後の議論が引きずられないよう願うばかりだ。

 仮に強制性交罪の要件を緩和するならば、着地点を見誤らないでもらいたい。法務省の説明によると、直近のたたき台になっているのは、「意思に反して」、あるいは「拒絶する意思を形成・表明・実現することが困難であることに乗じて」性交した場合に違法とする-などの案という。追加文言も検討されているとはいえ、これでは抽象的すぎないか。

 曖昧な表現はさまざまな解釈をもたらし、捜査当局の恣意(しい)的な運用や冤罪(えんざい)を招きかねない。性暴力は憎むべきだが、法の暴力もあってはならないはずだ。

 『春の雪』を改めて手に取り、「意思」や「拒絶」の機微に触れると、余計にそう思えてきた。

産経新聞社

元アイドルを脅迫した疑い 男を書類送検 /神奈川県
2022.06.25 東京地方版/神奈川 
 女性アイドルグループ「AKB48」の派生グループ「バイトAKB」の元メンバーで、県内でラーメン店を経営するaさん(25)に対して、ツイッター上で殺害の予告をしたとして、県警は23日、30代の男を脅迫容疑で書類送検した。捜査関係者が明らかにした。容疑を認めているという。

 送検容疑は昨年10月、aさんのツイッターアカウントなどに、「数日以内に必ずあなたを殺(あや)めにいきます」と投稿し、aさんを脅迫したというもの。aさんが被害届を出していた。aさんは23日、自身のツイッターで、男が書類送検されたと報告。男とは面識がなかったという。
朝日新聞社

強盗強姦など、容疑者再逮捕 横浜、09年の事件 /神奈川県
2022.06.24 東京地方版/神奈川 
 女性宅に侵入し現金を奪って性的暴行を加えるなどしたとして、県警は23日、横浜市南区日枝町5丁目、無職a容疑者(59)を強盗強姦(ごうかん)と住居侵入容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査1課によると、a容疑者は2009年10月上旬、未明に横浜市の当時20代の女性宅に侵入。女性にナイフのようなものを突きつけて脅迫した上で性的暴行を加え、額にけがを負わせ、現金1万2千円を奪った疑いがある。女性と面識はなかったという。a容疑者は今年4月8日未明、同市の別の女性宅に侵入し性的暴行を加えたなどとして強盗・強制性交等罪などで起訴されている。

朝日新聞社

分裂山口組、抗争再燃か 車で幹部宅襲撃など相次ぐ
2022.06.12 東京朝刊 
 国内最大の指定暴力団山口組が分裂して間もなく7年となる中、沈静化していた分裂抗争とみられる事件が再び各地で相次いでいる。車で組幹部宅を襲撃する事件が目立つ。警察当局は「分裂に終止符を打つために山口組側が揺さぶりをかけている可能性がある」とみて警戒を強めている。

 大阪府豊中市の高級住宅街で5月8日未明、1台の乗用車が住宅の玄関に突っ込んだ。神戸山口組のナンバー2で、中核団体「宅見組」の組長の自宅。住宅には当時、人がいたがけがはなかった。府警は直後、対立する山口組系組員(26)を住宅の門扉を壊した建造物損壊容疑で逮捕した。

 山口組を巡っては2015年8月、中核組織の「弘道会」(名古屋市)が主導する組運営に不満を抱いた関西拠点の組長らが離脱し、神戸山口組を結成した。その一部が17年春に「任侠(にんきょう)山口組(現・絆会)」の設立を表明。以来、分裂状態が続く。

 分裂後の19年には、山口組と神戸山口組の抗争が激化し、兵庫県尼崎市や神戸市で銃を使った殺人事件が起きた。両組織は暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団に指定され、定められた警戒区域内での組員の集合や組事務所の出入りが禁じられるなど、締め付けが強化された。

 その後に抗争は沈静化したとみられたが、今年5月以降、事件が相次ぐ。

 6月5日昼には、神戸市北区の神戸山口組トップの井上邦雄組長宅に銃弾が撃ち込まれた。県警は直後に拳銃を持って出頭した男(49)を現行犯逮捕。捜査関係者によると山口組系組員とみられ、発射された銃弾は10発以上という。

 翌6日未明には、同じ神戸山口組傘下の佐賀市内の組事務所に車が衝突。佐賀県警は、直後に自首してきた山口組系組員(36)を建造物損壊容疑で緊急逮捕した。佐賀県内は警戒区域に指定されておらず、事務所は組員が出入りできる状況だったという。

 絆会側が狙われた事件も続く。5月10日には三重県伊賀市の病院駐車場で、車内にいた絆会組員が右腕を撃たれて重傷を負い、山口組系組員(26)が殺人未遂容疑で逮捕された。

 6月6日夜には、神戸市長田区の絆会の織田絆誠代表宅に軽乗用車が突っ込み、兵庫県警は7日、出頭してきた男(38)を建造物損壊容疑で逮捕した。捜査関係者によると、山口組の関係者とみられるという。

 相次ぐ事件について、複数の捜査関係者が「分裂を終わらせれば特定抗争指定が解除されるとみて、山口組側が神戸山口組と絆会に揺さぶりをかけている可能性がある」と指摘する。

 組員が出入りする居宅や事務所への襲撃について、ある捜査関係者は「相手を脅すだけでなく、住民の不安をあおり、地域に居づらくさせて拠点を奪う狙いもある」とみる。車での犯行は「建造物損壊程度だから軽い刑罰で済む、との狡猾(こうかつ)な考えもあるだろう」と話す。車での襲撃は「車特攻」と呼ばれるといい、ある暴力団関係者は「車特攻なら刑は軽く、相手への揺さぶりにもなる」と話す。

 神戸山口組ナンバー2の自宅に車が突っ込み、山口組系組員が建造物損壊容疑で逮捕された事件では、敷地に侵入した上で門扉を壊して脅したとして大阪地検が住居侵入と脅迫の罪でも起訴した。捜査幹部は「事件の狙いは、抗争相手への脅し。厳罰が科されるべきだ」と言う。

 警察当局は犯行指示の有無など組織の関与について調べると共に、関連施設を巡回して抗争再燃への警戒を強めている。

朝日新聞社

「美人局」男性を脅迫 容疑で男女4人逮捕
2022.06.10 東京朝刊 
 ツイッターで知り合った男性を脅してスピーカーなどを奪ったとして、警視庁少年事件課は、住居侵入と強盗の疑いで、世田谷区のアルバイトの少年(17)や青梅市の飲食店店員の女(19)ら男女計4人を逮捕した。調べに対し世田谷区の少年は黙秘し、ほか3人は容疑を認めている。

 少年事件課は4人のほかに、主犯格とみられる八王子市の男(18)=強盗容疑などで逮捕=と17歳の少女2人の計7人で、同様の事件を計10件起こしていたとみている。被害総額は計375万円に上るとみられる。

 少年事件課によると、少年らは今年2月、ツイッターに「家出少女」などのハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿。連絡してきた板橋区の男性介護士(32)と女が男性の自宅に行き、女は外に出た後で少年3人とともに自宅に戻り、少年らが「俺の女に何してんだ」などと男性を脅迫。健康保険証を持たせて「30万円支払います」と言わせ、その様子を動画で撮影したという。

 逮捕容疑は共謀して2月18日、男性介護士の自宅に侵入し、「未成年者誘拐だ」などと脅し、ワイヤレスポータブルスピーカー(約1万円相当)を奪ったとしている。

産経新聞社

500万円恐喝容疑、漁業者3人逮捕 石巻署 /宮城県
2022.06.02 東京地方版/宮城 
 石巻署は1日、女川町の漁業の男性(当時60)から現金500万円を脅し取ったとして、いずれも漁業で女川町塚浜のa(72)とa(64)、石巻市渡波のa(70)の3容疑者を逮捕し、発表した。それぞれ「脅し取ったという認識はない」などと否認しているという。

 署によると、3人は2016年8月20~30日、女川町内で男性と複数回会い、パイプ椅子を投げつけるふりをして脅迫し、現金500万円を受け取った疑いがある。

 男性が17年11月、署へ告訴状を出していた。男性の録音記録の解析などを行い、容疑を特定したという。署は、海上の境界線をめぐるトラブルが原因とみて捜査している。

 県漁協女川町支所によると、a容疑者は、支所を代表する運営委員長を務めていたこともある。
朝日新聞社

ジャニーズJr.にストーカー行為 容疑で女子高生逮捕
2022.05.19 東京朝刊 
 ジャニーズJr.のアイドルグループ「7MEN侍」のaさん(19)に付きまといカッターナイフを突き付けて脅したとして、警視庁渋谷署はストーカー規制法違反と暴力行為処罰法違反の疑いで、横浜市に住む女子高校生(17)を逮捕した。容疑を認め「昨年の4月にJR渋谷駅近くで(佐々木さんと)すれ違い、ひと目ぼれした」と話しているという。逮捕容疑は今年4月1日~5月8日、東京都内の路上で4回にわたり佐々木さんに付きまとうなどのストーカー行為をしたほか、カッターナイフの刃をaさんに突き付け脅迫したとしている。aさんは渋谷駅近くの所属事務所に駆け込み無事。渋谷署に被害届を提出していた。

産経新聞社

SNSで出会い…潜む悪意 未成年者の誘拐被害急増
2022.04.13 東京朝刊 
 未成年者誘拐などの被害が急増している。令和3年に全国の警察が認知した略取誘拐事件は前年比52件増の389件で、未成年者の被害が全体の約8割を占めた。交流サイト(SNS)やオンラインゲームなどを通じた出会いをきっかけに被害に遭う若年層が多く、殺人事件に発展したケースも。未成年者のSNS利用が活発化する中、ネット上での出会いを規制することが難しい現状もある。

                  ◇

 ◆平成以降最悪

 「友人に会いに行く。夕方には戻る」

 昨年8月28日、東京都墨田区の高校3年の女子生徒=当時(18)=は、母親にそう言って外出したまま行方不明になった。3日後、生徒は山梨県内の小屋で遺体で発見。のちに生徒を呼び出し、連れ去った群馬県内の20代夫婦が警視庁に殺人や未成年者誘拐などの容疑で逮捕された。

 この夫と生徒が知り合ったきっかけは、ツイッターだった。妻は生徒と面識はなかったが、2人の交流に不満を持ち、話し合いの名目で呼び出したとされるが、「気持ちの整理がつかなくなり殺した」と身勝手な理由を口にした。

 略取誘拐は、脅迫やだますなどして相手を連れ去り自らの支配下に置く罪だ。被害者が未成年の場合、たとえ本人の同意を得ていたとしても、親が被害を申告すれば、未成年者略取誘拐に該当する。

 警察庁によると、昨年の「略取誘拐・人身売買」の認知件数は389件(前年比15・4%増)で、ここ10年で約2・5倍に増えた。刑法犯の認知件数が減る一方、略取誘拐事件は平成以降で最悪の水準となった。

 中高生の被害が目立ち、SNSを通じて略取誘拐の被害に遭った18歳未満は昨年は86人に上り、5年間で4倍に増加した。

 ◆重大事件に発展も

 事件多発の背景には、スマートフォンやSNSの普及で、未成年者が大人と簡単にコミュニケーションを取れるようになったことが挙げられる。SNSで未成年者を懐柔して性的行為に及ぶ「オンライングルーミング」が社会問題化。わいせつ被害にとどまらず、重大事件に発展するケースも起きている。

 携帯電話・スマホの所持率は平成22~29年で小学生が約2割から約6割へ、中学生は約5割から約7割へと急速に高まっている上、コロナ禍の外出自粛の影響で小学生のSNS利用が急増し、犯罪被害に遭うリスクに拍車をかけた。

 多くのSNSでは、13歳未満の子供の使用を認めず、保護者の同意が必要としているが、本人認証の機能や規制が緩い動画投稿サイトやオンラインゲームもある。そのため、子供が無警戒のまま悪意ある人物とつながり誘拐される事件が相次いでいるのだ。

 ◆規制の難しさ

 一方、ネット上での出会いを規制することは難しいのが現状。文教大の池辺正典教授(情報学)は「ツイッターなどは、薬物やわいせつ目的などが明白な場合以外は、私権制限につながる可能性があり規制が難しい」と指摘。「悪意の線引きが難しく、未成年とのトラブルにつながる可能性がある書き込みについても注意喚起にとどまっている現状がある」と話す。

 池辺氏は「法整備による規制ができない中、被害を未然に防ぐためには、ボランティア団体や教育現場によるネットリテラシー(情報判断力)の教育や保護者が子供のネット利用に関心を持つなど、継続した対応が必要だ」と呼びかけた。

産経新聞社

「恥ずかしい姿」脅迫材料に 「セクストーション」相談増、府警が注意喚起 /京都府
2022.04.08 大阪地方版/京都 
 元交際相手やインターネットで知り合った人によって、自身の性的な画像や動画がネット上に流出する被害が増えている。加害者に渡った画像やデータを取り返すことはほぼ不可能だとして、府警などは警鐘を鳴らしている。

 「恥ずかしい姿を見せ合いませんか」

 こんな誘い文句を発端にして金銭を要求されたという被害相談が近年、目立ってきている。セックス(性的)とエクストーション(ゆすり)を合わせた造語で「セクストーション」と呼ばれる。

 情報セキュリティー対策などに取り組む独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)の担当者によると、手口の一例はこうだ。

 出会い系サービスで知り合った人物に誘惑され、ビデオ通話などで互いの裸など恥ずかしい姿を見せ合うことに。すると、相手はこう提案してくる。

 「別のもっと良いアプリで引き続き、やりとりしませんか」

 そのアプリをスマートフォンにインストールして、やりとりを続けているうちに事態は悪化。ある日、別の知らない人物からこんな電話が入る。

 「恥ずかしい動画を友人らにばらまかれたくなかったら金を払え」

 実際にスマホに登録している連絡先の一部を写した画像が送られることも。

 だまされたと気付いても「恥ずかしい」やりとりや動画は相手側が記録済み。あのアプリはこっそりビデオ通話を録画する機能を持ち、スマホの電話帳にもアクセスしていた――。

 府警によるとセクストーションの相談は府内で昨年に37件あり、前年の3倍以上に。SNSの普及などが原因に考えられるという。

 ただ、解決は難しいのが現状だ。相手に渡った動画を消すことは、ほぼ不可能だからだ。特に加害者が外国にいたり、海外のサーバーを経由していたりすると捜査は困難になるという。

 金を払えば終わるわけでもないとIPAの担当者は警告する。追加で払うよう要求が続くことも。「他人に見せられないような恥ずかしい動画を撮ったり、見せたりしないということにつきます」と話す。

 府警の人身安全対策課は4月に注意喚起のチラシを1万枚作成した。今後各警察署で配っていく予定だ。

 ■危険性を疑似体験、高校で授業

 府内の高校では今月、自身の性的な姿を撮る「自画撮り」の被害を防ぐため、府警による授業が始まった。第1弾は5日に伏見区の府立京都すばる高校であり、2、3年の生徒22人が受講した。

 授業は、女性がSNSで知り合った男性とやりとりするうちに、水着姿の写真などを拡散すると脅されるというストーリーを、1人ずつ配られたタブレット端末で疑似体験し、対応を考えるという内容だ。

 ポイントは、加害者がまず、学校の悩み相談や雑談などで被害者に親近感を与えようとする手口を、生徒に知ってもらうこと。この手口は「チャイルドグルーミング」(子どもをてなずける行為)と呼ばれる。

 講師を務めた三井俊和さんによると、信頼関係が一度できることで、被害者が断り切れず要求に応じてしまうという。

 本多史奈さん(17)は、自画撮り被害があることを以前にユーチューブで知ったというが、授業で疑似体験してみて「自分も結構引っかかってしまいそうだった」と話した。

 産官学連携でサイバー犯罪対策を進める府警のネットセキュリティ・サポートセンターの桐畑豊所長は「きっぱり断ることができるように、授業を通して危険性を体験してもらいたい」と話した。

 府警は今後、要請のあった学校などで出張授業を展開するという。(

朝日新聞社

脅迫容疑で高校教員を逮捕 /宮城県
2022.03.31 東京地方版/宮城 
 泉署は29日、石巻市開北3丁目、仙台工高実習教諭、a容疑者(57)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 署によると、a容疑者は2020年3月30日ごろ、仙台市泉区の元同僚の男性宅に「殺してやりたい」などと書いたはがき1枚を送った疑いがある。

 市教委によると、a容疑者は02年から同校で電気科の実習補助を担当。市教委は「保護者をはじめ市民の信頼を裏切ることになり、心からおわび申し上げる」とのコメントを出した。

朝日新聞社

企業を脅迫した疑い /東京都
2022.03.18 東京地方版/東京 
 警視庁は愛知県豊川市諏訪4丁目の会社員a容疑者(54)を脅迫と威力業務妨害の疑いで逮捕し、17日発表した。

 品川署によると、a容疑者は1月12日~2月2日に計12回、ゲーム会社やパチンコ機器メーカーを傘下に置く「セガサミーホールディングス」にメールで「会社放火して社員ぶっ殺して家族親兄弟子供ぶっ殺してやるから」などのメッセージを送信。社員らを脅したほか、業務を妨害した疑いがある。容疑を認め、「オンラインゲームで負けて悔しかった」などと話しているという。

朝日新聞社

居酒屋で脅迫、容疑で山口組系幹部ら6人逮捕
2022.03.10 大阪朝刊 
 金銭トラブルをめぐり男性を集団で脅したとして、府警捜査4課は9日、暴力行為処罰法違反の疑いで、特定抗争指定暴力団山口組の2次団体「吉川組」幹部、a容疑者(48)=大阪市中央区瓦屋町=ら男6人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。逮捕容疑は共謀し、令和元年11月1日深夜~2日未明、同市北区の居酒屋で30代の男性を取り囲み、「吉川組のaや。言うこと聞かんかったらどないなるか分かるやろ」「なめとったらいてまうぞ」などと暴力団の威力を示して脅迫したとしている。

産経新聞社

支援施設職員を脅迫疑いでオーナー逮捕
2022.03.09 大阪朝刊 
 大阪市浪速区の発達障害児の支援施設「きずな難波」に通う子供たちを殴ったとして経営者の男が逮捕された事件に絡み、事件発覚前に施設内部で暴行の実態を訴えていた女性職員(31)を脅したとして、大阪府警浪速署は8日、脅迫容疑で、この施設のオーナー、a容疑者(50)=大阪府大東市=を逮捕した。容疑を認めている。

 同署によると、女性は施設経営者による子供たちへの暴行に耐えかねて、昨年9月、a容疑者に暴行などの様子をまとめた報告書を提出するとともに辞職したい旨を伝えていた。逮捕容疑は昨年12月上旬、浪速区内の飲食店に女性を呼び出し、「通報したら一生恨むよ」「この業界では働けないようにする」などと脅したとしている。

産経新聞社

リベンジポルノ被害、最多 昨年相談1628件、20代以下66% 警察庁発表
2022.03.03 東京夕刊 
 元交際相手や知人らの裸の画像をネット上に流出させるといった「リベンジポルノ」に関する警察への被害相談は昨年1628件(前年比58件増)あり、5年連続で最多を更新した。警察庁が3日発表した。

 ネットで知り合った人から被害を受ける例が特に目立つといい、警察庁は「性的な画像は安易に送らないように」と呼びかけている。

 被害者の性別は女性が1432件で88%を占め、年代別では20代以下が1076件(66・1%)だった。内容は「画像を所持されている、撮影された」が582件で最も多く、「画像を公表すると脅された」580件、「画像を公表された」329件と続いた。

 被害者と加害者の関係は「交際相手・元交際相手」(821件)が半数。次いで多かった「ネット上だけの知人友人」(326件)は前年から26・4%増え、5年間で2倍になった。

 摘発した事件はのべ289件(前年比44件増)あった。罪種別では、リベンジポルノ防止法と児童買春・児童ポルノ禁止法違反がそれぞれ47件で脅迫が40件。傷害や強制性交もあった。

朝日新聞社

元妻への脅迫罪、地裁が無罪判決 /愛知県
2022.02.26 名古屋地方版/愛知 
 児童相談所職員に「元妻らを殺す」などと言ったとして、元妻への脅迫罪に問われた清須市の男性(40)について、名古屋地裁は25日、無罪(求刑懲役6カ月)を言い渡した。西脇真由子裁判官は「発言が児相職員を介して元妻に伝わるという認識が、男性にあったとはいえない」と判断した。

 男性は、2020年3月、県中央児童・障害者相談センター(名古屋市中区)の相談室で、職員に対し元妻とその両親の名を挙げて「今から殺しに行く」などと述べ、別の職員が元妻に男性の発言内容を伝えることで脅迫したとして起訴された。

 判決は、男性が職員に対し、発言を元妻に伝えてほしいと言ったことがないなど、元妻に発言が伝わる可能性を認識していたと認めるには合理的な疑いが残ると判断し、故意は認められないとした。

朝日新聞社

登米市職員を懲戒免職 /宮城県
2022.02.23 東京地方版/宮城 
 登米市は22日、建設総務課の主事(34)を21日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 市によると、主事は2021年10月から無断遅刻や早退を繰り返し、所属長が何度も注意したが指示に従わなかった。また22年1月、上司を脅迫した疑いで佐沼署に逮捕された。このため、市は「職場の秩序に大きな影響を及ぼした」と判断した。

 また部下の人格を否定するなどのパワハラをしたとして、21日付で係長級の消防職員(44)を減給10%(3カ月)の懲戒処分とした。以前にも暴力行為で厳重注意を受けていたという。管理責任を問い、上司4人も訓告などの処分とした。

女性を監禁した疑いで諏訪市の男を再逮捕 /長野県
2022.02.21 東京地方版/長野 
 諏訪署は20日、諏訪市中洲の無職a容疑者(29)を逮捕監禁の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認めているという。署によると、a容疑者は1月17日午後8時ごろから18日午後4時ごろにかけて、諏訪市内のアパートで、20代女性に刃物を突きつけるなどして脅迫し、アパートや西谷容疑者の乗用車内などで女性の行動を監視するなどして脱出できない状態にした疑いがある。

 a容疑者はこの女性の金品を奪った上で性的暴行し、包丁で刺して殺害しようとしたとして2月8日、強盗・強制性交等と強盗殺人未遂の罪で長野地裁松本支部に起訴されている。

朝日新聞社

部下の組員が男性にけが「被害届出すな」 脅迫容疑、住吉会系の幹部を逮捕 /東京都
2022.02.10 東京地方版/東京 
 暴力団組員がけがをさせた一般人に「被害届を出すな」と口止めしたとして、警視庁は、組員の上司で、指定暴力団住吉会系幹部組員のa容疑者(37)=中野区江古田3丁目=を脅迫と証人等威迫の容疑で逮捕し、9日発表した。否認しているという。

 組織犯罪対策4課によると、a容疑者は2021年4月23日夜~24日未明、練馬区の路上と居酒屋の店内で、部下がけがをさせた男性(35)を「こっちはヤクザだ。被害届は出すな」「練馬にいる以上、逆らったらひどい目に遭うぞ」と脅した疑いがある。部下が暴行したと聞きつけて現場に向かい、口止めをした可能性が高いという。

 同課は同年11月、男性にけがを負わせたなどとして斎藤容疑者の部下8人を傷害などの容疑で逮捕し、男性から被害届が出ないため背景を調べていたという。

朝日新聞社

強制性交など、容疑者を起訴 諏訪の強盗殺人未遂事件 /長野県
2022.02.09 東京地方版/長野 
 長野地検松本支部は8日、同じアパートに住む女性の金品を奪った上で性的暴行し、殺害しようとしたとして、諏訪市の無職a容疑者(28)を強盗・強制性交等と強盗殺人未遂の罪で長野地裁松本支部に起訴し、発表した。認否を明らかにしていない。

 起訴状などによると、a被告は1月17日、諏訪市のアパートで、20代女性を脅迫して現金6万円とキャッシュカード2枚を奪い、市内の宿泊施設で性的暴行を加えたとされる。さらに翌18日、同じ女性の腹を包丁で刺して殺害しようとしたとされる。女性は内臓を損傷するなどの大けがを負った。地検松本支部は、証拠隠滅のため女性を殺そうとしたとみている。

 諏訪署はa容疑者を殺人未遂容疑で逮捕・送検していた。

朝日新聞社

知事に脅迫メールを送るなどした疑い、男を逮捕 /群馬県
2022.02.07 東京地方版/群馬 
 知事を殺害する趣旨のメールを送るなどしたとして、県警は6日、東京都町田市山崎町、自称会社員a容疑者(27)を威力業務妨害と脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 前橋署によると、逮捕容疑は昨年12月28日午後9時40分ごろ、自身のタブレット端末から、山本一太知事を殺害する趣旨をローマ字で表記した内容を、県ホームページの投稿フォームに送信し、県庁の業務を妨害し、山本知事を脅迫したというもの。今年1月4日に県職員がメールを確認し、署に相談していた。県警は他にも同様の事案を確認しており、余罪を調べる。

朝日新聞社

LINEで脅迫容疑、自称医師を逮捕 /岡山県
2022.01.29 大阪地方版/岡山 
 玉野署は28日、徳島市北島田町1丁目の自称医師、a容疑者(44)を脅迫の疑いで逮捕し発表した。同署によると、a容疑者は昨年末まで玉野市内の病院に勤務。逮捕容疑は今月19日、同病院の男性事務員(46)に対し、「いまガソリン買いました」「患者関係ねえ」「全員殺す」などのメッセージをLINEで送ったというもの。「脅迫したらどんな反応をするか、確かめたかった」と供述しているという。

 署によると、a容疑者は今月から徳島市内の病院に勤務していたが、解雇されたという。

朝日新聞社

包丁で知人脅し、車内に監禁容疑 県立学校教諭を逮捕 /島根県=続報注意
2022.01.06 大阪地方版/島根 
 知人女性を包丁で脅し、無理やり車に乗せて走行したとして、松江署は4日、県立松江清心養護学校教諭のa容疑者(37)=松江市下佐陀町=を逮捕監禁・銃刀法違反の疑いで逮捕した。a容疑者は「逮捕監禁したわけでなく、包丁も持っていない」と否認しているという。女性にけがはなかった。

 署によると、a容疑者は4日午前8時17分ごろ、県東部の駐輪場で、県東部在住の知人の40代女性に万能包丁(刃の長さ17センチ)を見せて「声を出すな」と脅迫。近くに止めていた車の助手席に女性を無理やり乗せて走行して脱出できないようにし、不当に拘束した疑いがある。

 助けを求める女性の声を聞くなどした目撃者の110番通報などから捜査し、車で市内にいた2人を発見したという。

 <続報注意>

 松江地検は2022年3月14日付で、吉田恭二さんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

インターネットカフェで強盗未遂か /東京都
2022.01.03 東京地方版/東京 
 警視庁は2日、住所不定、無職のa容疑者(29)を強盗未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。万世橋署によると、2日午前8時半ごろ、千代田区外神田3丁目のネットカフェのレジで40代の女性店員に果物ナイフを見せ、「金を出せ」などと脅迫。1日午前に入店して以降の利用料金(2590円)の支払いを免れようとしたうえ、売上金を奪おうとした疑いがある。通報で駆けつけた警察官が取り押さえたという。けが人はいなかった。a容疑者には逮捕時、所持金がほとんどなかったという。