報道された脅迫事件 2021年

ボクシング元日本王者を不起訴
2021.12.28 東京朝刊 
 横浜地検は27日、ボクシングの元世界ミニマム級チャンピオン大橋秀行さん(56)らを脅すメールを送信したとして、脅迫容疑で逮捕された横浜市の元日本ミドル級チャンピオン、a氏(47)を不起訴処分とした。理由を明らかにしていない。神奈川県警は11月16日、携帯電話から大橋さんら2人に脅迫メールを送ったとして、逮捕していた。

産経新聞社

脅迫容疑の職員、不起訴 /栃木県
2021.12.25 東京地方版/栃木 
 部下の職員に暴力をほのめかす発言で脅したとして脅迫容疑で書類送検された市貝町の幹部職員の男性について、宇都宮地検真岡支部は24日、不起訴処分にした。

朝日新聞社

筑後地区暴力団、人数は減少傾向 対策へ県警戦略会議 /福岡県
2021.12.14 西部地方版/福岡 
 筑後地区の指定暴力団「道仁会」(久留米市)と「浪川会」(大牟田市)への対策を推し進めようと、県警が久留米署で戦略会議を開いた。

 筑後地区の暴力団は、特定抗争指定暴力団の指定延長が見送られた後に活動が活発化したことから、県警は2018年10月に「筑後地区暴力団集中取締本部」を設置。発足から3年が経った11月19日に、連携強化と対策推進のため戦略会議を開き、情報共有や今後の方針が協議された。

 県警によると、3年間で検挙された構成員は道仁会で延べ148人、浪川会で同37人。本部発足後は脅迫や詐欺などでの検挙が増えているという。

 組織犯罪対策課によると、県内での構成員・準構成員は、道仁会が05年の570人をピークに昨年が370人、浪川会が10~12年の270人をピークに昨年は160人となり、いずれも減少傾向にあるという。

 戦略会議には県警幹部ら約20人が参加し、野村護本部長が「情報の収集、集約による実態解明など、暴力団の壊滅に向けた対策を推進していく」と訓示。組織犯罪対策課の井町由起夫統括管理官は「対策は着実に進んでいるが、住民を脅かす状況は続いている。会議での情報共有などを通して、今後も暴力団の弱体化、壊滅に向け対策を講じていく」と話した。(古畑航希)

朝日新聞社

不自由展、脅迫メール容疑 警視庁、兵庫の男を逮捕
2021.12.06 東京朝刊 
 東京都内で6月から開催が予定されていた「表現の不自由展」をめぐり、主催者側に脅迫メールを送り付けたとして、警視庁は5日、兵庫県尼崎市の会社員の男(47)を脅迫容疑で逮捕し、発表した。メールを送ったことは認めているという。

 展示会をめぐっては、主催者に抗議の電話やメールが殺到したほか、会場の周辺で中止を求める街宣行動が相次ぎ、会場を変更した末に中止になった。

 公安部によると、男は6月19日~7月14日、新宿区などで開催予定だった展示の実行委員会関係者の女性に対し、計5回にわたって「髪を引きずり回される表情がみてみたいわ」「おまえらの中で、死人が出ても不思議ではない」「ドタマの毛引っ張りまわして海にでもたたき込んでやりたい連中」などと記したメールを携帯電話から送って脅した疑いがある。

 関連作品の展示をしていた名古屋市の施設では7月、届いた封筒が破裂する事件があり、施設は一時的に閉鎖された。展示を予定していた大阪市の施設にも7月、脅迫文や不審な液体が届いた。警視庁は名古屋、大阪の事件との関連も調べる。

 
朝日新聞社

脅迫容疑で逮捕、消防士を停職に 富岡甘楽広域消防 /群馬県
2021.11.30 東京地方版/群馬
 富岡甘楽広域消防本部は26日、脅迫容疑で県警に逮捕された男性消防士(25)について、停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。25日付。管理職の処分については「規定による公開対象ではなく、処分の有無も含めて公表しない」という。消防本部によると、男性消防士は以前交際していた女性にSNS上で反社会的集団の名をかたって脅迫し、1日に逮捕された。その後、不起訴処分となった。

朝日新聞社

ハリポタ作者に殺害予告 人権活動家らが自宅住所さらす
2021.11.29 東京朝刊 
 人気小説「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けた英作家J・K・ローリングさんが27日までに自宅住所をツイッターにさらされたと明らかにし、多数の殺害予告などの脅迫も受けているとツイッターで訴えた。

 書き込みは22日付。心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人権活動家3人がローリングさんの自宅前で撮影した写真を、その住所が分かる形で投稿したと主張。ローリングさんは「女性が性別に基づき持っている権利について私に主張させないようにする脅迫だ」と書いた。

 地元メディアによると警察が捜査に乗り出し、活動家のアカウントは削除されたという。

 ローリングさんはトランスジェンダーの権利を尊重する立場を示しつつも性別の概念の重要性を主張しており、たびたび発言が問題視された。2019年にトランスジェンダーの性別変更を否定するような発言をした女性研究者を擁護する見解を示し物議を醸した。

 昨年はトランスジェンダーを支持する活動の行き過ぎを指摘し、米人権団体から「深い失望」を伝えられた。その後、不当な批判だとして団体から19年に贈られた賞を返上した。(ロンドン 共同)

産経新聞社

知事に脅迫投稿、容疑の男を逮捕 県警 /滋賀県
2021.11.19 大阪地方版/滋賀
 三日月大造知事の殺害をほのめかす投稿を繰り返したとして、県警は17日、長浜市木之本町木之本のNPO法人職員の男(37)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査1課によると、男は9月13~23日、知事への意見を募る県のホームページ「知事への手紙」を通じて、「三日月大造、いい加減にしないと死ぬづぉ」「三日月暗殺に行くづぉ」などと4回にわたり、知事を脅迫する投稿をした疑いがある。

 男は脅迫メールの他にも、9月ごろから複数回、意味不明の投稿をしているという。県警が10月11日に県からの被害届を受理し、捜査していた。(安藤仙一朗)

朝日新聞社

元世界王者の大橋秀行さんを脅迫 ボクシング元日本王者を容疑で逮捕
2021.11.17 東京朝刊 
 ボクシングの元世界ミニマム級チャンピオン大橋秀行さん(56)らに脅迫メールを送信したとして、神奈川県警神奈川署は16日、脅迫の疑いで、横浜市中区松影町、元日本ミドル級チャンピオンの無職、a容疑者(46)を逮捕した。署によると「メールは送ったが、脅迫はしていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、昨年10月9日から今年2月6日までの間、大橋さんら2人に「家族もろとも拷問かけながら殺させるように仕向ける」などと書かれたメールを携帯電話から送り、脅迫したとしている。a容疑者は現役時代、大橋さんと同じジムに所属していた。

 署によると、容疑者によるメールは約10年前からあり、大橋さんが署に被害を相談した平成30年5月以降、記録が残っているだけで約700~800通に上る。

 大橋さんはトラブルに心当たりはないと説明しているという。a容疑者は平成5年にプロデビュー。11年4月に日本ミドル級王者、13年8月に東洋太平洋ミドル級王者となった。

産経新聞社

【SNSの罠】援助交際、ツイッターを利用 フォロワー計1万人の女子高生3人
2021.11.17 大阪夕刊 
 大阪府警少年課が、ツイッターなどを利用して援助交際をしていた大阪府内の高校に通う女子高生3人を保護するとともに、女子高生たちを買春したとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、男7人を摘発していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 女子高生たちは、ツイッターで援助交際用のアカウントを開設して互いに連携を取りながら客を募っており、計約1万人のフォロワー数を抱えていたという。府警は今後、女子高生たちと援助交際を行ったとされるほかの男らについても立件する方針。

 捜査関係者によると、7人は大阪府や京都府に住む20~40代の会社員や公務員で、それぞれ昨年11月~今年4月、大阪府内のホテルや車内で、ツイッターで知り合った女子高生たちに対して現金を渡し、みだらな行為をした疑いが持たれている。

 府警は今年6~10月、男7人のうち4人を逮捕、残る3人を書類送検。全員容疑を認めており、「女子高生が好きで手を出した」などと供述しているという。

 女子高生3人は同じ高校に通う16~17歳。今年3月、ホテルから出てきた男を府警が職務質問したところ、3人がツイッターなどで知り合った男らと援助交際していたことが発覚したという。府警幹部は「女子高生たちには指導を行い、今後被害に遭うことのないような措置を講じる」としている。

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 ■「手軽に高額」犯罪の危険性

 女子高生たちはツイッターやLINEといった会員制交流サイト(SNS)を使って男らと知り合っていた。近年、援助交際はSNSで買春・売春する相手を募るのが主流とされているが犯罪に巻き込まれるケースは後をたたず、府警幹部が注意を呼びかけている。

 《明日、〇〇(地名)へ行こっかな~》。女子高生がツイッターに投稿した文面の下には、援助交際を表す《円》《エン》《サポート》といった隠語が並んでいた。

 女子高生たちはあらかじめLINEで連絡を取り合って互いの予定を確認した上で、援助交際をほのめかすツイッターを投稿。返信があった男とダイレクトメッセージでやり取りし、値段交渉などを行った。

 1人が援助交際の募集をかけた際はほかの2人も協力してツイッター上で相手を募集し、男が複数の相手を希望した場合は一緒に援助交際に加わった。3人は「(ツイッターを使うことで)手っ取り早く高額を稼げる」などと話していたという。

 不特定多数の人と手軽に連絡がとり合えるSNS。援助交際やパパ活で相手を募集するツールとして利用されるが、知らないうちに犯罪に巻き込まれることもある。警察庁のまとめによると、SNSをきっかけに児童買春関連事件に巻き込まれた18歳未満の子供は、近年増加傾向にあり、令和元年は1300人で、平成28年(1130人)の約1・15倍。令和2年は1080人と減少しているが、コロナ禍で一時的に落ち込んだとみられる。

 過去には、誘拐や殺人などの重大事件に発展したケースもあり、府警幹部は「盗撮したものをネットで拡散や販売されたり、それをネタに脅迫されたりする危険性もある」と注意を呼びかけている。

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産経新聞社

近隣住民に脅迫文、堺市職員を戒告処分
2021.11.16 大阪朝刊 
 自宅マンションの近隣住民に脅すような文書を投函したなどとして、堺市は15日、市税事務所の係長級の男性職員(54)を戒告の懲戒処分にした。

 市によると、職員は5月下旬、自宅マンションの部屋で子供が走り回るような音を感じ、隣と上階の2世帯に対し、「騒音」「お前を殺す」「死」などと書いた文書を投函。その際に見つけた子供用の傘2本を折ったという。

産経新聞社

弁護士を脅迫した疑いで逮捕 /高知県
2021.11.11 大阪地方版/高知
 10年ほど前に民事訴訟で関係のあった弁護士を脅したとして、高知署は10日、日高村沖名、無職a容疑者(43)を脅迫の疑いで逮捕した。署によると、a容疑者は今年5月、「貴殿は確実に死にます。逃れる事が出来ません」などと書いた男性弁護士宛ての封書を法律事務所に送った疑いがある。「手紙を送ったのは間違いないが、脅迫したつもりはない」と容疑を否認しているという。

朝日新聞社

【SNSの罠】誓約書に署名させ性暴力 高額援助打診、200人超とやり取り
2021.11.02 大阪夕刊 
 《先生のご命令には完全服従します》-。SNS(会員制交流サイト)で知り合った女性にこんな「誓約書」を書かせた上で、性的暴行を加えた男が大阪府警に逮捕された。男は「うずしお先生」と名乗り、高額の援助をうたって女性に接触。入手した個人情報やわいせつな画像などを「インターネットにばらまく」と脅迫し、犯行を重ねていた。今春以降、同様の手口で200人を超える女性とやり取りをしていた男。その素顔を調べると、驚くべき事実が明らかになった。

                  ◇

 ◆「うずしお先生」

 《突然すみません。高額援助のお誘いです。最低50~MAX800位まで出します》

 とあるマッチングアプリで送られてきた1通のメッセージ。女性に援助交際を持ちかけ、同時に高額な見返りが示唆されていた。女性から返信があると、男はこんなメールを送っていたという。《簡単なプロフィルと希望金額を教えてください。私のことは『先生』と呼んでくださいね》

 「うずしお先生」と名乗る男は「援助を受けるための審査」と称し、身分証などの個人情報を要求。その後、ビデオ通話で面接し、さらに裸の画像などを求めた。審査に“合格”した女性には、自身への服従を受け入れる「誓約書」に署名・押印させ、ホテルなどで性行為に及んだ。

 だが、男は約束された金額を支払うどころか、女性の個人情報や性行為を隠し撮りした動画を「インターネットにばらまく」などと脅迫。さらに性行為を求めたという。

 ◆「同意の上」強調

 府警によると、20代前後の女性から被害申告が相次ぎ、事件が発覚。女性とのSNS上などでのやり取りなどから、大阪市旭区の男(48)が浮上した。

 捜査でハードルになったのが、性行為の際の同意の有無だった。性交を強いる犯罪は「暴行・脅迫」を用いるなどした場合に成立するが、誓約書を盾に「同意があった」と主張される可能性もあるからだ。

 府警は、性行為後に男が「やばい画像を親に送る」などと迫り、恐喝行為によって代金の支払いを免れる「財産上不法の利益」を得ていた点に着目。一連の行為が「脅迫」にあたると判断し、7月に強制性交容疑で男を逮捕した。

 さらに、男がこれらの脅迫・強要行為に及んだ後、新たに女性と性行為をしていたとして、9月までに強制わいせつや脅迫などの容疑で再逮捕。大阪地検が同罪などで起訴した。男は今月1日の初公判では「黙秘します」と述べた。

 男は容疑を否認しているが、今年4月以降、200人以上の女性とSNS上などでやり取りをして、性的な画像などを送らせていたとみられ、府警は余罪についても捜査している。

 ◆支援団体運営も…

 実は、男は過去に性犯罪で服役した経験があり、出所後は元加害者として「樹月(きづき)カイン」という仮名でメディアの取材に応じたこともある。6月には、性犯罪者の社会復帰を支援する一般社団法人「さなぎの樹」(大阪市)を設立。代表理事に就いていた。しかし、法人としての活動実体はほとんどなかったとみられ、府警幹部は「支援団体を隠れみのに犯行を重ねていたとすれば許されない」と憤る。

 法務省法務総合研究所の平成28年の報告によると、22~26年の刑務所などへの再入所者は計6万9860人。強姦(ごうかん)罪や強制わいせつ罪での再入所者(367人)のうち、7割以上が5年未満で再入所しており、性犯罪の再犯防止の難しさが浮かぶ。性犯罪に詳しい神田お茶の水法律事務所の上谷さくら弁護士(第一東京弁護士会)は、「性犯罪は服役したから克服できるものではない。本人の意識や自覚の問題だけではなく、『自分は何をしても許される』といった認知のゆがみの治療が必要になるだろう」と指摘した。

産経新聞社

住民に「殺すぞ」、脅迫容疑で祭り関係者逮捕
2021.10.29 大阪朝刊 
 大阪市城東区の祭りに備えてだんじりの動き具合をテストした「試験曳き」で、交通トラブルを訴えた住民を脅したとして、城東署は26日、脅迫の疑いで、岸和田市吉井町の無職、a容疑者(54)を逮捕した。

 逮捕容疑は10日午後2時ごろ、城東区内のコンビニエンスストア店内で近くに住む50代男性を「殺すぞこら」などと怒鳴り、脅迫したとしている。a容疑者は容疑を否認している。

 城東署によると、男性は試験曳きの際、自宅周辺の交通整理が適切に行われていないことを訴えようと祭りの運営責任者を探していたところ、a容疑者から声をかけられたという。a容疑者は祭りの運営に関与していたとみられる。

産経新聞社

ネット中傷、ゆがんだ正義 池袋暴走遺族「過剰バッシング望まず」
2021.10.29 大阪朝刊 
 東京・池袋で平成31年、乗用車が暴走し母子2人が亡くなった事故では、実刑判決を受けた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三受刑者(90)に会員制交流サイト(SNS)などで苛烈な批判が目立った。判決ではこうした状況が「過度な社会的制裁」とされ、量刑が減軽される理由の一つとなったが、遺族は「事故の教訓を伝える妨げになった」と話す。専門家はSNSにより過剰な正義感からくる「私的制裁」が行われやすくなっている危険性を指摘する。

                  ◇

 ◆量刑下回る一因

 《上級国民爺さん》

 《消えろ》

 自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われて禁錮5年の実刑判決を受け、今月収監された飯塚受刑者に、SNSではこんな投稿が相次いだ。

 事故後、任意捜査の末に在宅起訴された飯塚受刑者は公判中、一貫して「ブレーキとアクセルの踏み間違いはなかった」と無罪を主張。批判は激化し、インターネット上だけでなく、受刑者の自宅周辺を街宣車が周回して「日本国民の恥」などと罵声を浴びせたり、自宅周辺に動画投稿者が来たりするなどした。判決では一連のバッシングが「過度な社会的制裁」とされ「(被告側に)有利に考慮すべき事情の一つ」として量刑が求刑(禁錮7年)を下回る一因となった。

 飯塚受刑者は判決後、初めて自らの過失を認めた。

 ◆教訓伝わらない

 「遺族として処罰感情は当然あった。量刑が減らされたのは悲しく思う」

 妻の真菜さん=当時(31)、長女の莉子ちゃん=同(3)=を事故で亡くした松永拓也さん(35)は飯塚受刑者へのバッシングが量刑に影響したことを、そう振り返る。その上で「本来伝えるべきものが伝わらなかったのではないか、と感じた」と打ち明けた。

 「事故の悲惨さを多くの人に知ってもらい、再発防止につなげたい」との気持ちで公判に臨んでいたが、飯塚受刑者個人に対する批判ばかりがクローズアップされ、高齢者による事故を社会全体で考える契機とならなかったのではないかという危機感を感じたという。「健全な議論はなされるべきだと思うが(飯塚受刑者が)脅迫されるようなことは望んでいなかった。彼の公判での態度は確かに不誠実だったが、交通事故は誰でも加害者になりうる。加害者をバッシングすれば、事故がなくなるわけではない」(松永さん)

 ◆拡散される「怒り」

 SNSでのバッシングをめぐっては、26日に結婚した秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さん(30)の夫、小室圭さん(30)の母親の「金銭トラブル」に関連し、攻撃的な書き込みが長期にわたって続き、眞子さんは「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」との診断を受けた。

 国際大グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授(ネットメディア論)によると、SNSでは言いたいことのある人の意見だけが表面に出るため、冷静な声よりも「怒り」のような感情が強調され、拡散されやすい傾向があるという。山口准教授は「表現の自由は担保されなければならないが、たとえ正義感であっても、人格否定や行き過ぎた誹謗(ひぼう)中傷は誰に対しても許されない、という認識を広めることが重要だ」と強調した。

産経新聞社

ネットカフェで強盗容疑 /千葉県
2021.10.17 東京地方版/千葉 
 16日午前3時40分ごろ、千葉市稲毛区園生町のインターネットカフェ「快活CLUB16号千葉北店」の利用客から「刃物を持った人が店から出て行った」と110番通報があった。千葉北署によると、年齢不詳の男が、店内にいたアルバイトの男性(27)に刃物のようなものを示して「金を出せ」などと脅迫。男性が差し出したレジ内の現金約4万円を奪って逃走したといい、署が強盗容疑で逃げた男の行方を追っている。

 署によると、男はやせ形で身長約170センチ。上下黒のフード付きトレーナーにズボン姿で、黒いマスクとサングラスを着用していたという。同店では7日にも約3万円が奪われる同様の強盗事件が発生しており、署は同一犯の可能性もあるとみて捜査している。

朝日新聞社

殺害指示の疑いで元社長の男逮捕 愛知県警 【名古屋】=続報注意
2021.10.14 名古屋朝刊 
 男性を殺害するよう指示したとして、愛知県警は13日、私立小や進学塾を運営する「名進研グループ」(名古屋市)創業者で元代表のa容疑者(71)=名古屋市昭和区滝川町=を殺人予備の疑いで逮捕し、発表した。「まったく身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。

 この男性に対する脅迫容疑で、同市中区新栄1丁目、無職a容疑者(37)も逮捕した。

 中署によると、a容疑者は9~10月、会社役員の男性(71)の写真などを記した紙をa容疑者に渡し、「殺した写真撮ってこないとお金は渡さんぞ」などと殺害を指示した疑いがある。a容疑者はこの男性に「あなたを殺してくれと言われています」などと言い、脅した疑いがある。

 a容疑者は2014年、指定暴力団山口組弘道会の資金源とされる風俗業者側への融資が発覚し、名進研グループの代表を退いた。

 今回の逮捕について名進研側は「当社とは一切関係ない」とコメントした。

 <続報注意>

 名古屋地検は2021年11月2日、aさんを不起訴処分とした。

朝日新聞社

中川翔子さん脅迫疑い 男を書類送検
2021.10.08 東京朝刊 
 インターネット上の掲示板にタレントの中川翔子さん(36)を「殺害する」などと書き込んだとして、警視庁中野署は7日、脅迫と侮辱容疑で、東京都内に住む20代の男を書類送検した。同署は認否を明らかにしていない。送検容疑は今年6月、インターネット掲示板「5ちゃんねる」上に、「自殺しろ」「殺害する」などと書き込み、中川さんを脅迫し、侮辱したとしている。

産経新聞社

「純烈」脅迫疑い 65歳女性不起訴
2021.10.05 東京朝刊 
 東京地検は、NHK紅白歌合戦にも出場した男性歌謡グループ「純烈」リーダーの酒井一圭(かずよし)さん(46)への脅迫容疑で逮捕された、千葉県船橋市の女性(65)を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。1日付。女性は6月に酒井さんの所属事務所に刃渡り約15センチの包丁や男性用パンツ、「あなたを無傷で終わらせません」などと書いた脅迫文を送った疑いで、9月に警視庁に逮捕されていた。

尾身茂氏が理事長務める法人の入り口ドア壊される /東京都
2021.07.23 東京地方版/東京 
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長、尾身茂氏が理事長を務める独立行政法人「地域医療機能推進機構」(港区高輪3丁目)で、21日午前7時すぎ、職員から「入り口のガラスが割られていた」などと高輪署に通報があった。

 署によると、施設入り口のドアのガラスに大型のシャベルが突き刺さっていたといい、器物損壊などの容疑で調べている。脅迫めいた文章などは見つかっていないという。

朝日新聞社

教え子脅迫容疑、早大助教再逮捕 6月、わいせつ容疑で逮捕 /東京都
2021.07.17 東京地方版/東京
 教え子の女子大学生らを脅したとして、警視庁が早稲田大社会科学部助教のa容疑者(39)=台東区池之端4丁目=を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕していたことが16日、同庁への取材で分かった。黙秘しているという。同庁は6月、同じ学生への強制わいせつ容疑でa容疑者を逮捕していた。

 逮捕は15日付。目白署によると、同容疑者は5月、非常勤講師をしていた別の大学の女子学生と友人に、電話とLINEメッセージで「弟がつるんでいる暴力団を家によこすぞ」「東京湾に沈めるぞ」などと告げて脅した疑いがある。強制わいせつの被害相談を受けた友人が電話で抗議したところ、逆上したという。

朝日新聞社

「東京湾に沈める」 教え子を脅迫疑い 早稲田大助教を再逮捕
2021.07.17 東京朝刊 
 「東京湾に沈める」などと教え子の女子大生らを脅迫したとして、目白署は暴力行為等処罰法違反の疑いで、早稲田大助教のa容疑者(39)=台東区池之端=を再逮捕した。調べに対し「黙秘します」などと供述している。

 逮捕容疑は5月7~11日、10代の女子大生と知人の20代男性に対し、電話や無料通信アプリ「LINE」で「俺の弟が暴力団とつるんでる」「弟に頼んで東京湾かオホーツク海に沈めると男に言っといて」などと脅迫したとしている。

 a容疑者は、都内の居酒屋でこの女子大生の胸を触ったなどとして強制わいせつ容疑で6月に逮捕されていた。

産経新聞社

ストーカー規制法違反の疑い /長崎県
2021.07.13 西部地方版/長崎 
 (相浦署発表) 11日、佐世保市日野町の溶接工a容疑者(34)をストーカー規制法違反の疑いで再逮捕。6月18~29日に同市の30代の女性につきまとったり、勤務先に押しかけたりした疑い。容疑を認めているという。女性の同僚への脅迫容疑で逮捕され、その捜査の過程で容疑が明らかになった。

朝日新聞社

中学生に性的暴行疑い、24歳逮捕 インスタで知り合い、脅迫か /東京都
2021.07.03 東京地方版/東京 
 警視庁は江戸川区西小岩3丁目の無職a容疑者(24)を強制性交等の疑いで逮捕し、2日発表した。

 西新井署によると、a容疑者は1月30日昼ごろ、足立区の公園の公衆トイレで女子中学生に性的暴行を加えた疑いがある。生徒とは昨年末にインスタグラム上で知り合い、中学校のOBを装って親しくなった。その後、「裸の写真を送らないと、他人の裸の写真をお前だと言ってネットに拡散する」と脅迫。写真を送らせ、「会えば最後にしてやる」と言って公園に呼び出したという。

 事件後には、生徒がインスタグラムで大淵容疑者のアカウントをブロックすると、生徒になりすました別のアカウントを作成。生徒の裸の写真を投稿したという。生徒が6月9日、署に相談して発覚した。

朝日新聞社

脅迫容疑の教頭を不起訴 /北海道
2021.06.29 北海道朝刊 
 元交際相手の女性を脅迫した疑いで愛知県警に逮捕された北海道立高校の教頭の男性(55)=北海道深川市=について、名古屋地検は不起訴処分にした。処分は25日付。地検は処分理由を明らかにしていない。

 男性は5月12~13日、愛知県内に住む女性が復縁に応じないことに激高し、電話やSNSで「リベンジポルノするぞ」などと伝え脅迫した疑いがあるとして、今月9日に逮捕された。

朝日新聞社

堀ちえみさんブログに誹謗中傷コメント159回 容疑で女を書類送検
2021.06.22 東京朝刊 
 タレントの堀ちえみさん(54)のブログに、堀さんを誹謗(ひぼう)中傷するコメントを100回以上書き込んだとして、警視庁人身安全関連事案総合対策本部と富坂署の共同捜査本部は21日、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、奈良市の無職の女(45)を書類送検した。女は「堀さんが大嫌いだった」と容疑を認めている。

 書類送検容疑は昨年10月~今年5月8日、堀さんのブログに計159回にわたり「不細工ですね」「永遠の眠りについてくださいね」などと誹謗中傷するコメントを書き込んだとしている。

 同本部によると、ブログに書き込まれたコメントは堀さんの夫が内容を精査し、承認したものだけが掲載されるようになっていたという。しかし、中傷のコメントが増えすぎて対応できなくなり、今年1月に富坂署へ相談。コメント投稿主のIDからメールアドレスを割り出した。

 女は「堀ちえみが私の書き込みを見て(患っていた)がんが再発し、死ねばいいと思った」などと話しているという。

 堀さんのブログへは過去にも中傷のコメントが書き込まれ、令和元年には北海道在住の女=当時(55)=が脅迫罪で書類送検されていた。

産経新聞社

川上未映子さんを脅迫、判決
2021.06.11 東京朝刊 
 芥川賞作家の川上未映子さん(44)をネット上の投稿などで脅迫や中傷したとして、東京地裁(金沢秀樹裁判長)は10日、東京都の女性に慰謝料など約320万円を支払うよう命じた。

 判決は、「レ(死)んでしまえと思っている。やるっきゃない、さ(刺)すしか」などとした女性の投稿について、「生命や身体に対する加害行為の意思を表示する」と指摘。この影響で川上さんが「対談イベントへの出演を取りやめた」とした。川上さんが盗作したように読める投稿については、盗作したと認める証拠はなく、盗作を信じる相当な事情もないと判断。「社会的評価を低下させた」とした。

朝日新聞社

都医師会長殺害予告、容疑で前橋の男逮捕 「我慢強いた」
2021.05.29 東京朝刊 
 新型コロナウイルス対策に取り組む都医師会の尾崎治夫会長の殺害を予告する手紙を送ったとして、警視庁捜査1課は28日、脅迫の疑いで前橋市山王町、無職、a容疑者(45)を逮捕した。捜査1課によると「国民に対し、脅迫めいた口調で我慢を強いたことに腹が立った」と供述している。

 2月ごろから脅迫文計10通を郵送したとみられる。「尾崎会長の他にも同様の手紙を送った」と話しているといい、捜査1課が調べている。

 逮捕容疑は12日、尾崎会長の名前を挙げて「コロナ問題から手を引かなければ必ず殺害する」などと書かれた紙と果物ナイフを入れた封筒を前橋市内の郵便局から都医師会館に送ったとしている。

 郵便局の防犯カメラの映像などからa容疑者が浮上した。

産経新聞社

企業を脅迫容疑、大学准教授逮捕 何度も電話かける /大阪府
2021.05.25 大阪地方版/大阪 
 高石市内の企業に何度も脅迫の電話をかけたとして、府警は24日、四天王寺大(羽曳野市)准教授のa容疑者(48)=高石市=を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 高石署によると、a容疑者は4月下旬~5月上旬、企業に複数回電話をかけ、40代の男性役員らに「死ね」などと脅した疑いがある。

 a容疑者は昨年11月、高石市内の飲食店で、居合わせた役員が電話のためにマスクを外したなどとして口論となったという。

 四天王寺大総務課によると、a容疑者は人文社会学部国際キャリア学科の准教授で、国際政治学や安全保障論が専門。

朝日新聞社

交際女性を脅迫容疑、会社役員逮捕 /奈良県
2021.05.12 大阪地方版/奈良 
 交際女性に性的な写真を送りつけ脅迫したなどとして郡山署は11日、大阪市鶴見区諸口6丁目の広告会社役員a容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。「脅すつもりはなかった。恋愛上の駆け引きだった」と話しているという。

 署によると、a容疑者は昨年12月、別れ話を切り出した大和郡山市の30代女性に「殺す」などとメールを送り、今年3月には女性の性的な写真を印刷して作製したチラシの画像をスマートフォンで送り、「チラシをばらまくぞ」などと脅迫した疑いがある。

朝日新聞社

芸大教授を脅迫疑い 46歳ギタリスト逮捕 在学時トラブルか
2021.04.24 東京朝刊 
 東京芸術大の40代男性教授を中傷する内容の文書をばらまくと脅したとして、千住署は脅迫の疑いで、荒川区東尾久、ギタリスト、a容疑者(46)を逮捕した。a容疑者は同大大学院の修了生で、在学時に准教授だった男性から指導を受けていた。

 署によると、a容疑者は「芸大のことに関しては話しません」と黙秘している。男性教授は数年前から同様の脅迫を複数回受けており、署に相談していた。署はa容疑者の在学時に何らかのトラブルがあったとみて調べている。

 逮捕容疑は平成31年2月、足立区にある同大の千住キャンパスで勤務していた男性教授宛てに「盗撮で逮捕されたことをばらす」などと嘘の内容の文書を郵送し、脅したとしている。

産経新聞社

母、投稿者特定へ提訴 山梨・女児不明、ネットに中傷「親が怪しい」
2021.04.15 東京朝刊 
 「親が怪しい」――。2019年に山梨県のキャンプ場で行方不明になった次女を捜すため、インターネットで情報提供を求める母親に、そんな誹謗(ひぼう)中傷が続く。「娘が帰ってきたときのためにも中傷をとめたい」。母親は先月、投稿者を特定するための訴訟を東京地裁に起こした。(新屋絵理)

 小学1年で7歳だった小倉美咲さんは19年9月、母親のとも子さん(38)ら家族や友人計27人で山梨県道志村のキャンプ場を訪れた。テントを離れて遊びに行った友達を追いかけようと、スキップしていく姿を見たのが最後だった。

 捜索は約2週間で打ち切られたが、とも子さんは週に3、4回ビラ配りをし、インスタグラムなどSNSで情報を呼びかけてきた。「見つかりますように」と励ましのコメントもあった。

 だが、とも子さんが事件を起こしたような言葉がネット上で目立つようになった。「殺したのは母」「居場所を知っているのでは」。記者の前で涙を見せた場面が報じられると「うそ泣き」と言われた。とも子さんを疑うコメントをした男女が自宅近くで遊ぶ長女(11)に話しかけ、様子をSNSに投稿したこともあった。外に出るのが怖くなった。

 「今のままではもうすぐネットを使い始める長女も、今後戻ってきた美咲も傷つく」。娘たちを守るため、投稿者情報の開示を求める訴えを3月29日に起こした。投稿者が特定できれば、損害賠償を請求する予定だ。代理人の小沢一仁弁護士は「ただでさえ憔悴(しょうすい)している人への中傷は理解しがたい。救済されなければならない」と憤る。

 ■「娘を捜すため」SNS続ける

 とも子さんへの中傷をめぐっては、これまでに2人の男が逮捕された。とも子さんに「お前が犯人だろ。殺すぞ」とメッセージを送った男は脅迫罪で有罪になり、別の男は名誉毀損(きそん)罪で公判中だ。とも子さんは「生きてきて言われたことがない言葉ばかり。心が苦しい」と訴える。

 ただ、インターネットは美咲さんを捜すための大事なツールだとも思う。「娘が誰かに助けを求めたときのために、みなさんに覚えておいてほしい」。だから今も、SNSで「似ている子を見かけたら情報を」と投稿している。

 とも子さんが経営するペットのトリミングサロンの電話番号をネットに載せているのも、美咲さんのためだ。番号を覚えていなくても、携帯の音声検索で店名を吹き込むなどすれば番号がわかるかもしれない。無言電話の被害はあるが、「娘が見つかる手段を打ちきりたくないんです」。

 とも子さんと美咲さんは当時、自宅では一つの布団で寝ていた。その日々がいつか戻ると信じている。「美咲が帰ってきたら、ぎゅっと抱きしめたい」

     ◇

 山梨県警は事件と事故の両面で調べている。

 ■相談増加、年5千件超

 ネットの誹謗中傷などをめぐる相談は増加傾向だ。

 総務省の「違法・有害情報相談センター」に2010年度に寄せられた相談は約1300件だったが、15年度に約4倍に増え、その後も5千件以上で推移している。

 19年に茨城県で起きたあおり運転事件では、容疑者の車に同乗した「ガラケー女」と間違われた女性が中傷され、昨年はフジテレビの番組「テラスハウス」に出演したプロレスラーの木村花さん(当時22)が匿名の中傷に悩み命を絶った。

 こうした状況を受け政府は2月、中傷した発信者の情報開示手続きを簡易化するプロバイダー責任制限法の改正案を閣議決定。今国会で審議中だ。現行法は被害者がプロバイダーらに開示請求訴訟を起こす必要があるが、改正案では、被害者の申し立てを受けた裁判所が必要と認めればプロバイダーらに開示を命じる。

女性脅迫 教諭を停職 府教委 浴場で痴漢 男性講師も=大阪
2021.03.27 大阪朝刊 

 府教育委員会は26日、女性を脅迫した府立支援学校の男性教諭(33)と、痴漢行為をした別の府立支援学校の男性講師(58)をそれぞれ停職6か月の懲戒処分にした。教諭は同日付で、依願退職した。

 発表によると、教諭は昨年12月、女性にLINE(ライン)で「殺意しかわかんかったわ」とメッセージを送信。脅迫容疑で逮捕、略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けるなどした。講師は今年1月、公衆浴場で男性の下半身を触り、府迷惑防止条例違反(痴漢)で現行犯逮捕。略式起訴後、罰金30万円の略式命令を受けたという。

裸の画像などを送り脅した疑い /佐賀県
2021.03.26 西部地方版/佐賀 

 (県警人身安全・少年課発表) 25日、佐賀市内に住む県立高校2年の男子生徒(17)を脅迫容疑で逮捕。24日午後5時45分ごろから50分ごろまでの間、県内に住む18歳未満の知人女性のスマートフォンに、裸の上半身の画像と、「しゃーないからまく」などのメッセージを送り、脅した疑いがある。

脅迫メールでも送信者情報保護 通信の秘密重視 最高裁
2021.03.20 朝刊 

 脅迫的な内容のメールを受信した会社が、賠償請求のため送信者の情報が必要だとして、NTTドコモに記録提示を求めた裁判手続きで、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は「通信の秘密は保護の必要性が高く、メールの内容にかかわらず提示義務を負わない」として、却下する決定をした。18日付。

 インターネット上の人権侵害救済には、プロバイダー責任制限法に基づく情報開示請求の手続きがあるが「不特定への通信」が対象で、1対1のメールでは請求できない。このため会社側はドコモに対し、提訴前の証拠保全として接続記録の提示を申し立てていた。

 第1小法廷は、電気通信事業法が表現の自由の保障と、プライバシー保護のために通信の秘密を定めていることから「事業者は、職務上知り得た事実について民事訴訟での証言を拒める」と指摘した。

 その上で「利用者は秘密が保護されていると信頼しており、保護の必要性は高い」とし、送信者の情報は秘匿するべきだと判断した。

市職員を脅した疑い=鹿児島
2021.03.18 西部朝刊 
 阿久根署は17日、阿久根市脇本の無職、m容疑者(79)を暴力行為等処罰法違反容疑で現行犯逮捕した。発表によると、m容疑者は同日午後3時10分頃、同市役所の庁舎内で市職員の男性(30歳代)に包丁を突きつけ、「おまえの命をくれ」などと言って脅迫した疑い。男性にけがはなかった。男性は過去にm容疑者に応対することがあったといい、m容疑者は「気にくわなかった」と話しているという。

カンニング竹山さん脅迫疑い45歳男逮捕
2021.03.18 大阪朝刊 
 お笑い芸人のカンニング竹山さん(49)を脅迫したとして、警視庁四谷署は17日、暴力行為法違反(集団的脅迫)の疑いで、熊本県山鹿市上吉田、会社員、k容疑者(45)を逮捕した。逮捕容疑は昨年8月18日、東京都新宿区にある所属事務所の関連会社に電話をかけ、竹山さんが動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した動画に関し「キャンプが好きな人をばかにしている動画を消さないと殺しに行くぞ」「俺は右翼のもんじゃ」と脅したとしている。

「闇バイト」応募 書類送検 3人 女性襲うため集合容疑=愛知・続報注意
2021.03.13 中部朝刊 
 名古屋市の男がインターネット上で知人女性を襲わせる「闇バイト」を募集したとされる事件で、県警が書き込みに応じて集まった愛知、岐阜、兵庫県の30~40歳代の男3人を暴力行為等処罰法違反の疑いで名古屋地検に書類送検したことがわかった。送検は3月1日。

 捜査関係者によると、3人は昨年7月29日、ネット掲示板の投稿に応じ、同市名東区の店員女性(30)を連れ去って暴行する目的で、女性宅近くの公園に車で集まった疑い。投稿は女性の知人で、同市守山区四軒家、無職t容疑者(35)(脅迫容疑などで逮捕)に依頼された別の男が書き込んでいた。

 3人に面識はなく、出張帰りに現場へ向かった男もいた。事件前にSNSで性的暴行をほのめかすメッセージを受け取っていた女性が、県外ナンバーの不審な車に気づいて通報し、未遂に終わった。任意の調べに全員が容疑を認め、「性的暴行ができると期待した」などと話したという。

 昨年7月以降、女性の周辺に不審者が近づく事案が約10件発生し、ロープを所持していた京都府の20歳代の男が強盗予備容疑で逮捕されるなどしていた。県警はt容疑者が交際を断られた腹いせに、女性を襲わせる「闇バイト」を募っていたとみて調べている。

 [続報]

 2021年3月27日付中部朝刊25面

 =男性3人を不起訴=愛知

 名古屋市守山区、無職t被告(35)(脅迫罪で起訴)がインターネット上で知人女性を襲わせる「闇バイト」を募集したとされる事件で、名古屋地検は26日、書き込みに応じて集まったとして暴力行為等処罰法違反容疑で書類送検された愛知、岐阜、兵庫県の男性3人(30~40歳代)を不起訴とした。理由は明らかにしていない。一方、t被告については、この女性につきまとい、脅迫したとして、ストーカー規制法違反と脅迫罪で名古屋地裁に追起訴した。

 動画で脅迫した疑い
2021.03.12 朝刊  浜松市民版 
 【静岡県】浜松中央署は11日、脅迫の疑いで、浜松市中区西浅田1、無職m容疑者(33)を再逮捕した。

 逮捕容疑では、1月29日にインターネット上の動画配信サービスを利用して同市中区の男性会社員(44)ら4人に「殺す」などと脅迫したとされる。

 署によると、男性らは食事の様子を動画で公開していたところ、視聴していたm容疑者が別の動画で「4人のいるところに乗り込む」などの発言を繰り返したという。2月28日に知人男性の財布を盗んだとして逮捕されている。

年金事務所にナイフなど送る 容疑の男逮捕=岡山
2021.03.07 大阪朝刊 
 日本年金機構岡山東年金事務所(岡山市中区)にナイフなどを送りつけたとして、岡山中央署は6日、瀬戸内市邑久町北島、アルバイトs容疑者(29)を威力業務妨害容疑で逮捕した。

 発表では、s容疑者は1日頃、「事務所に爆弾を仕掛けた」「8日に事務所にいき、客もまとめて殺す」などと記した脅迫文と、果物ナイフや折りたたみナイフが入った封筒を3通郵送した疑い。容疑を認めているという。

 2日に同事務所へ封筒が届いたことから、同署が捜査していた。

脅迫容疑 会社役員を逮捕 高知南署 電話で40代男性に=高知
2021.03.06 大阪朝刊 
 男性を電話で脅したとして高知南署は5日、徳島市明神町、水産会社役員n容疑者(46)を脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、n容疑者は2月22日午前0時10分頃、土佐市内のシラスウナギ集荷場にいた高知市内の40歳代男性に電話し、「殺すぞ」と脅した疑い。調べに対し「そんなことは言っていない」と否認している。

 同署はシラスウナギの漁場を巡るトラブルの可能性もあるとみて調べる。

シラス仲買人脅迫疑い会社役員逮捕 高知南署
2021.03.06 朝刊 
 高知南署は5日、脅迫容疑で、徳島市内の水産会社役員、A容疑者(46)を逮捕した。「そのようなことは言っていない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、2月22日午前0時10分ごろ、土佐市内のシラスウナギ集荷場で仲買人の仕事をしていた知人の40代男性会社員=高知市=に電話をかけ、「殺すぞ」などと怒鳴って脅した疑い。

 同署によると、同容疑者と男性は以前に同じ会社で働いていたことがあるという。同署は漁場をめぐるトラブルが原因とみている。

リベンジポルノ1570件 昨年1年間、過去最多
2021.03.04 東京夕刊 
 元交際相手や知人の裸の画像・動画などを無許可でネット上などに出す「リベンジポルノ」について、警察への相談などが昨年1年間で1570件あり、前年より91件(6・2%)増加した。リベンジポルノ被害防止法が施行された2014年以降で最多。警察庁が4日発表した。

 被害者の性別では、女性が1427件で全体の約9割、男性は前年より5割近く増えて142件だった。年代別では20代が660人と最多で、20歳未満429人、30代247人と続いた。

 相談内容(重複あり)は、「画像を公表すると脅された」567件、「画像を所持されている、撮影された」559件、「画像を公表された」286件、「画像を送りつけられた」254件など。被害者と加害者との関係では、交際相手・元交際相手54%、ネット上だけの知人友人16・4%、それ以外の知人友人13・2%だった。

 摘発した事件はのべ245件(前年比16件減)。罪種別では、リベンジポルノ被害防止法違反47件、脅迫43件、児童買春・児童ポルノ禁止法違反34件、強要27件などだった。

 ストーカー規制法違反などの疑い
2021.03.03 朝刊  岐阜版 
 【岐阜県】高山署と県警人身安全対策室は2日、脅迫とストーカー規制法違反の疑いで、下呂市萩原町、会社員m容疑者(56)を逮捕した。

 逮捕容疑では2月24日、県内在住の女性(39)を待ち伏せて「秘密をばらす」などと脅迫し、25日午後1時半ごろ、女性宅に押し掛けるなどのストーカー行為をしたとされる。

 署は認否を明らかにしていない。女性が署に相談した。松森容疑者は以前、同じ女性へのストーカー行為で、県警から警告を受けていた。

 恐喝の疑い
2021.03.02 朝刊 

 【愛知県】東海署は1日、恐喝の疑いで、春日井市長塚町1、無職h容疑者(46)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月19日午前2時半~3時45分ごろ、東海市内の会社員男性(26)に対して、男性宅駐車場の乗用車内で、「俺は納得していない。おまえが現れたことで俺たちの関係は全部壊れた」「俺と同じ苦しみを味わってほしい。お金を取られるのが一番苦しいだろう」と脅迫し、同日午前4時ごろ、2万8000円を脅し取ったとされる。

 署によると、「お金を受け取ったが、脅したつもりはない」と容疑を否認している。女性を巡るトラブルがあったとみられるという。

文書で脅迫被告、起訴内容認める さぬき市教委も被害 /香川県
2021.02.26 大阪地方版/香川 
 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校の児童の遺族3人に文書で殺害を予告したなどとして、脅迫と威力業務妨害の罪に問われた高知県香南市、無職t被告(43)の初公判が25日、仙台地裁(江口和伸裁判長)であった。t被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役2年6カ月を求刑し、即日結審した。判決は3月11日。

 起訴状などによると、t被告は2019年9月から20年6月にかけて、脅迫目的で大川小津波訴訟の原告の遺族3人に「殺人予告。刃物で刺し殺すか、拉致して仙台港に投げ落とすか」などと記載した書面を報道機関経由で送ったほか、小学校講師として以前、勤めていたさぬき市の教育委員会に「あんたら10人は○ぬで。」などと書いた書面を郵送し、警察に通報するなどの対応で業務に支障を生じさせたなどとされる。

 被告人質問でt被告は、「やるべきことをやった人(教員)が責められているのが許せないと感じた」と話した。

飲食店脅迫容疑 組長ら2人逮捕=東京
2021.02.25 東京朝刊 
 警視庁は24日、韓国籍で住吉会系暴力団組長、t(60)(新宿区新宿)と同組幹部、y(51)(同区歌舞伎町)両容疑者を暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑などで逮捕したと発表した。逮捕は23日。

 発表によると、2人は昨年11~12月、新宿区の飲食店の店長らに、「俺はヤクザだ。こんな店潰すぞ」と言って脅すなどした疑い。ともに「脅していない」などと容疑を否認している。

 t容疑者が客として店を訪れ、料金システムを巡って因縁をつけたという。

脅迫・威力業務妨害:松本人志さんの殺害を予告容疑 投稿の25歳逮捕
2021.02.24 東京朝刊
 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(57)への殺害予告をインターネット掲示板に書き込んだなどとして、警視庁新宿署は23日、東京都三鷹市井の頭2、システムエンジニア、s容疑者(25)を脅迫と威力業務妨害容疑で再逮捕した。逮捕容疑は1月30日、ネット掲示板に松本さんと家族を名指しして「執拗(しつよう)にナイフで滅多刺しにして殺します」と書き込んだとしている。

 同署によると容疑を認め、「昨年12月ごろから100件以上、爆破予告や殺害予告を書き込んだ」と供述している。s容疑者はお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さん(49)と矢作兼さん(49)への殺害予告をネット掲示板に書き込んだとして、今月3日に逮捕されていた。

 ネット掲示板を通じ連れ去りなど指示か 名東、脅迫容疑の男
2021.02.18 朝刊 
 【愛知県】名東署が十六日に知人女性(30)への脅迫の疑いで会社員の男を逮捕した事件で、男がインターネットの掲示板を通じて、この女性宅への強盗や連れ去りを「闇バイト」として請け負う男たちを募り、指示していたとして、同署は他の事件との関連を調べている。

 逮捕されたのは、守山区の会社員t容疑者(35)。逮捕容疑では、昨年七月十六~十七日に会員制交流サイト(SNS)を通じて名東区の知人女性に「絶対レイプして世に晒(さら)し出してやるからな」などと送ったとされる。容疑を認めており、十七日送検された。

 昨年七~八月、不審な男が女性宅の周辺をうろついたり、呼び鈴を鳴らしたりする事案が十件発生していた。

 そのうち、署は昨年十二月八日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、県内の三十代男を逮捕。男はネットの掲示板で「女を指定の場所へ連れてくる仕事。報酬二百万円」という旨の書き込みを見つけ、投稿した男に連絡。指示を受け、ネットの掲示板で募った男三人と七月二十九日に女性宅周辺にいたところ、女性が署に通報した。

 昨年七月三十一日には、強盗予備の疑いで、京都府の二十代男を逮捕。男もネットの掲示板で「高額報酬を出す」との書き込みを見つけ、投稿者に連絡。強盗をするため女性宅付近で待つよう言われ、ロープを用意し車中で待っていたが、署員に見つかった。

 両容疑者とも容疑を認めており、うち一人は「借金があり、気軽に金もうけできるバイトを探していた」と供述している。事件に関わった五人とt容疑者との間に面識はなかった。

知人女性脅迫容疑で逮捕 「闇バイト」で強盗募集か=愛知
2021.02.17 中部朝刊 
 県警は16日、名古屋市守山区四軒家、建築設備会社員t容疑者(35)を脅迫の疑いで逮捕した。警察はt容疑者がインターネット掲示板で知人女性方への強盗などを「闇バイト」として募集するなど、複数の余罪があるとみて調べている。

 発表によると、t容疑者は昨年7月16~17日、名東区の店員女性(30)に対し、SNSで性的暴行などをほのめかすような内容を複数回送信した疑い。通信会社への照会などからt容疑者を特定した。女性は知人で、容疑を認めている。

 名東署によると、昨年7月以降、女性方などを不審者が訪れたとみられる事案が約10件発生。うち2件で容疑者を特定し、京都府の20歳代の男を昨年7月に強盗予備容疑で、愛知県の30歳代の男を同12月に暴力行為等処罰法違反の疑いでそれぞれ逮捕した。両容疑者はネット掲示板で強盗や女性の連れ去りを依頼する書き込みに応募したと供述しており、県警はt容疑者が関係したとみて、捜査を進める。

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大津市に脅迫メール 容疑の42歳女を逮捕 大津署=滋賀
2021.02.16 大阪朝刊 
 大津市に脅迫メールを送って業務を妨害したとして、大津署は15日、同市日吉台、無職o容疑者(42)を威力業務妨害容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、o容疑者は11日午後9時45分頃と翌12日午前7時35分頃、市のホームページのメールフォームに「下阪本支所の使用を取りやめないと利用者に危害を加える」などと書き込み、市下阪本市民センターを12日の1日間、閉鎖させるなどした疑い。

 娘を脅迫した疑い
2021.02.13 朝刊  浜松市民版 
 【静岡県】浜松中央署は12日、脅迫の疑いで、県西部の会社員の男(48)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月下旬~2月上旬、同居する10代の娘に対し、道連れに心中するという旨のメールを数回にわたり携帯電話に送信したとされる。

 署によると11日、怖くなった娘の行方が分からなくなった。男が浜松中央署に行方不明届を出し、被害が発覚した。同日に娘は見つかった。

車内に監禁し恐喝した疑い
2021.02.10 朝刊 長野総合版 
 【長野県】県警捜査1課と岡谷署は8日、監禁と恐喝の疑いで、岡谷市湊、会社員m容疑者(20)を逮捕した。署は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑では、1月31日夜、岡谷市の20代男性を車に乗せて監禁し、車内で「財布持っているか」などと脅迫し、9000円を脅し取ったとされる。

 署によると、2人に面識はないが、何らかのトラブルがあったとみられる。

脅迫容疑で逮捕 /福島県
2021.02.08 東京地方版/福島  福島全県 
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 南会津署は6日、下郷町湯野上、会社員s疑者(37)を脅迫の疑いで逮捕したと発表した。署によると、s容疑者は1日、南会津郡内の知人女性に携帯電話で「いつか必ず殺す」などのメッセージを送った疑いがある。

みかじめ料恐喝 容疑の男逮捕=岡山
2021.02.08 大阪朝刊 
 水島署は7日、倉敷市中畝、職業不詳k容疑者(38)を恐喝容疑で逮捕した。同署は認否を明らかにしていない。

 発表によると、k容疑者は2018年11月に市内のマッサージ店を訪れて、「他の店もみんな3万円払っとる。払わんかったら、すぐに店をたたむことになるで」と女性経営者を脅迫。20年10月までに5回にわたり、みかじめ料として計15万円を脅し取った疑い。

SNSで中傷の疑い=熊本
2021.02.07 西部朝刊 
 県警は6日、松山市御幸2、無職y容疑者(25)をストーカー規制法違反、脅迫などの疑いで逮捕した。発表では、2019年11月~21年1月、SNSで元交際相手の女性(20歳代)を中傷したほか、名誉毀損(きそん)や、「殺す」と脅す投稿を繰り返した疑い。投稿したことは認めているという。

風俗スカウトに暴行、脅迫の疑い グループ幹部を逮捕=東京
2021.02.03 東京朝刊 
 風俗店などで働く女性を勧誘するスカウトグループのメンバーに暴行したなどとして、警視庁は2日、グループ幹部で職業不詳、s容疑者(29)(中央区勝どき)を暴行と脅迫容疑で逮捕した。

 発表によると、s容疑者は昨年9月3日夜、新宿区百人町の公園内などで、当時グループの一員だった男性(28)の頭を殴り、「罰金を払わないなら殺す」と脅した疑い。調べに対し、黙秘している。

 このスカウトグループは昨年6月、新宿区歌舞伎町で暴力団を相手に集団暴行事件を起こしており、警視庁が動向を警戒している。

 ナイフで脅迫した疑い
2021.02.02 朝刊 
 【静岡県】湖西署は1日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、湖西市鷲津、無職s容疑者(60)を逮捕した。

 逮捕容疑では、1月31日午後1時半ごろ、同じ集合住宅に住むペルー国籍の女性をナイフで脅迫したとされる。

 署によると、容疑を認めている。s容疑者と女性との間に騒音トラブルがあったという。

脅迫メール送信 容疑の35歳逮捕=鳥取
2021.01.28 大阪朝刊 
 米子署は27日、米子市淀江町小波、無職u容疑者(35)を脅迫の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 発表によると、u容疑者は昨年7月19~23日の間、同市の会社役員男性(47)に対し、「息の根止めるから覚悟しとけよ」などと記したメールを計11通送信して、脅した疑い。

 u容疑者は、男性が経営する会社でアルバイトをしていたことがあり、メールは第三者の男性を装って送信していたという。

「コロナばらまく」 脅迫疑い 61歳逮捕=栃木
2021.01.28 東京朝刊 
 足利署は27日、足利市巴町、パート従業員u容疑者(61)を脅迫の疑いで逮捕した。

 発表によると、u容疑者は昨年12月8日午後、「殺すぞ。コロナをばらまいてやる。爆弾を仕掛けます」などと記載されたはがきを同市内のスナックに郵送し、脅迫した疑い。容疑を認めているという。

医師の倉持さんの病院にカッター刃 新型コロナウイルス
2021.01.22 朝刊 
 テレビ番組などで新型コロナウイルスについて情報発信している医師の倉持仁さん(48)が院長を務める「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市)にカッターの刃が郵送されていたことが21日、倉持さんへの取材で分かった。倉持さんから相談を受け栃木県警は脅迫の疑いを視野に捜査している。

 倉持さんによると、郵送は14日で、封筒にカッターの刃1本が入っていた。文書は同封されていなかった。17日には「コロナが拡大したのはインターパーク内科がTVに出たため」などと書かれた紙が複数、駐車場のポールに貼られているのが見つかったという。

新型コロナ:新型コロナ 情報発信の医師を脅迫 封筒にカッターの刃 宇都宮南署捜査 /栃木
2021.01.20 地方版/栃木 
 新型コロナウイルスに関する情報をテレビやツイッターなどで発信しているインターパーク倉持呼吸器内科(宇都宮市中島町)院長の倉持仁医師(48)に、カッターの刃を送りつけるなどの嫌がらせが起きている。相談を受けた宇都宮南署が脅迫容疑も視野に捜査している。

 倉持医師によると、カッターの刃は14日、同院に茶封筒で送りつけられた。封筒には刃だけが入っており、文章などは同封されていなかった。

 昨年12月末には嫌がらせのはがきが匿名で届き、それ以前にも「勝手なことを言うな」という趣旨のメールが送りつけられた。今月17日には、同院の駐車場に「コロナが拡大したのは、インターパーク内科がTVに出たため。責任とって下さい」などと書かれた張り紙がされた。名称が類似する近隣の医院にも同様の紙が張られたという。

 倉持医師は「鬱憤を晴らすようなことをしても何も解決しない。我々は新型コロナに対して必要な医療行為をしているだけで、医療に全力を尽くすことが仕事。建設的な方向でエネルギーを使っていただければ」と話した。【玉井滉大】

タワマン強盗指示役か 警視庁 容疑で22歳男逮捕
2021.01.20 朝刊 
 東京都目黒区のタワーマンションの女優里美ゆりあさん宅で昨年10月、現金約600万円が奪われた事件で、警視庁少年事件課は19日、強盗致傷などの疑いで千葉県成田市玉造3の8の2、職業不詳i容疑者(22)を逮捕した。

 警視庁は昨年10月に強盗などの疑いで17~19歳の少年3人を逮捕し、i容疑者を指示役とみている。「俺は関係ない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は少年3人と共謀し、昨年10月26日、目黒区のマンション一室で、里美さんを脅迫して現金を奪い、打撲など約2週間のけがを負わせた疑い。

 恐喝の疑い
2021.01.20 朝刊 
 【三重県】四日市北署は18日、恐喝の疑いで、桑名市和泉の会社員m(40)と木曽岬町の配管作業員k(34)の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、両容疑者は昨年10月18日午後8時~19日午前1時半、四日市市の男性会社員(42)に同市内や菰野町内で暴行を加え「15万円払え」「家に乗り込むぞ」などと脅迫し、昨年11~12月にかけてk容疑者方などで計9万5000円を脅し取ったとされる。

 署によると、金の貸し借りを巡ってトラブルになっていた。両容疑者は「暴行して現金をもらったのは間違いないが、脅していない」と一部否認している。

コロナ情報発信に“脅迫”/医師にカッター、中傷/宇都宮南署捜査へ
2021.01.19 朝刊 
 新型コロナウイルス対策についてメディアなどで積極的に情報発信している倉持仁(くらもちじん)医師(48)が院長を務める「インターパーク倉持呼吸器内科」(宇都宮市中島町)にカッターの刃が送りつけられていたことが18日までに、倉持医師などへの取材で分かった。相談を受けた宇都宮南署は、脅迫の疑いも視野に捜査している。

 倉持医師によると、14日にカッターの刃1本が封筒に入って同院に郵送されてきた。封筒には日本医師会の関係者をかたった差出人の名前が記されていたという。

 さらに17日朝には、同院の駐車場に設置された複数のポールに「コロナが拡大したのは、インターパーク内科がTVに出たため」などと中傷する紙が貼られているのが見つかった。

 同院と類似する名称の医療機関にも同様の張り紙がされていたという。

 倉持医師は「以前から嫌がらせのはがきが来たり、ツイッターに匿名で好き放題書き込まれたりすることはあったが、今回は非常に悪質。新型コロナに一生懸命対応している職員の身の安全が一番心配」と憤る。

 「新型コロナでは誰が、何が、どの情報が正しいのか分からない中で、誤った言説を信じてしまうという面もあるのではないか」と指摘した。

包丁で妻脅す 容疑の80歳逮捕  須崎署
2021.01.15 朝刊 
 【須崎】須崎署は14日、暴力行為法違反容疑で須崎市、A容疑者(80)を逮捕した。

 逮捕容疑は、12日午後0時半ごろ、同容疑者の自宅で70代の妻に向けて包丁(刃渡り16・5センチ)を示し、「お前を殺しておれも死ぬ」などと脅迫した疑い。

 同署によると、同容疑者は食事の準備をしていた妻との会話中に、ささいなことから一方的に腹を立てたという。

 脅迫の疑い
2021.01.07 朝刊 
 【愛知県】北署は5日、脅迫の疑いで北区志賀町5、無職i容疑者(49)を逮捕した。

 逮捕容疑では、4日夕方、兵庫県多可町の介護施設職員の女性(41)に電話で「おまえらみんな殺してやる」などと脅したとされる。

 署によると、i容疑者は「言いたくない」と認否を保留。女性とは同じ宝石愛好家のグループで、電話でほかのメンバーに危害を加えることもほのめかしていた。署はグループ内の人間関係でトラブルがあったとみている。